第45話 お仕置きのその後

 魔界時間19:00 首都エアフォート成層圏


『翻訳フィールド展開継続中』


 プテラ:最高時速は更新出来なかったが、なかなか爽快だったぜ♪


 プテラに念話で語りかけるネネとユリカ


 ネネ:お〜い。


 ユリカ:た〜すけちくれ〜。


 プテラ:何だ?どっから聞こえんだ?


 ネネ:アンタの足に縛ってるロープの先だよ〜。


 プテラ:あ?ロープの先だぁ?何処だよ?


 ユリカ:アンタ巨獣でしょ、身体のサイズ自在に変えられるんだからせめて5m位まで小さくなって・・・


 身体を小さくするプテラ


 プテラ:これで良いか?  


 ユリカ:そして・・・


 ネネ&ユリカ:み〜さ〜げてごらん〜♫


 言われるままに下を見るプテラ


 プテラ:おわっ!居た!そんなトコで縛られて何してんだよ・・・新手のプレイか?

 

 ユリカ:んなわけないでしょ!


 ネネ:てか、ロープを足に縛って飛んでって言われた時点で疑問に思えっての。


 プテラ:まさか人が縛られてるとは思わねぇだろうがよ。


 ユリカ:言うだけ無駄だよネネちん。コイツからしたらロープの先に砂粒付けて飛んでる様なものだから気付けって方が無理ってもんだからさ。


 ネネ:それもそう・・・


 プテラの頭に乗ったミルフィーに気付くネネ


 ネネ:あーーーっ!いつぞやの脱糞ベイビー‼︎


 プテラ:は?お前何言ってるんだ?


 ユリカ:アンタの頭の上。

 

 プテラ:あ?頭だあ?


 ユリカ:このロープ解いて。


 プテラ:ったく、しゃーねーなー。


 くちばしで器用にロープを切る


 ユリカ:あんがと、ホレ。


 手鏡を頭に向けてミルフィーを映す


 プテラ:うおっ!この赤ん坊いつの前に⁉︎


 ミルフィー:年頃のレディーつかまえて脱糞ベイビーとは失礼ですね。


 ネネ:実際そうだったじゃん。それよりアンタまた空間転移して来たの?


 ミルフィー:いいえ、今日は母さんと貴女に会いに来たんですよ♪


 ネネ:なぬ!アンタのお母様と⁉︎


 ユリカ:ミルフィーの母親が来てると聞いて目の色変えちゃって。


 ネネ:おい、プテ公!早く元居た場所に戻せ!  


 プテラ:だ・れ・がプテ公だテメーッ!  


 ネネ:何でも良いから戻せっての!  


 周囲の謎の気配を察知するネネとプテラ


 プテラ:断る!・・・っと言いたいところだが、どうやらそうした方が良さそうだな。


 ネネ:やっぱアンタも気付いた?


 プテラ:何処のどいつか知らねぇが、コソコソ隠れてねぇで出てきたらどうなんだ?


 プテラの周囲を包囲する黒服の天族


 ???:大人しくその赤ん坊のおしゃぶりを渡してもらおうか。


 プテラ:奴さん等、どうやらこの赤ん坊のおしゃぶりに用があるみたいだがどうする?


 ネネ:渡すわけないじゃん。そもそもこういう奴等は味方じゃないからね。


 プテラ:同感だ♪


 一旦50mの大きさになるプテラ


 プテラ:先ずは口ん中入りな!


 口の中に入る3人


 ネネ:いつでも良いよ!


 口を閉じて元のサイズに戻り念話で話すプテラ


 プテラ:そいじゃ、舌噛ねぇようしっかり口閉じてな!


 高速で急降下するプテラ


 プテラ:あばよ♪


 ???:クッ!なんて速さだ、追いつけん!















 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る