第7話医学界の人魚姫

 アオイ:皆さんは本編のスイートフル王国にいた巨獣デンタルコブラをご存知でしょうか?医学界や製薬会社がその体液の研究をする中で魔界宇宙医学界の注目を集めた方がいました。それがこの国の医療大臣になる方です。


 魔界時間11:00 帝王都サタンヘイルダム 学術特区


『リバイアス国際医科大学カフェテラス』


 マーメイド族の女性:久し振りね雫。


 雫:先ずはアンドロマリウス医学賞受賞おめでとうケイト♪


 アオイ:アンドロマリウスというのはソロモン72柱序列72位の芸術や科学に関する知識を司るお方で、人界で例えたらノーベル賞にあたります。


 ケイト:ありがとう♪


 アオイ:この方はリバイアス国際医科大学の医学博士でケイト・リーファさん。種族はマーメイド族。エメラルドグリーンの瞳が綺麗な方です♪


 雫:誰も解明出来なかったあのデンタルコブラの体液の秘密を解明したんだから大したもんだよ♪


 ケイト:デンタルコブラの体液がどうして全ての虫歯菌に効くのか?そしてその即効性と歯の修復作用があるのは何故か?と考えた時、体液の『細胞組織自体に虫歯菌に対する学習能力と免疫効果』があるのではって思っただけよ。


 雫:それが結果的に世紀の大発見に繋がったんじゃないの♪


 ケイト:ただお祝い言いに来たわけじゃないでしょ?


 雫:まぁね、幼馴染であり親友でもあるアンタを見込んで頼みがあるのよ。


 ケイト:頼み?


 雫:ケイトにディメスティア帝国の医療大臣になってほしいの。


 ケイト:良いよ。


 雫:返答早っ!


 ケイト:さ、善は急げよ!


 雫:行動の速さも相変わらずね♪


 4時間後 ディメスティア帝国 帝都グラヴィティオ


『宮殿内』


 ネネ:お?おおおお⁉︎おおおおお!


 ケイトに飛び込むネネ


 ネネ:マーメイドのお姉さ〜ん♡


 雫:やめんか!


 回し蹴りをする雫


 ネネ:あべし!


 ケイト:女帝陛下におかれましてはご機嫌麗しく、お会いできて光栄にございます♪


 キメ顔をするネネ


 ネネ:私の方こそ貴女のような海の女神のような美しい人魚姫にお目にかかれて光栄です!是非私めの妃に・・・


 ハリセンで叩く雫


 雫:お前に嫁いだんじゃない!医療大臣として来てくれたんだ!


 ネネ:ブーブー!それならそうと早く言ってよね〜!


 雫:言う前にお前が盛大に誤解して勝手に暴走したんだろうが!


 ネネ:へいへ〜い、どうもスンマセンでした〜。


 雫:ケイトは私が乙姫やる前からの幼馴染であり親友でもあるんだ♪これで念願のライフラインを司る閣僚の1人が来てくれたんだ。


 ケイト:ライフライン系の閣僚であと必要なのは次元エネルギー産業大臣と防災大臣ね。


 雫:あと治安も安定させたいから公安大臣も要るわね。


 ネネ:もしも〜し、女帝のアタシを置いてホイホイ進めんといて〜。


 雫:因みにお前は何が必要だと思うんだ?


 ネネ:皇妃・・・・・しゅ、酒池肉林♡


 雫:はい却下。


 ケイト:それは国が安定してからね♪


 ネネ:2人共酷っ!


 レイ:2人が正論だ、諦めろ。











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