公開範囲
電車に友人と乗っていた。そんなある日の出来事。
「いやー、A子まじでおっぱいでかいわ。好きだわ」「わかる。めっちゃいい」
???「知人外から失礼します。女性をそのように評価するのは間違っているのでは。女性は男性を喜ばせるために胸が大きくなったわけではありません」
「……そういえばさ、お前、こないだxxの高級焼肉おごってもらったとか言ってたじゃん。あれ、どうだった? うまかった?」「めっちゃうまかった。あんな肉、今まで一度も食ったことない」
???「xxは品質は中の上、ブランドイメージと値段ばかり高くて、情弱ホイホイですね。おごってくれた人に言っといた方がいいですよ」
「……あなた、さっきから何なんですか?」
???「何って、ただ話しているですよ?」
「いや、私はあなたのことを知らないですし、あなたとは話していないんですが」
???「ここは公共の場ですよ? 電車で話しているということは、あなたは話を電車全体に公開しているのです。誰にも知られたくない話を電車でしますか? しないでしょう? つまりそういうことです」
「それと、勝手に話に加わるのとは、全く違うことでしょ。関わらないでもらえますか」
???「強要ですか? 警察呼びますよ?」
「勝手にしてください」
このやりとりを面白がった他の乗客により、一連のやり取りはSNSを通じて全世界に公開された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます