【1-4】

 キャンピングカーとしては完成とは程遠いが荷物の運搬に使える状態に戻したので、本来やるべきだった引っ越し作業を進める事になった。


 今月中に兄夫婦の家と自分の家の引っ越しをやり遂げる自信が無かった富井は、まずは家賃の高い兄夫婦の家の引っ越しを優先することにした。

「この段ボール箱に縁のおもちゃを片づけてね」

「はい!」

「返事はラジャーか了解で」

「はい!」

 とても好い返事で答えたのだが、すぐにおもちゃで遊び始めてしまうが、それは織り込み済みである。

 縁が遊んでいる間に作業を進めるのである。


 縁が遊びに飽きるまでが勝負。

 スピード優先なので要る物と要らない物。要る物でも実家で使うもの、使わないが大事な物。とりあえず捨てずにとっておく物を分類して段ボールに振り分けていく。

 捨てる捨てないの区別に気を付けておけば、リカバリの利く細かい分類に関しては根拠の無い一瞬の判断に委ねて迷いも見せずに片付けていった。


 運搬を業者に頼むことにした大型家電や家具を除く全ての荷物の運搬と処分が終えるのに三日を要した。

 続いて自分の住んでいるアパートの引っ越し作業に入る。


 富井は梱包用テープ──段ボールを閉じる時に使う幅五センチくらいのセロハンテープの大きな物──を買うために寄った百円ショップの子供向けDVDコーナーでアニメの「猫とネズミ」シリーズの全巻大人買いを決行した。

「縁隊員に命令です。今日中にこれを見て、家に帰ったら寝る前に感想を聞かせて下さい」

「ラジャーかりょうかい!」

「……うん、うん、実に素晴らしい返事です」

 富井は肩を震わせ笑いを堪えるのと同時に、どうしてこの様子を録画していなかったのかと悔やんだ。



「さあ、やるか!」と富井が自分に発破をかけるように声を出すと、縁も「さあ、観るか!」と真似をした。

 かなり古いアメリカのアニメである「猫とネズミ」は日本の漫画やアニメので使われる表現方法の少なくない部分を内包しているので、その面白さは今の子供にも通じたようで、声を上げて笑っている縁の姿に安心して作業を進める事が出来た。


 就職してからの六年間を過ごした部屋だが、荷物はさほど多くない。

 平日はほとんど風呂入って寝るだけ、休日は洗濯をして買い物に出て、簡単な料理して風呂入ってビールを飲んで寝るだけの生活だったので、狭い部屋に不釣り合いの4K対応の六十インチテレビと、その脇にある未開封の映画タイトルのパッケージの山が物悲しくすらあった。


「就職してから登山も釣りもやってない事に気づいて、せめて趣味は映画鑑賞ですと無難に答えられるように買ったんだけどな~。ソフトもちゃんと円盤で持ってないと映画ファンは気取れないし~」

 実際、悲しい話だった。わざわざ「猫とネズミ」をDVDで購入したのもそんなつまらない拘り故の事なのだろう。


 自分の荷物だけに仕分けの判断は早く、荷物の少なさも相まって二時間半ほどで段ボール詰め作業は終了した。

 重量三十キロオーバーの体積というより面積のデカい壊れ物を運ぶ度胸はなかったのでテレビだけを業者に頼み、洗濯機などの実家にも兄夫婦の家にもあった家電はリサイクルショップの出張買取を頼み、それ以外の荷物と廃棄処分する分は車に収まったので、夕方までにはアパートでの引っ越し作業を終えるのだった。

 翌日に廃棄物処分施設にゴミを持ち込み、その後賃貸契約解除等の手続きも当日で無事に済ませる事が出来た。



 翌日からは車いじりと荷ほどきの日々になるはずだったのだが──

「また車の仕事するの? もう出来たんじゃないの?」

 改めてキャピングカーの完成を目指して作業に入った富井に、遊んで貰いたい縁が不満そうにしている。

『いかん、クライアントがご不満なようだ。もうお絵描きではつなげないのか』などと仕事の時の口癖が出るほど焦るも、そこは富井もこれだけ時間があって次の手を考えていない訳がなかった。


「それじゃあ、明日は遊園地にでも行こうか?」

「やったぁ!」と素直に喜ぶ姿を見ながら彼にだって分かっていた。

 この方法では作業は進まず、そして作業が進まない間だけ縁が寂しさや退屈を紛らわす事が出来るのだと……やはり馬鹿なのだろう。


 そんな事もありながら縁の機嫌に配慮し、家の中での荷物の片づけと並行しながらゆっくりと作業を進める。

 改造用に改めて購入した分をまとめてあったレシートを確認して「どこのどいつだ、こんなに買い物したのは!」と叫んでしまうほど懐事情を悪化させながらも、キャンピングカーの作製は荷物の片づけと並行して行われ二週間という期間を必要とするのであった。



 富井のキャンピングカーはバンコンと呼ばれるタイプなので、外見こそは普通の大型商用バンのままだが、一般的にイメージされるキャブコンと呼ばれる、居住スペースをFRP製の外殻で作られたタイプと違い、外観はベース車両のままで一見キャンピングカーとは分からないバンコンと呼ばれるタイプだった。

 しかも、正確にはバンコンタイプの多くが法律上はキャンピングカーではなく、この車も法律上はキャンピングカーではなかった。

 キャンピングカーとして登録するためには様々な条件を満たす必要があるが、その中でもバンコンタイプをキャンピングカー登録する最大の問題は「調理台・洗面台の前が床から天井までの高さを千六百ミリメートル」を満たす事である。

 富井のハイルーフタイプの大型商業バンでも標準ボディなので室内高は千六百ミリメートルをわずかに切るので、キャンピングカー登録するためには床を切り抜き、切り抜いた場所に金属製の箱を溶接して箱の底を床とする大技を使う人もいる。

 メリットはキャンピングカーつまり八ナンバー登録すると自動車税・重量税・保険が合計で二万円以上安くなるだけなので、普通そこまでやるかと言えばやらない。



 左サイドはイレクター──矢崎化工のパイプとジョイントで構成された商品群の名称。簡易的な棚などの骨組みを作る用途で使われる──とコンパネ──コンクリートパネルの略。コンクリートの基礎を作るときの型枠に使われる木製パネル。強度と耐水性に優れ安価なために様々な目的で使われる──で折り畳み可能な構造体を骨組みにソファー兼ベッドを作り上げる。

 床に直に寝床を作らずベッドを作るのは、ベッドの下を収納スペースとするためである。


 更に三メートルの荷室長を活かして後部にトイレ用の個室を用意する。


 富井個人としてはトイレが必要か疑問だったが、すでにカセット式のトイレが用意されていたので作ることにしたのだが、これが結構な難物だった。

 設計は父親が書いた設計図をたたき台にして細かい改良を加えたのだが、どうしてもそれでは済まない要因があった。

 それは両親と富井との二十センチ以上の身長差であった。



 元々両親用にジャストサイズで設計されたトイレルームの材木を仮組みしてみると、大柄な彼の場合、窮屈でも肩を狭めれば何とか身体を押し込める事が出来たが、便座に座ると膝が邪魔でトイレルームには収まらなかった。

 更に言うと寝台のサイズも彼の身長に合わせて拡張しているのでトイレルーム自体の大きさを拡張するスペースは確保出来なかった。

 よく勘違いする人が多いが、身長百七十センチの人が快適に就寝するために必要な長さは百七十五cmでは無く、二メートル以上必要になる。

 身長は頭頂部から踵までの長さであって、就寝時の姿勢は踵から先の足の部分を伸ばして眠るので身長+二十センチ程度の長さになる。

 更に布団も足のつま先までの長さがあれば良いというものでもない。つま先のさらに先まで伸びて寝床に接しなければ外と中を仕切る壁の役目は果たせない。


 更に就寝中に寝がえりなどで身体が動いても頭や足先をぶつけないための余裕も必要なので、結果として自分の身長+三十センチが快適な睡眠の為に必要最低限な寝台の長さであり、これを満たさない場合は睡眠の質は確実に低下する。

 尤も、満たしても他の様々な要因で車中泊での睡眠の質は、家で寝るほど良くはならない。

 更にトイレの個室自体、富井が使う為にはサイズアップする必要もあった。


「スペースがスペースがぁ~」「すぺ~しゅがすぺ~しゅが~」

 決して増やす事の出来ない空間に収まらない事実に頭を抱える富井とそれを楽しそうにまねる縁。

 流石にトイレスペースは車内の隅に追いやりたい事を踏まえと、彼にとって必要なサイズのトイレルームは車内に収まらなくなる。悩んだが中々良いアイデアが思いつかず彼は作業を一旦棚上げした。

 考えても分からない時は考えても無駄で、その時間他の何かをしている方が建設的……と誰かが言っていたらしい。



 いきなり出来てしまった時間を消費する為に学生時代に中古で購入した原付バイクを引っ張り出してきた。

 就職して家を出る時に実家のガレージの中に置き去りにして埃をかぶっていた愛車を整備を始める富井。

 当然の様にエンジンはかからない。どうせバッテリーが死んでるのだろうと見てみると、そもそもあるべき場所にバッテリーが無い。

「……そう言えば就職してから暫くして、親父から電話で電動リールの電源に使て良いか訊かれて、好きにしてと答えたような気がする」

 記憶に自信は無かったが、それ以外にバッテリーが無い理由も無いので納得すると、自転車で近所のホームセンターへと散歩がてら縁と一緒に歩いて向かった。


 そして買って来たバッテリーを繋いで動かしてみると──

「うわっ! オイルだだ漏れじぇねえか……パッキン? 2ストだからそんな訳ないな……この場合、原因はホースかレベルセンサーを疑えでしたね先生?」

 中学校時代の技術科の教師であり、彼にとっては部活の顧問。恨み骨髄に徹する一方で全く頭が上がらない相手の教えを思い出しながら作業を続ける。

 ちなみに縁は「猫とネズミ」が気に入った様でもう一度見ている。

 結局、経年劣化で燃料ホースの亀裂を発見しホースを買いにちょっと遠くのバイク屋へと軽自動車で縁と向かった。



 帰って来て燃料ホースを交換し、更に劣化している可能性の高いエンジンオイルを交換するためにオイルタンクを外してエンジンもバラす。

 ついでにエンジン内の錆を確認し問題ない事を確認している時に富井は閃いた。

「ピストンが下がるとシリンダー内の体積は広がり、ピストンが上がると狭くなる……これだ!」

 トイレルーム全体を将棋の駒箱状にする事で、普段は小さく使う時だけ引っ張り出して内部空間を拡張する事で狭い車内でも邪魔にならず富井にも使えるサイズのトイレルームが完成した。


 トイレルームが必要なのは用を足す時に外から視界を遮るのと、用を足す時の臭いが車内に拡散するのを抑えるためで、富井の父親が用意していたカセット式トイレは汚物を溜めるタンク内に予め消臭剤を入れておくので使用時以外に臭いが外に漏れる事は無い。



 ちなみにキャンピングカーにトイレを設置しても汚物の処理が面倒なので、新品のまま使わないというのは良く聞く話だが、それは週末のキャンプにしか使わないユーザー層の話である。

 天気予報で週末が悪天候なら中止すれば良い彼等に対して、定年後にキャンピングカーを購入し夫婦二人で旅に出るという富井の両親の様な場合は長旅になる場合が多く、就寝時に便意を催した時に外が悪天候という状況に遭遇する可能性は当然のようにある。

 旦那が乗り気でキャンピンカーを買った挙句に、特に興味も無かったのに自分まで旅に連れ出されてしまった奥さんが、夜中に土砂降りの雨の中を外に出てトイレまで行かなければならない状況に陥った場合に、その後の旅で車内の空気ががどのように変化するのかなんて少し考えれば誰にだって分かる事だろう。



 左サイドがパイン材で作ったシンク付きのキッチン台。水は上にタンクを置いて位置エネルギーで水を流すタイプか、電動ポンプで下からくみ上げて蛇口から出すタイプか迷ったが、不安定な水の入ったタンクを高い位置に置くデメリットを考えて電動ポンプ式にした。

 キッチンの右側に収納棚等を配置し、元々後部座席があったスペースにはサブ電源システムを格納する。

 エンジンを回さず、かつエンジン始動時などに使われる標準搭載のバッテリーを消費せずとも電気を使用出来るサブ電源システムは、百Ah以上の容量のリチウムイオンのモバイルバッテリーを止せばいいのに二つ搭載し片方を走行時にシガーソケットではなくヒューズボックス側(電圧の問題でフル充電出来ないため)から充電し、もう一方をソーラーパネルから充電する事にする。

 これによって車載用の小型と呼ぶのもはばかれる冷蔵庫と電子レンジを使う事が可能となる。ただし天気が曇り程度までならという条件が付く。


「百ワットが三枚?」

 父親が購入しガレージに積んであった太陽光パネルの段ボールを見て富井は固まる。

 彼なりに色々と調べたところでは、一般的にビルダー製の本格的なキャンピングカーでも標準搭載の太陽光パネルは百ワット程度で

オプションで増やしても二百ワットを超えるものは少ないのだった。

 しかし、薄曇り程度の天気の場合でも、百ワットの太陽光パネルでは十万mAhを超える大容量バッテリーを満充電にするには二日以上掛かる場合も多く、それを見越しての三百ワットであった。


「積めるのこれ? 千二百ミリの五百五十ミリ……うわ、ルーフキャリアにいい感じで収まる。これって屋根に貼るんじゃなくルーフキャリアに固定するの?」

 パネル本体が剥き出しで、そのまま車体の天井部分に張り付けるものが簡単だが、耐久性という面では不安がある上に、元々太陽光パネルは温度が上昇すると発電効率が落ちる性質を持つので、夏場は上からの直射日光のみならず温められた車体が発する下からの熱によって発電効率が落ちる事を考慮して、ケースに入ったタイプの太陽光パネルをルーフキャリアに取り付ける場合があるが富井は知らなかった。


