第21話フラワーロードの虹薔薇

 ユリカ:いや〜、前回はもうダメかと思ったよ〜。え?そんな怖い感じに見えない?・・・分かってないな〜。ママのお仕置きは雅さんの比じゃないんだよ?ちょこ〜っとおいたが過ぎたら、たとえ100歳(人界年齢換算10歳)でも容赦なく女神スマイルで地上1万mから蹴り倒してバンジーさせるくらい鬼畜な女神ひとだよ。


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 ユリカ:え?何々?『生放送で時間押してるから巻きでお願いします。因みにこの様子はユリカさんのご実家にも放送されています』だって⁉︎それ早く言ってよ!てなわけで第21話スタート!・・・・ねえ、ママのお仕置きのくだり編集でカット出来ない?


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 ユリカ:え?『生放送だから絶対無理』・・・ですよね〜。


 魔界時間13:00 惑星ヒマワリ フラワーロード


 ユリカ:惑星ヒマワリは人界から持ち込んだ向日葵ひまわりが咲き誇る事から名付けられた星。ネネちんは国土争奪戦争で指定した獲得予定領土の視察に来てんだよ〜。どっちかって言うとネネちんの場合は『視察』じゃなくてその星のお姉様方を『視姦』しに来たんじゃないのかな〜♪


 ネネ:ユリカちゃんったら、ママさんの一件で懲りたかと思えば全然懲りてないな。


 ユリカ:それはそれ、これはこれだよ〜ん♪


 ネネ:ママさんいなくなった途端に強気だな。


 ???:これはこれは、女帝陛下。ようこそお越しくださいました♪


 ネネ:(うおーーー!ボン!キュ!ブォーーン!超絶セクスィーお姉様キターー‼︎)


 ???:あ、あの。


 ネネ:おっと失礼、貴女がこの星の領主ですね?


 アリサ:はい、この星の知事を務めるアリサ・サマリアと申します。


 ネネ:(うぇっへっへっへ、胸の辺りの服はパッツンパッツン!ケツの辺りはピッチピチ!くびれたお腹の腹筋スゲー!たまりませんなぁ♡)


 アリサ:えっと。先ずは何処を見たいですか?


 ネネ:おぅえ⁉︎(貴女をずっと視姦ながめていたいなんて言ったらここにいる恐怖のお仕置き執行人に殺される)この星の次元エネルギー精製プラントを見たいです。


 アリサ:承知致しました。こちらへどうぞ。


 ネネ:それにしても綺麗なトコですね(花よりも美しい華なら目の前を歩いてるけどね)


 アリサ:ここはこの星でも特に美しい所でして、観光客の方々にも映える観光スポットとして好評なんですよ♪


 ネネそうなんですね〜(多分インスタ映えするのは花じゃなくて、アルラウネ族のお姉様方がいるからだと思いま〜す♡)


 30分後 惑星ヒマワリ次元エネルギー精製プラント


 ユリカ:ここで小一時間くらいプラントの職員のお姉様方を視姦しながら視察してたよ〜。


 アリサ:他に見たい所はございますか?


 ネネ:この星に虹薔薇にじばらって魔界宇宙で一輪しか咲かない超希少な薔薇の花があるとネットにあったんですが、何かご存知ありませんか?


 アリサ:ええ、ありますけどまだ時期じゃないですよ。やっと芽が出たばかりですから。


 ネネ:そうですか〜。フラワーレイド共和国の絶景100選に選ばれたレインボーレイクをバックに虹薔薇を撮影したかったんですけど・・・残念。


 雅:陛下〜。


 ネネ:な、何でありましょうか⁉︎


 雅:本当に撮影のためですか〜?


 ネネ:むぉ、勿論であります!


 ユリカ:くるか〜?くるか〜?


 雅:その花を私、独自に調べたんですが。その花から採れる蜜は魔界宇宙最強の媚薬と惚れ薬の材料になるそうですね〜♪


 ネネ:ナ、ナンノコトカ。ワッカンナ〜イ。


 雅:あ、話は変わりますが。例の薬品工場どれくらいで完成しますか?


 ネネ:あと1カ月くらいだね。なんせあの蜜一滴で100万の惚れ薬と媚薬が作れるかんね〜・・・・あ。


 雅:は〜い、お仕置き決定〜♪


 ユリカ:キターーーー!


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 ユリカ:なんだよ〜、今いいトコ・・・ん?『ユリカちゃん後ろ後ろ!』って、人界のコント番組じゃあるまいし、後ろに何があんのさ・・・


 強烈な殺気を感じるユリカ


 幸子:ハーイ♪


 ユリカ:オギャーーーーー!出たーーーー!


 幸子:スタッフさ〜ん、転送ヨロシク〜♪


 惑星ヒマワリに転送されるユリカ、ネネと共に借りてきた子猫のように震える


 ユリカ:な、なんで私まで。


 ネネ:諦めよう、もう逃げられないよ。


 雅:椿さん、今回のお仕置きは?


 椿:は〜い、今回は惑星ヒマワリのもう一つの名物『ソーラーサンフラワー』で〜す♪


 幸子:あらあら、まぁまぁ、物凄く大きな向日葵ね〜♪


 椿:この超巨大向日葵は自然界のソーラーパネルと呼ばれている種類で、太陽光エネルギーを蓄えて周囲のヒマワリに地中の根を通じて分け与えるという習性を持っているのですが、このソーラーパネルの部分が物凄く熱いのでも有名なんですよ〜♪


 雅:じゃあ早速逝ってみよう♪


 ネネ:『逝って』って、もう死ぬ前提?


 ユリカ:まだ死にたくない。


 3人で蹴り飛ばす


 3人:グダグダ言わずにサッサと逝け。


 ネネ:うおーー!あっつ!あっつぅ!


 ユリカ:上から太陽光が!下から熱がーーー!




















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