第5話溢れる始末書
アオイ:魔界宇宙に蔓延していたコンピュータウイルス『カオスバグマ』の脅威に晒されている中、ネネさんは電脳世界でエロサイトのハシゴがバレて現在お仕置き中です。
魔界時間12:00 帝都グラヴィティオ
『反省中』のプラカードを首に下げて正座中のネネ
レイ:なぁ、この国の軍備強化の予算案だが・・・どうしたんだ?
詳細を説明する雫
レイ:それは・・・ネネが悪い。
ネネ:でもぉ〜、国家予算には手を出してないよぉ!
雫:あったり前だバカ!手を出してたら大問題だろうが!
フィーネ:あの〜、次元エネルギー精製プラントのエネルギー貯蔵施設建設費用についてなんですけど・・・・何これ?
フィーネに飛びつくネネ
ネネ:フィーネすわ〜ん!その美しくも逞しい美ボディでアタシをいやし・・・
ネネの顔面に回し蹴りをキメる雫
雫:やめんか!
ネネ:ひでぶ!
フィーネ:で、どういうプレイ?
エロサイトからの請求リストを見せる雫
雫:これのお仕置き中。
フィーネ:うわぁ、流石にこれは引く。
雫:軽く300億Hはある。
レイ:300億H(ヘルネス)は確か人界のレートで3000億円・・・か。確かにドン引きだな。
雫:調べたらコイツ、魔界宇宙全土のエロサイトを片っ端から漁っていたようなの。
フィーネ:かける言葉もない。
レイ:話は変わるが、ネネ、お前女、女という割には熟女とか幼女には無関心だよな。
ネネ:しわくちゃとツルペタには興味ねぇ。
雫:全宇宙の幼女とマダムに謝れこのおバカ!
ネネ:アタシだって守備範囲はある!女っていやぁ、背高くてボン!キュ!ボン!だろうが‼︎あとマッチョも可!
雫:コイツ・・・わかった。今回だけはこの請求金額は肩代わりしよう。
ネネ:ま、まぢで!
雫:そ・の・か・わ・り♪
天高く積まれた始末書の山
雫:これ書き終わるまで寝かさないぞ♡
ネネ:わ〜お!上が見えな〜い☆
雫:て・が・き・で・ね♡
ネネ:ま、まぢっすか。
雫:サボった分だけ100枚増えるぞ♡
ネネ:ヒィーーーー!
アンジェリカ:あの〜、近くの村で巨獣にまつわる言い伝えがあると・・・何ですかこれ⁉︎
レイ:始末書だそうだ。
トワ:明日の中央政府4宰相ドラクロス外相の公用車による視察の移動ルートの確認・・・え?何この書類の山?
フィーネ:始末書だって。
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