【7-2】
泣き疲れて眠ってしまった縁をベッドに寝かしつけた富井は、ダイニングテーブルに向って一人酒を飲む。
「やっと一歩前に進めたような気がする……たった一歩だが」
『小さくて、大きな一歩だな』
洋三はそう言いながら、テーブルを指さして自分にもコップに酒を注いでくれとアピールする。
仕方なさそうに背の高い寸胴の鍋を持ってきてテーブルの上に逆さに置いて、その上にコップを置いて酒を注ぐ。
『気が利くじゃないか』
そう言って、自分の顔の高さにあるコップに口を寄せて中の酒を堪能し始める。
『俺もまだまだだよ。もっと頑張って縁を笑顔にしてやらないと』
『お前が笑顔になれないんだろ? 良く言ったもんだよ』
『……そうだよ』
笑う洋三に文句あるのかと睨み付ける富井。
『つまり俺達幽霊はお前が笑っていられるように嬢ちゃんも守る必要がある訳だ』
富井が存在する理由があるなら、理由ごと守る意思がある事を伝える。
『悪いな』
『気にするな。やるべき事がある……俺達はそういうのが好きなんだぜ』
基本的に幽霊にはやらなければならない事などは無い。その気になれば何もしなくても存在し続ける事も出来る。
だからこそ自分にやるべき使命があると言うのは彼らにとってはとても意味がある事だった。
『こうやって酒や食い物を味わいながら、やるべきことを持つ。悪くない。お前に会う前はたった一年で幽霊を続けることに飽きてもいたんだ』
『飽きるの早くない?』
『幽霊になったそれ自体が刺激だったが、それに続く刺激が無い。刺激を求めて新しい事をと必死に動き回る奴等は居るが、俺はそんなタイプじゃなかった。浩太朗の馬鹿がいなかったらお前さんに会う前に消滅していたと思う』
『今は飽きてないのか?』
『味を感じられるようになったのは大きいな。やっぱり美味い物を味わえるだけで幸せな刺激って奴が感じられる。ちょっと前まではほとんどの幽霊は自縛霊って感じで何処かに居ついて、たまに決まった場所を行き来するくらいの生活をしてたんだぜ。それが今じゃ、あれが美味い、これが美味いと日本中を駆け巡るような連中が沢山いる。ありがてえことじゃねえか。だから俺たち幽霊を変えてくれたお前と、お前がこの世に居続ける理由を作ってくれた嬢ちゃんには幸せでいてくれねと困る……』
『のう浩太朗。洋三は酔っておるのか?』
『あいつは昔から飲まずに酔えるタイプだから』
『何じゃそれは?』
『その場の雰囲気と自分に酔えるんですよ。バンドで地方を回ったりする時はあいつが運転手なんで、打ち上げした後に移動だからあいつは飲めないんだけど、その場の空気だけえ酔うんですよ』
『うらやましいの。折角酒を味わえるようになったんじゃ、後は酔えたら幸せなんじゃが……』
朝食、富井が焼いたパンケーキを頬張るように食べる縁。
冨井のパンケーキはしっかり泡立てたメレンゲをたっぷりと生地に混ぜ込んで焼いたスフレタイプ。
ふんわり柔らかくとろけるような食感だが、焼いたそばから食べないと萎んでしまうので真剣勝負の様相で食べ続けている。
「別に少しくらい萎んでもいいんじゃない? それよりもちゃんとゆっくり食べなさい」
そう諭す富井に縁は首を横に振って食べ続けるのだった。
「今日は縁に宿題があります」
縁に朝食を食べさせ終えた富井は、自分が食べるパンケーキを焼きながらそう切り出した。
「宿題?」
「宿題です。今日中に縁には、俺にして欲しい事、自分がしたい事をそれぞれ一つずつ見つけて報告して貰います」
「二つも?」
「難しくないよね? 思ってる事を言えばいいんだから」
「……でも」
『やっぱり遠慮してるよこの子。こんな小さいのに……ねぇ、こんな小さい姪っ子に遠慮された気持ちはどう? どう?』
『お前、後で、成仏させてやるからな』
『浩太朗とは今日でお別れとしてもだ。どうするんだ?』
富井は答えずただ微笑んだ。
「こんな簡単なことを出来ないなら。縁、罰として今日のおやつは無しだよ」
「えっ?」
おやつ抜きの言葉に衝撃を受ける。
「そりゃあそうでしょう。ちゃんとお願い一つできない悪い子はおやつ抜きです」
「ゆかり悪い子?」
縁が悲しそうな表情を浮かべるが、それでも富井は止めない。最後まで言い切らないとむしろ拙い事になる。
