第25話目覚めるサマカンテ
ユリカ:春の植物を司る巨獣サクラダイトが無事休眠期に入ってぇ、入れ替わりに夏の植物を司る巨獣サマカンテ目覚めたよ。え?何で今更って?答えは簡単!国土争奪戦争まで尺が余ってるからだよ〜ん♪
魔界時間11:00 フラワーレイド共和国領 惑星アサガオ
ネネ:あんだってーー!アタシの国に男が入ったってー⁉︎
雅:仕方ありません。天界と魔界の親善レースは天界大帝様と魔界帝王様が天魔和平条約締結記念に始まった伝統的なもの。断る事なんて出来ませんわ。
ネネ:うぬぬ〜!・・・およ?
雅:どうされました?
ネネ:これ、バカでっけえスイカじゃね?
目を凝らして上を見る雅
雅:・・・・あ、本当ですね。スイカ柄の壁かと思いましたわ。
2人に話しかけるアルラウネ族
???:それは我が国の四季の植物を司る4体の巨獣の一体、夏を司るサマカンテです。
ネネ:うおーー!下半身がアサガオのアルラウネ族だ〜♪
リビア:申し遅れました。私、この星の知事を務めるリビア・サマールと申します。
ネネ:四季の植物を司る4体の巨獣ってユグドラシル種でしょ?これ、どう見てもスイカなんだけど。
突如地響きと共に超巨大スイカが動き出す
ネネ:おわわわ!揺れる、揺れてるよ〜!
超巨大ドラゴンに変形する
ネネ:これどう見たってドラゴンっしょ!ユリカちゃん紹介お願い!
ユリカ:え〜、ヤダ。
ネネ:そんな事言わずにさ〜・・・最近手に入れたアオイさんの激レア生写真あげるからさ♪
ユリカ:マ・ジ・で⁉︎うおっしゃー!ヤル気出てきたー!
ネネ:そいじゃ、紹介シクヨロ♪
ユリカ:サマカンテ、ユグドラシル科ユグドラシル目リーフドラゴン亜種。体長8900万㎢、体重50兆7000万トン。6尺ドラゴンを眷属に持ち彼等の育てる6尺大スイカは夏の絶品フルーツとして超有名だよ♪
ネネ:へぇ〜、じゃあそこいらに生えてるこのスイカが6尺大スイカかぁ。
ユリカ:更に補足すると、彼等は大のお祭り好きなんだって。てなわけで、音声さ〜ん!翻訳フィールド展開ヨロシク♪
サマカンテ:うおーーーー!祭りじゃーーー‼︎太鼓を鳴らせ!祭囃子を奏でよ!花火をあげろーーー‼︎
6尺ドラゴン達:わっしょーーーい!
ネネ:うお!テンションたっか!
サマカンテに話しかける雅
雅:サマカンテさ〜ん!この中で1番派手にあがるのはどのスイカですか〜?
ネネ:もしも〜し、雅さ〜ん?いきなり何言い出すのかなぁ?
ユリカ:あ、こりゃきたかな♪
サマカンテ:あ〜ん?そうだな・・・お!今年は良いのが育ってるじゃねぇか!10尺スイカがあるぜ〜♪
雅:それが良いですわね♪・・・陛下?
ネネ:ナ、ナンデショウ。
ユリカ:ネネちんやましい事あるといつもカタコトになるよね♪
雅:これ、な〜んだ♪
女性の下着を見せる雅、汗だくになるネネ
ネネ:そ、そそそ、それは!リビアお姉様の脱ぎたて下着!何で持ってる・・・あ。
リビア:は?
雅:リビアさんが巨獣の説明してる時に右手隠してましたわよね?
ネネ:ナ、ナンノコトカワッカンナ〜イ。
雅:その時着替えた後の脱ぎたて下着盗みましたね?空間を自在に操る陛下なら簡単にやってのけますわよね?
リビア:どうなのですか・・・・なぁ?
ネネ:リ、リビアお姉様?
触手で首を締め上げるリビア
リビア:さっさと吐けや。
ネネ:ア、アタシがやりました・・・ぐえ。
ユリカ:お仕置き決定〜♡
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ユリカ:んだよ〜、今良いトコなのに・・・え〜っとぉ『ユリカ、背後、背後!』って?
強烈な殺気を感じ怖気が走るユリカ、恐る恐る背後をみる
幸子:ハ〜イ♪ユリカちゃん。貴女も人の事言える立場かしら〜?
アオイの部屋に忍び込む様子を映した動画を見せる幸子
ユリカ:おっふぅ!それを何処で⁉︎
幸子:親切な方が撮ってテレビ局に投稿してくれたのよ〜♪
ユリカ:(誰か知らんが余計な事を)
幸子:それではスタッフさん、転送宜しくね♪
目で助けを求めるユリカ、更にカンペを出すAD
『許せ』
ユリカ:こんの、鬼ーーーー!
10尺スイカに縛られる2人
サマカンテ:う〜ん、今宵は良い月が出とる。花火をあげるにゃ、最高の夜じゃ♪野郎ども、打ち上げ準備じゃーー‼︎
6尺ドラゴン:大将、準備出来やした!
大きく四股を踏んだ瞬間10尺スイカが盛大に打ち上げられる
2人:ほぎゃーーーーーーーー‼︎
雅&幸子:た〜まや〜♡
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