第43話 鉄壁守護者の佐倉

 ネネ:はい、またも主役がナレーターやっとります。今回はアタシがホーネット大統領のお姉様と濃密でキャッキャウフフな事になってる時にいなくなってたナレーターのお話だよ〜ん♪


 魔界時間13:00 旅サラサ収録現場


 ユリカ:ムフフッ、来ちゃった♡アオイ先輩どっこかな〜♪


 辺りを見渡して見つけるユリカ


 ユリカ:あっ!いた‼︎アオイせんぱ・・・


 アオイ駆け寄ろうとするも見えない壁に激突する


 ユリカ:おぶぅ!な・・・何故に?


 ずり落ちて倒れた先に仁王立ちして氷の様に冷たい眼差しで見下ろす砂緒


 砂緒:やはり来ましたね、アオイさんに群がる卑しいゴミ虫が。


 ユリカ:誰が虫だ・・・


 立ち上がろうとする瞬間重力魔法を使う砂緒


 ユリカ:ふぐぉ!あ、あにすん・・・だよ!


 砂緒:貴女は天界から来てからずっとストーカー行為をしてましたね?


 反論する間を与えずこれまでの隠しカメラの映像を見せる砂緒


 砂緒:否定しようとしても無駄です。ちゃんとこうして記録してるんですからね。


 ユリカ:なっ⁉︎防犯カメラの位置はちゃんと下調べした筈なのに!

 

 砂緒:貴女が下調べしていたのはとうにお見通しなんですよ。


 遠くから砂緒に声をかけるアオイ


 アオイ:佐倉さ〜ん、そこに誰か居るの?


 砂緒:いえ、誰かいた気がしたのですが気の所為でした!


 ユリカ:わ・・・私はただ・・・アオイ先輩に会いに・・・き、来ただけなの・・・に・・・


 砂緒:会いに?アオイさんの私物を盗みにの間違いでは?あわよくば食べかけのロケ弁を食べて関節キスなんてキモい事とかが本当の目的なんでしょう?あ?


 ユリカ:うっ!


 砂緒:これ以上ストーカー行為でアオイさんをけがすようなら潰すぞコラ。


 ユリカ:す、砂緒さん?だんだん人格変わってない?


 砂緒:アオイさんはね、芸能界では居るだけで神聖な存在なんだよ。それをテメェ等みたいなのがコソコソ小汚い事やるのがウゼ〜んだよ‼︎


 ユリカ:こんな状態の私が言うのもなんだけど、一旦落ち着こうか。てか、もしかして砂緒さん元ヤン? 


 アオイ:砂緒さ〜ん!私の喉飴知らな〜い?


 アオイの声を聞いて正気に戻る砂緒


 砂緒:今行きます!


 アオイのもとに走って行く砂緒


 ユリカ:こ、怖かった〜・・・あれ?ちょと、砂緒さ〜ん。行くなら重力魔法解いてから行ってほしかったな〜・・・誰か〜、助けて〜。


 重力魔法が解ける


 ユリカ:お?魔法が解けた?何で?

 

 ???:大変だったわね〜、由梨華ちゃん♪


 ユリカ:どこの何方か分かりませんが助かりま・・・マ、ママ⁉︎


 幸子:佐倉さんからお電話もらって来てみれば、な〜にやってるのかなぁ?


 ユリカ:ほぎゃーーーっ‼︎


 お仕置き回?へ続く・・・

 














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