「悪い子だよ。子供なんだから、あれして欲しい! これがしたい! とお願いするのは子供の仕事なんだから、それをしない縁は悪い子だ。とても悪い子だ」
冨井の言いたい事が理解出来たのか縁の表情が笑みに綻ぶ。
「ヒロちゃん!」
子供用の椅子を不器用ながら必死に降りて富井にしがみ付く。
「さぁ~縁。願い事を言うんだ。言わないと後で買いに行く予定の美味しいイチゴ大福は俺が全部食べちゃうぞ~!」
「あのね、あのね、ゆかりね…………ワンちゃん飼いたいの」
その言葉に富井は驚いて固まってしまった。
実は富井は幽霊になってから色々以前とは変わってしまっているが、一つ自分ではどうしようもない変化があった。
『犬はヤバイよな。あいつら俺らに気づくと吠えるから』
『……そうだな。あんなに俺に懐いていたコテツも俺が家に入ると吠えやがる』
コテツとは洋三が生前可愛がっていた柴犬である。
『家の中で唯一、心許せる相手だったのにね?』
『お前、本当に成仏させるぞ!』
『おお怖っ!』
「ヒロちゃん……駄目?」
「駄目って訳じゃないよ。でもね俺さ。最近すごく犬に吠え掛かられるんだよ」
「ヒロちゃん。ワンちゃんに悪いことしたの?」
「しないよ。そんな悪い事なんてしたことないよ」
「本当?」
「本当、本当、そんなことしてません」
必死に否定する。
「じゃあ駄目なのかな……」
落ち込む縁に冨井がどういう選択をするのかは疑う余地も無いだろう。
「まだ諦めるのは早いよ。全世界のワンちゃんに嫌われた訳じゃないんだから、きっと俺にも懐いてくれるワンちゃんは居るよ」
『実際、どうなんだサイモン?』
『俺はサイモンじゃないが、世界の全サイモンさんはこういうだろう……墓穴を掘らなければ良いんだがと』
『だよね~』
『取りあえず、【幽霊に吠えない犬】とか【幽霊に懐く犬】で調べておくか……』
結果は、犬は幽霊に懐かない訳ではないという意見が大勢を占めていた。
『特に子犬の頃から馴らしていけば吠えなくなる場合もある。ただし、親犬と一緒にいると親犬が吠えて、子犬もを幽霊に吠えるようになるという事か』
『それってまだ離乳もしてないような小さな子犬で、母犬がいない状況で育ったという意味だよな……母犬だけに母居ぬってか』
『頼むから本当にお前は……黙ってろ!』
実際は、離乳した後でも間に合わないという訳でもないようだった。
『だけど、他にも条件があるからな』
『他の兄弟と飼育していると、一匹が吠えると他の子犬も右倣えで、結局兄弟全部が幽霊に吠える犬になるとか条件厳しいよな』
『理想的なのは、一匹だけ段ボールの箱に入れられている様な小さな子犬だろ』
『そんなのは幽霊のネットワークを使えば幾らでも探せるだろう?』
『探せるだろうけど、実際に富井が拾いに行って吠えられて、じゃあさようならと出来ると思うか? 嬢ちゃんがいる状況で?』
『はっはっはっはっ! 絶対に無理』
『俺達普通の幽霊に吠えなかったとしても、あいつに吠えないかどうかは分からないからな』
『犬の中でも、俺達に対して不感症なのもいるからな、それはやってみないと分からないだろ』
二人の会話からも条件が厳しい事は冨井にも分かった。
ペットショップで購入するのはまず無理だと分かった。
『ペットショップが仕入れる子犬は生後三か月以降が多いので、全体的に育ち過ぎで幽霊を吠えるのが多いのか』
そしてブリーダーから仕入れるのも難しい。
『繁殖用の犬が出産して兄弟まとめて育てるから、全体的に幽霊への吠え癖が付いている。それでも幽霊にあった事が無ければ吠え癖は憑かないのだが、犬好きの幽霊が止せばいいのに見物に行くから駄目と……畜生!』
幽霊だって元は人間なんだから犬好きは当然いる。そして吠えられた程度で犬を嫌いになる様なのは、そもそも犬好きではない。
そんな犬好きで暇を持て余し気味な幽霊達は、子犬が産まれたと聞けばどこへでも会いに行くのであった。
『捨て犬拾いに行くしかないか……だったら縁が寝てから夜にしか無理だな』
流石に富井も縁の前で捨て犬を放置して立ち去る勇気はない。
『そもそもお前自身は、放っておいたら死ぬと分かってる入る子犬を見捨てることが出来るのか? 出来ないなら止めておいた方が良いぞ』
『うっ!』
そうだ縁を持ち出して予防線を張っていたが、それが出来るかと言うと……無理かな?
