雑談

 才造「お前はなんでも着るからいいよな。」

 夜影「そう?」

 才造「それと、案外ギリギリまで脱げるのも。」

 夜影「そりゃぁ、暑かったり動きやすくしたかったりしたら下着一枚にもなるさ。」

 才造「それが見てる側は目の保養にもなる。」

 夜影「変態さんは楽でいいよねぇ。」

 才造「何処が?」

 夜影「主様は破廉恥って言ってすぐ騒ぐじゃないの。」

 才造「破廉恥だからな。実際。」

 夜影「お色気の術は使った覚えないんだけど。」

 才造「で、お前今なんでそんな着込んでんだ?脱げよ。暑苦しい。」

 夜影「才造に言われたかないね!!あんたが一番着込んでるんだよ!!」

 才造「ワシはいいんだ。いつものことだからな。」

 夜影「あんたは髪を切ろうよ。」

 才造「断る。お前は今すぐ脱げ。いっそ、」

 夜影「言いたいことはわかるけど言わないでネ。ってかこれから任務だから!それに季節的に暑くもないよ!?」

 才造「そうか?」

 夜影「あんた着込み過ぎて感覚狂ってんじゃないの?」

 才造「いっとくが言うほど着込んでないからな?」

 夜影「うっそ、だってこの下何着てんのよ。」

 才造「お前も下何着てんだ。まさか下着じゃあるまいし。」

 夜影「下着ですぅ。どうせすぐ脱ぐんで重ね着しませんー。」

 才造「は?嘘だろ、お前昨日刺されて血ぃ出なかっただろうが。防具は?」

 夜影「あぁ、あれね。あれはたまにしか着ない。重い。」

 才造「重いって…お前なぁ。」

 夜影「え?才造着てんの!?」

 才造「着るわ!意味ねぇだろうが。あ、本当に着てねぇんだな。」(触り)

 夜影「断りもなく遠慮もなく揉みにくるのは素晴らしい度胸だね。」

 才造「嫁だろうが。構わんくせに。」(触)

 夜影「まぁね!減るもんじゃないしね!ってかいい加減手を離せ。」(怒

 才造「そう怒るな。にしても細いなお前。あれだけ食ってこれかよ。」(触)

 夜影「待って、ふふ、くすぐったいって。」

 部下「あぁ、羨ま死。」


 才造は結構遠慮ない。

 夜影はそれを口だけで怒って抵抗しない逃げない許すタイプ。

 部下はそれを眺めて羨ま死がるだけ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る