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平穏なんて信じないでよ 『星は今を光る』
おなじものしか書けないって？
世界は物にあふれているのに？
いろんな事象があるというのに？
あなたは視野が狭すぎる
うわべだけしか見ていないでしょう
自分のことすら見ていないでしょう
平穏なんて信じないでよ
それは単なる理想にすぎない
偽の繰り返しでしかない
時間が戻らないように
あなたもわたしもこの場限りで
奇跡の連鎖でしかないよ
いのちはみんな変遷するから
ふたつとおなじものはないし
あなたもあなただけのもの
あなたはひとりだ
知ってるでしょう
パライバ・ブルーの海をごらん
蛍光色のような海面は
一色だけではできていない
天気によって彩度が変わるし
波の細工も実は多彩だ
底は荒れているかもしれない
おまえの真似など簡単だ
そう言われたときを思い返して
ふざけたことをと思ったでしょう
おんなじ歌を歌ってみても
まったくおんなじようにはならない
人生は人ごとに違うのだからね
真似をした時点で真似でしかなく
等しいものにはなり得ないから
自分の思いを書き留めてみて
そのときどきの輝きを
あなただけに見えているもの
誰も知らない世界の秘密を
大丈夫 錯覚にすぎない
あなたは秒ごとアップデートする
過去の光といわれる星も
未だあかりを消してはいない
いのちは今をこそ光るのだから
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