『先ずは駄目元でブリーダーを何件か当たってみてもいいんじゃないか? と意見も幾つかあるぞ』
「縁、犬を飼うのにブリーダーさんというワンちゃんを育てる人のところに行ってみようと思うんだ」
富井はまたもや決断を先延ばしにするのだった。
「ブリーダー?」
「自分のワンちゃんに子供を産んで貰って、育ててワンちゃんが欲しい人やペットショップに譲る人だよ」
流石に「売る」と言う生々しい表現は避ける配慮が出来る様になったのは富井の成長の明しだろう。
「へぇ~」
「それでね、縁がどんなワンちゃんを飼いたいのか教えて欲しいんだ」
一つの犬種だけを専門に扱うブリーダーだけではなく、手広く複数の犬種を扱っているブリーダーもいるが流石に全犬種をまとめて扱うようなブリーダーは存在しないので、飼いたい犬の犬種を絞り込むのは必須だった。
「小さいワンちゃんが良いとか、大きいのが良いとか、格好いいのが良いとか、可愛いのがいいとか、そんな希望を教えて欲しいんだ」
富井の言葉に縁はしばし考え込んでから答えた。
「可愛い子が良いの!」
自分で例として挙げておきながら、具体性の無さに呆気にとられる富井。
「え、え~と大きさはどうだい?」
「普通の大きさが良いの、これくらい」
そう言って広げた腕から想像出来るのは中型犬の中でも小さ目くらいのサイズだった。
「大きいワンちゃんは駄目なの?」
「あんまり大きいとゆかり、こわいの」
富井としては気性がおとなしく賢いゴールデンレトリバーが気になっていたので少し残念だった。
「小さいのは?」
「ゆかりね、ワンちゃんと競争したいの、ひろ~い原っぱで全力疾走?」
「じゃあ元気な子が良いね」
「うん、元気なワンちゃんが良いよ! 友達になって一緒に遊ぶの」
『おい!』
『分かってるよ!』
二人は縁が犬を飼いたいと言い出した理由に気づいてしまった。
『嬢ちゃんに友達いないだろ』
『ああ、いないな』
既に公園デビューは果たしたかもしれないが、それは事故の前の話で、しかもこの家に引っ越した為に友達がいたとしても離れ離れで、その後は一度も会っていないのだ。
富井もそこまで配慮が出来ずに、近所への挨拶をきちんとしていなかったのだ。
『友達がいないのはマズイぞ。それなら保育園とかに預けた方が良いんじゃないか? 少なくとも同じ年頃の子供と友達になれるチャンスはある』
『保育園は考えたんだけど、縁が嫌がったんだ。両親と離れた事で両親を失ったから、俺と離れたら俺を失うと考えているみたいなんだ』
『だけど友達は必要だろ』
『必要だよ』
犬と友達になりたいというのは縁なりの妥協案だったのかもしれない。
『友達……どうしよう?』
『取りあえずは犬だ。友達はすぐには無理だけど犬だけでも何とかするんだ』
『犬は中型犬で元気で可愛い……基本的に犬は可愛い。格好良さや厳つさが前面に出てないか限り可愛い。中型犬で元気で走るのが得意な犬と言えば……猟犬?』
『もしくは牧羊犬だな』
その日から、富井は日々のブログの更新と雑誌の原稿書きと並行してブリーダー探しを始め……なかった。
幽霊達の情報ネットワークは冨井の家から比較的近い範囲で、縁の要望に近い犬種を専門で扱う個人経営のブリーダーをピックアップし、実際の飼育環境や犬の健康状態を徹底的に調べたのだった。
そして現在引き渡し可能な犬がいるブリーダーを選出した。
「縁。今日は昼ご飯を食べたら犬を見に行くよ」
富井がそう口にしたのは二日後の朝の事だった。
「えっ、ほんと!」
「本当だよ。もう電話して約束してあるから」
「ありがとうヒロちゃん」
ヒロちゃんの人気急上昇中。
「でも今日一日で決まるわけじゃないから、ワンちゃんとの相性を見て飼うのか決めるんだよ」
「そうなの?」
「そうだよ。友達になるには良い出会いが必要なんだ。ゆっくりそれを探そうね」
「うん!」
『それで今日はアメリカン・コッカー・スパニエルか……聞いた事が無いな?』
『そうだ。狩猟犬のイングリッシュ・コッカー・スパニエルと別の犬を掛け合わせて出来た犬種らしいな』
『そのイングリッシュ云々もしらないからな』
『ともかく子供との相性が良いらしいんだ』
『トミーは、犬と子供との相性より自分との相性を気しろよ』
浩太朗のその言葉は的を射ていた。
結果は滅茶苦茶吠えられた。
幽霊ネットワークの話では、霊感的な能力が乏しく幽霊に気づかないタイプだったようだが、人体と富井の身体の違いには気づいたようで冨井を見た瞬間から、物凄い剣幕で吠えまくるのであった。
「何でヒロちゃんに吠えるの? めーっなの!」
そう言って怒る縁に、子供好きの犬たちはたじろぐも、隙を見ては富井に吠え掛かるのを見て。
「ヒロちゃんを吠えるのは駄目。無理。もう帰る」
そう告げると振り返ることなくブリーダー宅を出て行ってしまう。
富井とブリーダーは互いに謝罪し、富井は「ちょっと相性が悪かったんですね」と言って頭を下げて縁を追いかけた。
「どうしてヒロちゃんを吠えるの!」
帰りの車の中で縁は泣きながら頬を膨らませている。
大好きなヒロちゃんを嫌う犬たちに悔しくて堪らないのだ。
「でもね縁。友達はあった瞬間から友達になるわけでも無いよ。最初は嫌いでもいつの間にか友達になることだってあるんだ」
「だけど~だけど~」
「ありがとうね俺の為に怒ってくれて」
そう宥められて、やっと機嫌を直す縁だった。
その後は、同じような事が繰り返され、犬探しは取材旅行で一時中断し翌月まで持ち越されることになった。
『今日ので最後か?』
幽霊達がリストアップしてくれた最後のブリーダーだった。
『ああ一応。今回は特定の犬種に拘らないブリーダーさんらしい』
『本来、犬種にこだわりを持って専門で育てるブリーダーの方が良いって聞くけど、少数精鋭で育ててると一匹でも吠えると全部吠えるからな。お嬢ちゃんが怒るのが目に浮かぶ様だ』
そこで飼育している個体数が多い中でも評判の良いブリーダーを進めて貰ったのだ。
『今回駄目なら、もっと範囲を広げるんだろう?』
『諦める気はないからね』
『でも中型犬ってどうなの? 小型犬と違ってガッツリ走るから散歩でユカタン引きずられるのが楽しみだ』
『お前は、もういいから、静かにいい曲を作ってろよ!』
2人がかりで叱られる浩太朗だった。
「今日はね。色んなワンちゃんがいるところに行くんだよ」
「ヒロちゃんを吠えないワンちゃんいるかな?」
その事が気がかりの様だった。
「ごめんね。心配かけて」
「ヒロちゃんと仲良く出来るワンちゃんじゃないと駄目なの」
「縁とも仲良く出来ないと駄目だね」
「うん。ゆかりワンちゃんと仲良くするよ。ず~と仲良くするの。ヒロちゃんとゆかりとワンちゃんと、それから白くてぼわっとしたのとみんなで仲良くするの」
『良い子じゃないか』
洋三は感激して目頭を押さえている。
未だ言葉は分からないが、付き合いも長いだけあって縁も浩太朗と洋三と二郎さんは他の幽霊とは区別出来るよになっている。
いつも家にいる家族みたいな何かと認識して「おはよう」と「おやすみ」の挨拶を欠かさない……ただし浩太朗は除く。
『だがのう。あまりこちら側に来過ぎるのはあの子の将来の為にならん。きちんと線を引かないとならん。それにあの子は家族を欲しがっている……こんな白くてぽわっとしか見えず、言葉も通じない相手を家族だと思い込もうとするほど……』
『冨井だけじゃ足りないのか……』
『俺がもっとしっかりしていれば……』
『こればっかりはお前さんのせいじゃなかろう。お前がどんなに良い叔父になっても、父でも母でもない。家族と言うのは誰かが代わりになれるものでは無かろう……そしてなってはいかん。お前は叔父なのだ。良い叔父になれ、そして、あの子にとって父にも母にも負けないくらい大好きな存在になれば良い』
『いつかはそうなりたい……だけどまだ俺には』
『良いね、ちゃんと挨拶して貰えるお二人さんは』
完全に拗ねている浩太朗だが、そもそも彼に縁が心を許す理由が存在しない。完全に自業自得だった。
『お前に挨拶なんて、猫に小判と言うより猫にこんばんはだよ』
『YMOね。懐かしい懐かしい。ああ猫でも良いからこんばんはして欲しいな~』
『少しは態度を改めろよ』
『俺はねぇ……偽りの自分じゃなくありのままの自分にこんばんはをして欲しいんだ』
『じゃあ無理だから、永遠に諦めろよ』
『そうだ馬鹿!』
『どうしようもないのう……』
『お前ら! 俺相手なら何を言っても許されると思ってるだろ?』
切れ気味に浩太朗が叫ぶと、すぐさま『お前は自分が何を言っても笑って許されると思ってるだろ』と突っ込まれる。
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