第16話スプリンガル山脈の権現桜
ユリカ:いや〜、椿さんもなかなかのドSっぷりだったね〜♪ネネちんがこの国にいる間は色んなお仕置きが愉しめそうだね〜♡
魔界時間8:57 スプリンガル山脈麓
椿:ドSじゃないです!
椿の背後から囁く雅
雅:でも陛下のあの瞬間凄く気持ち良かったでしょ♡
椿:ええ、ゾクゾクしました♡・・・って!違います!
ネネ:ねえ、そろそろ本題入ろうよ。ビーストガーディアンズの人が引いてるよ。
雅:あ。
リネフィ:えっと、はじめまして。ビーストガーディアンズのサブリーダーを務める生物学者のリネフィ・ローランと申します。
ユリカ:リネフィさんはハイエルフ族の生物学者さんでリーダーのオリビアさんほどじゃないけど結構巨獣に詳しい人なんだよ。この人について詳しくは本編の308話を読んでちょ〜♪
リネフィ:すみません、皆さん都合が悪いみたいで。
雅:いえ、貴女だけでも来てくれて助かりますわ♪
リネフィ:早速ですが。この国で栽培されている植物は巨獣の活動周期と連動して活動していると聞きました。
椿:はい、中でも一番影響を受けているのがこのスプリンガル山脈の草木や花です。あの山頂にそびえる巨大な桜『
リネフィ:おかしいですね、サクラダイトは権現桜の根元を掘って地中に潜り休眠期に入る習性があると聞いてますが。何故大きく離れた別の山に潜ったのでしょうか?
椿:我が国の研究チームもそこに深い疑問を抱いています。ユグドラシル系の巨獣は己の眷属を何よりも大切にしている種なので、ワームホールに巻き込まれそうになっていた眷属を助けた代わりに自身が巻き込まれたと考えております。
リネフィ:そう考えると自然ですね。
椿:現在衛生カメラの映像の解析を進めています。
リネフィ:先ずはその映像の解析結果が出ない事には迂闊に動けないですね。
雅:ときに陛下。
ネネ:ん〜?
雅:えらくシリアス顔をしている様ですが、それはポケットに入っているのがバレないか心配している顔ではありませんこと?
ネネ:い、いきなり何を言いだすんだよ雅姐さん。
雅:た・と・え・ば〜、リネフィさんの使用中のパンツとか。
リネフィ:え⁉︎・・・あ!通りでさっきからスースーすると思ったら!
雅:これはお仕置きですね、椿さん?
椿:何で私ですか!
雅:貴女の知り得るお仕置きに相応しい植物でお仕置きされる陛下を想像してみて♪
椿:・・・・ふぅ♡・・・お任せ下さい♪
ネネ:つ、椿さ〜ん?
1時間後 フラワーレイド共和国南部ジャングル
雅:さあ、本日のお仕置きは?
椿:春から夏にかけて活動する『トラップウツボ』で〜す♡
雅:どういうものですの?
椿:この植物も食虫植物です。近づくものを隠された触手で絡めとりじっくり衰弱させてグッタリしたところをあの壺状の本体へドボン♪
ネネ:それ聞いたら余計に行きたくなくなったんすけど。
ネネを蹴り飛ばす2人
雅&椿:オラとっとと逝けや!
ネネ:うっきゃーーー!触手が!触手がぁーーーーー‼︎おおぅ、絡まる、絡まってるよコレ!
椿:あっふぅ・・・・快感♡
雅:ようこそこちら側へ♡
リネフィ:・・・・・・周辺を調査してこよっと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます