永遠の女帝〜魔王少女物語外伝〜

第22話国土争奪戦争の戦場下見

　ユリカ:・・・・ねぇ、プロデューサーさん。コレ、ウチの実家にオンエアするのやめてくれる？心臓に悪いんだけど・・・

　カンペを出すプロデューサー

　ユリカ:え？『ごめん！通話越しに圧をかけられ恐怖のあまりオンエアした。誰だって命は惜しい』って？・・・痛いほど分かるけど。私も命は惜しいんだよ？

　更にカンペを出すプロデューサー

　ユリカ:何々？『魔界宇宙の平和のために生贄になってくれ』冗談じゃない！

　更にカンペを出すプロデューサー

　ユリカ:え？『その漢気にアオイも惚れるぞ』って？・・・やるぅ♡ママがナンボのモンじゃい！

　魔界時間12:00 フラワーレイド共和国領 国土争奪戦争戦場 惑星ガーデニア

　ユリカ:惑星ガーデニア、フラワーレイド共和国の国際的なイベントとかでよく使われるこの星は、国土争奪戦争の舞台でもあるんだよ。綺麗な花の咲き誇るこの大舞台で魔王対魔王のガチンコライブバトルがあると思うと盛り上がるよね〜♪

　ネネ:お〜！コイツぁスゲー！こんなトコで歌うとテンションあがるわ〜♪

　雅:ラフレイド大統領はバラード系の歌が得意らしいですわ。

　ネネ:ほへ〜、あの女性（ひと）イメージ的にラブソング系が似合いそうだけどね〜。

　雅:陛下はロック系ですもんね。

　ネネ:イエ〜イ、ロッケンロール♪

　ユリカ:国土争奪戦争のオープニングライブバトルって今じゃ本戦よりも国土争奪戦争の華になってるからね〜。勝てばその歌のダウンロード数は一気に跳ね上がるから商標登録してりゃ印税がっぽがっぽだよ〜ん♪

　ネネ:お母さ〜ん、ユリカちゃん魔王の歌を金儲けとしか見てない発言してま〜す。

　ユリカ:やめい！・・・お願いやめて。そんな事言うとホントに来るから。

　雅:陛下、他人事の様に言ってますけど。果たして他人事で済まして良いんですか〜？

　ネネ:やめて！・・・やめてください。ホント何も無いから。

　雅:何も無い？本当に何も無いですか〜？

　惑星ガーデニアに向かう機内の映像を見せる雅

　ネネ:ふぐぉ！こ、こんなのいつの間に⁉︎

　雅:陛下のいるのはこのファーストクラスの上のロイヤルクラスですよね？

　ネネ:ソ、ソウデスヨ。

　ユリカ:おやおや〜？カタコトになってきましたなぁ♪これはくるか？くるか？

　雅:エコノミークラスで乗客の1人がお尻触られた感覚があったというクレームがあったそうですが。これ、陛下ですよね？

　ネネ:チガイマスヨ？

　雅:この方かなりセクシーな方ですよね〜。お尻も桃みたいに張りがあって肉厚で、どんな感触なんでしょうね〜？

　ネネ:そりゃ〜もう、弾力ハンパなくてそれでいて筋肉質だからもぉ、言葉にならないくらい至極の美尻・・・・あ。

　ユリカ:ヤッホ〜イ♪

　有頂天になった次の瞬間悪寒が走る

　音も無く背後に現れる幸子

　ユリカ:オ、オカアサマ。

　幸子:『ママがナンボのモンじゃい！』って、随分と調子に乗ってるわね〜♪

　ユリカ:ワタシシリマセンヨ？

　幸子:音声さ〜ん、お願いしま〜す♪

『え？その漢気にアオイも惚れるぞって？・・・やるぅ♡ママがナンボのモンじゃい！』

　幸子:随分と勇ましい事♡・・・・ねぇ？

　目で助けを求めるユリカ

　幸子:スタッフさ〜ん、転送宜しくお願いしま〜す♪

　惑星ガーデニア北部ハニーホール

　幸子:雅さん、今日もお願いしますね♪

　雅:は〜い、お母様♪それでは椿さん今回のお仕置きは？

　椿:今日のお仕置きの舞台はここハニーホールで〜す♪この国最大の蜜蜂『ジャイアントビー』が幼虫のために溜め込んだ超巨大蜜壺、その大きさは人界の富士山くらいですよ〜。栄養満点、トロットロの蜜にダイブしてもらいま〜す♡

　ネネ:これ、落ちる途中で刺され・・・

　椿:ませんけど、キラービーが襲ってきたと勘違いして蜂団子による熱攻撃はありますよ〜。1500度がね♪

　ユリカ:いやいやいや！あんなの一斉にきたたら死ぬって！

　3人:ごちゃごちゃ言わずにとっとと逝けや。

　2人を蹴り落とす

　ネネ:イーーーーヤーーー！アッツ！アッツゥ！

　ユリカ:熱い！落ちる！熱い！落ちる！

　超巨大蜜壺に落ちる2人

　ネネ:うぶぉ！こ、濃い！蜜が濃い！

　ユリカ:い、息が・・・・・ぐるじい・・・あ、甘〜い♡