第5話これがデート?

休日に早起きなんて、人生初だった。なぜか彼女に約束してしまったから仕方ないとこはある。だかいきなり約束なんてするか?初対面の人間に対して…もしかしてこれは罠か?と思いつつ、俺は駅に向かっていた。駅につくと、時間は8時45分。丁度いいだろうと思い、一応辺りを見回した。彼女の姿はまだない。まあ15分前だしな…と思いつつ彼女が来るのを待った。時間は9時45分丁度1時間経ったが、彼女の姿は未だにない。もしかして俺は、はめられたのか?と思い始めてきた。いや待てやつになんのメリットがある?と思っていたら彼女が小走りに俺の元に向かってもーどこにいたの?と言ってきた。こっちのセリフだ、いやまさかとは思うが駅の反対側にいたのか…。そんなの知るよしもない、連絡先も知らないのだから。まあこれは俺が悪いのかよくわからんが、すまんと言いっておいた。彼女はもう仕方ないですねっと笑顔で言ってきた。これはもう惚れるしかない。いや惚れた。俺が惚れやすい男なのか、彼女が可愛すぎるのか果たしてどっちだ?とか思っていたら、彼女が連絡先交換しとこっと言ってきたので一応交換しておいた。まあなんか今時つながるのが簡単すぎて、トキメキとか湧かないと思っていたらめちゃくちゃトキメいていた自分に嘲笑した。乙女すぎんだろ俺…。とりあえず俺はどこにいくのか?と聞いたら、彼女は驚いた表情でこう言ってきた。もー約束したじゃないですか!と。その約束を覚えてないから聞いたのだが…。もーいきますよーと言う彼女に渋々俺はついていった。果たしてこれはデートなのか?どこにいくかもわからず、俺はその道をただ進んでいた。

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オタクで童貞だけど恋がしたい 黒豆 @96001202

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