 冨井にとっては想定外だったが、この結果長期の車中泊の旅でも無茶をしなければ安定した電力の確保を期待出来ることとなった。



 作業開始から二週間が経過し、最後に照明やカーテンを施すことでキャンピングカーも一応の完成を見て、縁へのお披露目を行う事にする。


「完成したんだね。凄いねヒロちゃん……完成?」

 完成したという知らせに目を輝かせて喜ぶも、完成した姿に瞳を曇らせる。

 あくまでもバンコンなので、外側にはほとんど変化はない。

 縁の視点からは分かる変化は設置されたルーフキャリアとリアハッチに取り付けられたラダー(梯子)程度である。


 一瞬上がって、一気に下がった縁のテンションに富井は焦って話を進める。

「明日は、この車でキャンプに行くんだよ」

 流石に出来上がったばかりのキャンピングカーで長旅に出るほど無謀ではない。とりあえず一泊して様子を見るつもりなのだ。

「きゃんぷ?」

「この車でお出かけして、遊んでご飯食べてお泊りするんだよ」

「やった~! 一緒にお出かけ!」

 今度は飛び跳ねて喜び──「おとまり?」と首を傾げ、上目遣いで教えてと訴えてくる。

 富井は縁を抱き上げて同じ高さの視点で「夜はこの車の中で寝るんだよ」と告げる。

「おぉぉぉ!」と分かっているのか分かっていないのやら大仰に驚きながら富井の肩を叩きまくる。


 早くキャンピングカーの中へ入りたがる縁。

「縁、靴を脱がすよ。この中は家と同じだからね」

 縁の小さな足から小さな靴を脱がせる。

 義姉が選んだのだろう縁に似合う可愛い靴を見て、今後成長していく度に、服や履物などを買わなければならないのに自分に縁に似合うものを選んで上げられるセンスがあるのだろうか? という小さな不安から、この子の保護者としてやっていけるのかという大きな不安を覚えてしまう富井だった。


 縁を抱き上げたまま、富井もサンダルを脱いで車の中に入る。

「お家みたい……でもベッドがないよ」

 どいういう事だと言わんばかりに富井の額をペシペシと叩く。


 現在は左のサイドドアから出入りするための動線を確保するために、ベッド展開はしておらずにフロント側の骨組みはリア側へとスライドして縦の長さは百六十センチ、幅もベッド展開時の百センチ超ではなく七十センチのソファー状態(と富井は言っているが実際はクッション性のあるベンチである)にしてある。

 その為、縁には大柄な富井が寝られるベッドとは思えなかった。


「よ~し変形合体しちゃうぞ!」

 三人掛けの前列シートの中央を前に倒して出来る広いセンターコンソールの上に縁を下してスライドドアを閉める。

 フロント側の骨組みを引っ張りスライドさせフロント側とリア側をつなぐジョイントを六角レンチで締め上げて固定する。

 そしてトイレの個室の上にのせてあるイレクターで組んだ長方体の骨組みをソファーとキッチン台の間に置き、ファーの背もたれのクッションの裏側からコンパネの板を取り出し、フロント側の骨組みなどの上にのせて乗せる。

 更に背もたれのクッションをその上に敷き詰める。

 これらを「ウィーン」とか「ガシャン」と乗り乗りで擬音語を使いながら作業を進めた結果。長さ二百十センチ、幅百五センチのベッドが完成した。


「すごい! すごいよヒロちゃん!」

 大興奮で良かった。もし「へぇ~」と醒めた反応なら富井は切腹して果てたかもしれない。




 一泊のテスト旅行で心配だった電装系の問題点が発生しなかったが、細かい改良点が幾つも見つかり改良した事で利便性が向上したキャンピングカーver.1.0rev.3.02──3.02に小さくて大きな苦労が表れている──を駆って目指すは北海道宗谷岬。


 目的地が宗谷岬であること自体には深い意味はない。単に大型商用ワンボックス。しかもハイルーフのキャンピングカー仕様は、富井の運転技術では荷が重たかった為である。

 ペーパードライバーでは無いが、運転免許を取得して以来一度もマイカーを所有した事は無い。

 運転していたのは主に会社の社用車である軽自動車なので、事故の日に運転した兄のコンパクトカーですら「でかいな」とこぼした程である。

 そこで富井は、これから寒くなっていく季節を考えれば南を目指すべきところを北へと目的を定めた。

 本州は高速道路を走るとして、北海道なら冬になり雪が積もりでもしない限り一般道も広くて走り易いだろうと考えたのだ。

 この旅でキャンピングカーの運転に慣れれば、次からは制約なく好きな場所へと向かえるだろうという判断は建設的と言える。

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