14話〜冒険への旅立ち

 ブラット達は、朝食を済ませ部屋に戻った。


 ブラットは部屋の中を見渡し荷物を確認した後、家の外に出た。


 するとそこには、先にフェリアとグレンとサアヤとフリックとコトネが待っていた。


 そして、その後からガルドが出てきて、


「いよいよだな、ブラット大丈夫だろうな?お前は弱い上にどこか抜けてる。一体誰に似たんだかなぁ〜」


「そう言われてもなぁ。似るとすれば親父か母さんしかいないと思うけど?」


「まあいい。お前達も、こんなどうしようもねぇやつだがよろしく頼む」


 フェリア達は頷いた。


「分かりました。私がちゃんとブラットさんを鍛えますから」


「あっ、えっと、お手柔らかに。あはははは……」


「こりゃ、先が思いやられるな。まぁ、俺にも責任がある。仕方ねぇか」


「そろそろ行こうか。次の街までは少し歩くからな」


「じゃ、とにかく行ってくる!」


「まぁ、頑張ってこい!」


 ガルドはブラットの背中が見えなくなるまで見送った。


「ふぅ、アイツ大丈夫か?」


 そしてブラット達は、まだ見ぬ冒険の旅に出るのだった…。

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