第38話 それぞれの出国準備

 ユリカ:ヤッホー!ユリカだよ。次の国土争奪戦争対戦国である航空産業超大国スカイフォード連邦へ向かう準備を進めるネネちん達。かくいう私も着々と準備を進めてるよ〜ん♪


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 ユリカ:え?『それってロケするって事?聞いてないよ?』って?察しろよ。


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 ユリカ:何々?『そもそも企画会議ではロケの話一切出てないから経費出ないし自腹だよ?』ってマジっすか!


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 ユリカ:ほえ?『マジです』って?アンタ等鬼か。


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 ユリカ:『鬼族ですが何か?』って開き直りよった。


 魔界時間10:00 帝都グラビティオ


『宮殿内』


 ネネ:ソフィ姐さんの聞きたくない過去聞いたらおっかねぇっすわ。今まで雅姐さんのお仕置きの後の心のオアシスだったのに。


 ソフィ:元暗殺者だからって滅多に怒ったりはしませんよ♪


 ネネ:そういやさ、ユリカちゃん前回アタシの事スパイでもすんのって言ってたけどアンタも人の事言えないからね。


 ユリカ:私の何処が人の事言えないのさ!


 ネネ:知ってるぞ〜、読者しちょうしゃドン引き必至のストーカーグッズ満載だったよ〜。


 ユリカ:な、何で知ってん・・・あ。


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 ユリカ:『情報提供者は幸子さんです』って、うおーい!それマジな話⁉︎


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 ユリカ:『残念ながら事実です』ヤバイ、に、逃げな!


 ユリカの背後から凄まじい殺気を感じる


 幸子:ユ・リ・カちゃん、ちょ〜っとお話ししようか♡


 ユリカ:ほぎゃーーー!


 ※しばらくお待ちください


 ネネ:う〜わ〜。


 水晶を覗き込むソフィ


 ソフィ:・・・あ。


 ネネ:どしたの?


 ソフィ:ナレーターさんにスカイフォード連邦で更なる災が起こると出てます。


 ネネ:だってよ、ユリカちゃん。


 白目むいて真っ白になっているユリカ


 ネネ:聞いちゃいねぇ。


 ソフィ:魂も抜けかけてますね。


 メイド:陛下、当日のスカイフォード連邦次元国際空港ですが。


 メイドの背後へ瞬時に空間転移するネネ


 ネネ:宇宙の機内でキャッキャウフフな事したいって?


 雅の気配を感じて瞬時に離れるネネ


 ネネ:空港がどうしたの?


 メイド:次元嵐の影響で国際線到着ゲートの転移先に少々の誤差が出るかもしれないので注意が必要ですとの事です。


 ネネ:りょ〜か〜い♪


 ソフィ:機長にこの事伝えてまいります。


 ネネ:ほ〜い、ヨロシク〜♪


 女帝専用機に向かうソフィ


 ネネ:じゃ、荷物の最終チェックでもしとくか・・・お〜い、ユリカちゃ〜ん!生きてるか〜?


 ※返事がない


 ネネ:ただの屍のようだってか?


 ユリカ:勝手に殺すな!


 ネネ:うお!生きてた!






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