174章
クリアがラスグリーンと共に、ストリング皇帝と
ニコとルーと一緒に進んでいたルドベキアは、大広間の近くまで来ていた。
「たしかこの
大声で
ストリング城の
大広間に入ったルドベキアは、
そして、
「ビンゴ。どうやら間に合ったみてえだなッ!!!」
そう叫んだルドベキアは、グラビティシャド―に飛び
グラビティシャド―は
「グレイ、しくじったみたいだ。……ねえママ。こいつ、どうする?」
「何がママだこの野郎ッ!! そんな
グラビティシャド―は避けながらボソボソと言っている言葉を聞きながら、ルドベキアは次の攻撃を
右手で
ルドベキアは、休む間も与えずに連続でその
だが、グラビティシャド―はやる気のない顔で、その攻撃を避け続けていた。
「ル、ルド……」
今の彼女はグラビティシャド―の力――。
重力を
ルドベキアは大広間に入った
きっと何かしらの力を使って、アンたちを動けなくしているのだと。
「待ってろよ。今すぐこいつをぶっ殺してやるからな」
ルドベキアの
だが、それでも彼のハルバードがグラビティシャド―に当たることはなかった。
グラビティシャド―がルドベキアの攻撃を避け続けていると、突然声が聞こえ始める。
「グラビティシャド―。あなたの力でこの男も押さえつけてやりなさい」
ルドベキアはハルバードを突きながらも、その声に
彼の頭の中にも、クロエの声は聞こえているようだ。
……なんだこの女の声はッ!?
いや、今はそんなことを気にしている
「おい、ニコ、ルー!! 他の連中をなんとかしてやれ!!!」
ルドベキアが言われ、ニコはマナ、キャス、シックスのところへと向かい、ルーは石の
「でも、ママ。オレがこいつに重力をかけると、アン·テネシーグレッチのほうが自由になっちゃうよ」
「それは
「てめえッ!! さっきから
グラビティシャド―と姿の見えない声――クロエの声を聞いてルドベキアが
「そうだ! グレイとの
クロエの声がそう言うと、ロミーの体に
それはまるで
「これよりデータの
ルドベキアは何のことだがわからないが、横目で見る配線の動きを見て、これは
「クソッたれが!! 避けてばっかいねえで反撃してきやがれ!!!」
「……安い
ルドベキアの
その
「やめろ!!!」
だが、そのとき――。
クロムが立ち上がった。
そのクロムの
やがてそれが
だが、それでも彼はハンマ―を手に握って、配線だらけとなったロミーへと飛び込んでいった。
「お前なんかにロミーをやるもんかッ!!!」
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