192章
シックスのときとは
仲間の中で、
何故ならば、この男は雪の
当然プライドも高く、力だけがルールであるガーベラドームの
だが、それ以上にマナには、彼が仲間を
……ちくしょう。
本当にこれでいいのか?
クロエに勝てなくても、全員で死ぬ
ルドベキアは、口から血を流しながら
彼に
「……ルド。あたしも
突然立ち止まり、キャスのほうを
そんな彼女の
「てめえまで何言ってんだ!?」
「あなたが1番悔しいって……わかるよ。ルドってさ、口は悪いし、人を
「こんなときになんだよ!! 俺に
「でも、そんなあなたが逃げることを
ルドベキアは大声で怒鳴ってやりたかったが、何も言うことができなかった。
「シックスもキャスもそうだよ。なら、あたしも……あたしがやりたいことをやる。だから……行って……」
そう言ったマナは、全身に
「どいつもこいつも……ああッ!! ふざけんじゃねえよ!!!」
残されたルドベキアは、大声で叫び、再び前を向き、
――ピックアップブレードの光の
そんな彼女の
「いいのかマナ? おそらくもう生きては帰れないぞ」
「ずいぶんと
マナはいつものハツラツとした笑顔を見せた。
そんな彼女を見て
「そうだな。私らしくなかった。だが……お前は
キャスが話している
そして、キャスの目を見つめて言う。
「捜していた人……見つかったよ。さっきからずっと声が聞こえているから……」
マナの言葉を聞いたキャスは、そのことについてもう何も言わなかった。
ただ、2人とも
「……来たか」
キャスがそう言うと、2人へ
そして、突然大きな
「こ、これってシックスのッ!?」
「ああ、クロムと同じように奴に取り込まれたんだな……。さっさと姿を見せろ!!! お前にシックスの力は
激しく吹いていた強風が
「あら、次はあなたたちなの?」
それは、全身から風を起こして
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