簡易登場人物紹介


国坂景護

たぶん主人公。ゲームにしかやる気の出さない、周りに無関心な高校生。異世界へ飛ばされるが、基本的に「まぁ、なんとかなるだろう」というスタンス。二人の霊、雷の賢者と鋼鉄の武人から力を借り、神を名乗る男を倒したぐらいクソ強の普通の高校生。その代償として肉体を失うが、魂を石に宿しとりあえずは生きている。心を開いた相手と世話になった人のために全力になれる彼が、今回巻き込まれる騒動は……。


セツハ

とある怪物の封印のために、生け贄として作られた人形。その性能は、怪物を封じるための結界の扱いと捧げ物である人形の製作に特化している。見た目は、巫女装束をまとい、白髪赤眼の儚くも美しい少女。人形といえど、人としての機能を有しており、感情もあるので、救ってくれた景護に恋をしている。決して勝手に景護の妻を名乗る不審者ではない……はず。


カノン

景護が滞在する異世界の国『ガーランサス』の心優しい若き女王。次期女王として育てられたため、スペックは低いわけではないが、彼女の祖母である偉大すぎる先々代の女王、アリアの存在がカノンのコンプレックスだったりする。アリアの方を当てにしている人も少なくなく、重要な情報が自分に回ってきていないのではないかと嘆くことも多い。空を思い出す美しくも不思議な水色の髪に、金色の瞳が特徴的。その容姿は遠い彼女の先祖に良く似ているらしい。基本、女王として振る舞うが異世界から来た、しがらみのない景護にはフランク。


フラッド

ガーランサスの若き騎士団長にして、ギルドでも貢献度の非常に高いこの国最強と呼ばれる男。民に尽くす行いと礼儀正しい振る舞い、金髪の長髪とその端麗な容姿で民からの信頼も人気も高い。特に女性。だが、彼はカノンに心酔しており、ガーランサスという国に尽くすのもカノンのためといった部分もあるだろう。グラウスの血を引いているが、アリアやカノンの相談役として信頼を得ている彼には、嫉妬も含んでやや冷たい。反抗期。


リン

緑髪に、肩を出し、大きくスリットの入ったロングドレスのエルフの女性。穏やかなエルフ達の中では変わっており、強い相手を見ると戦いたくなるような戦闘大好きな一面を持つ。鋭い目が印象的で、大体の相手には雑に接する狂犬のような彼女だが、セツハの事は友人と思っているため、セツハには協力的。炎魔法を得意とし、炎を屈服、支配させるといったポリシーがリンにはある。その理由は彼女の過去に……。


アリア

カノンの祖母。ガーランサス先々代の女王。今は、穏やかに暮らしている。普段は温和なおばあちゃんだが、好奇心が強く薬品や魔道具、魔法や呪文の研究に没頭している事も多い。刻鏡石こくきょうせきという文章の記録程度に使われていた鉱石を呪文を記録できるように発展させ、鍛錬や知識、才能に欠けていた者でも魔法を使いやすくさせた彼女の功績は大きい。その他にも政治面、軍事面での活躍もありガーランサスを大きく、そして強くしたアリアを慕う者は多い。カノンが卑屈になるのも仕方がない。今回登場するかは未定。


グラウス

遠い昔からガーランサスを見守ってきた吸血鬼の老紳士。普段は飄々ひょうひょうと振る舞うことが多いが、ガーランサスのため、アリアやカノンのためなら死力を尽くす老兵でもある。経験、知識が豊富な頼りになるご老人。何かの影響か、景護のことは初対面から割と信用している。冷たくされることも少なくないが、フラッドのことを気にかけている。今回登場するかは未定。

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