第8話若き院長
ユリカ:皆んなこんばんは!今日からこのお話のナレーターをやる『由梨華』って書いてユリカだよ♪え?いつものアオイさんはどうしたって?先輩だって流石に番組7本掛け持ちは大変だろうが察しろや・・・あ、ゴメンゴメン♪じゃ、第8話いってみよ〜!
魔界時間10:00 帝王都サタンヘイルダム 学術特区 リバイアス国際医科大学
『薬学部薬草プラント内』
薬草の手入れをするエルフ族の客員教授
ウォルター:精が出るのぉ♪ポポ。
ユリカ:このお爺ちゃんはリヴァイアサン族のウォルター・リバイアス公爵様で、このリバイアス国際医科大学の理事長兼学長を務めているっていうから凄いよね〜♪
ポポ:が、学長⁉︎
ユリカ:そんでもってこっちのエルフ族のお姉さんはこの大学の客員教授でポポさん。エルフ族って魔法と薬学に長けた種族で魔界の薬学界では結構注目されてんだって。
ウォルター:30年前に孫娘のエルザが突然天界宇宙の精霊界から連れて来た時は驚いたが、あれはあれで人の才能を見極める眼力は折り紙つきじゃてのぉ♪
ポポ:何かご用があって来たのでは?
ウォルター:おっと、そうじゃった!実はの、この大学で医学博士をやっとって今はディメスティア帝国で医療大臣をやっとるケイト・リーファがお前さんを帝国国立病院の院長に推挙しとるんじゃよ。
ポポ:え!わ、私がですか⁉︎
ウォルター:聞けばお前さん、里じゃ診療所をやっておったそうじゃないか。
ポポ:診療所っていっても人口50人の小さな里の診療所ですよ。そんな大病院の院長なんて絶対無理です!
ウォルター:何事も経験じゃよ♪
ポポ:経験のベクトルが違いすぎます〜!
ウォルター:ホッホッホ♪兎に角行くだけ行ってみてはどうじゃ?
ポポ:は・・・はい。
7時間後 ディメスティア帝国 帝都グラヴィティオ
『宮殿』
ケイト:ちょっと良いかしら?
ユリカ:この人魚族のお姉さんが医療大臣ケイト・リーファさんだよ♪
ケイトの背後に転移するネネ
ネネ:聞こう、君の愛の告白を・・・
ユリカ:いきなりトチ狂った事言ってるのがこの『永遠の女帝』の主人公ネネ・ディメスティア女帝っていうんだから先行き不安だよね。
ネネの顔面にグーで殴る雫
雫:お前は人の話をマトモに聞けんのか!
ユリカ:人の顔面に強烈なグーパンかましてるのがこの国の宰相で元乙姫の雫さんだよ。
ネネ:ふ・・・ふみまふぇん。
雫:で、用件は何だ?
ケイト:この国って国立病院はあるけどまだ院長が空席のままでしょ?推薦したい子がいるんだけど。
宙に浮いているモニターをポポの履歴書に切り替えるケイト
ネネ:おおお!おおおおおおおお!ゆるふわエルフ族キターーー!
ケイト:貴女、男をどうしてもこの国に入れたがらないからこの子にしたのよ。
ネネ:採用!即採用!誰が何と言おうと即刻採用!
雫:・・・ふむ、エルフ族は魔法と薬学に長けた種族。それもリバイアス公の孫娘のお墨付きなら申し分ないな♪
ケイト:決まりね♪そろそろ来る頃だと思うわ♪
衛兵:申し上げます!
ネネ:聞こう、君の愛の告白を・・・
回し蹴りをする雫
雫:毎回毎回懲りないな、お前は!
ネネ:・・・・・ふぁい。
雫:リバイアス国際医科大学からの客人だろう?
衛兵:ハッ!その通りであります!
雫:通せ。
衛兵:ハハッ!
謁見の前に入るポポ
ポポ:し、失礼致します!リバイアス国際医科大学から来ましたポ、ポポと申します!
ポポの背後に転移するネネ
ネネ:う〜ん!君キャワイイ〜ね〜♪ダークエルフは筋肉質でセクスィーな乳とケツだけど、純血エルフ族はこのお尻がみ・りょ・く・て・き♡
ポポ:ヒャッ!
雫:こんの!
回し蹴りを避けるネネ
ネネ:同じ手は2度も喰わんよ雫く〜ん♪
一回転してかかと落としを喰らわす雫
雫:甘いのはお前だバカ♪
ネネ:ま、回し蹴りがフェイクとは・・・不覚。
雫:衛兵!
衛兵:ハッ!
雫:暫くこのバカを縛ってろ。
衛兵:ハハッ!
ケイト:よく来てくれたわねポポ♪
ポポ:かの有名な医学博士のケイトさんから直々に推挙していただき光栄です!
ケイト:貴女に私も感じるものがあったから推薦したのよ♪
ポポ:でも私には大病院の院長なんて荷が重すぎます!
ケイト:大丈夫、私も全力でサポートするから・・・ね?
ポポ:わ、分かりました。
ネネ:私も手取り足取り組んず解れつシッポりと♡
エルボーをキメる雫
雫:お・ま・え・は黙ってろ!
ネネ:ウィッス。
ケイト:宜しくね♪
ポポ:こ、こちらこそ宜しくお願いします!
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