第40話 三姉妹口裂け女 下

少年は表情をひきつらせツクモを見たが、ツクモは真剣な目で訴えたかそ、少年は諦めたように、言葉を述べた


「本気で言っているのか、あいつのストーカーって話は」


「あぁ、本気だ」


「マジかよ、てっことは、そいつロリコンか、・・・面倒だな」


「ストーカーと言ったが厳密には光の力を調べている可能性が高い」


「・・・力、それは武器や死覇装の事か」


少年の顔は一気に険しい顔に変わり声も低くなり、ツクモを目線で威圧した


「あぁ、そうだ」


「いつからだ、調べているのは」


「私が気づいたのは数日前だよ」


「数日・・・、変身を見られたのか」


「いや、見られたのではないと思う」


「じゃあ考える事は」


「あぁ、あれだろうな」


「「テレビの画像」」


二人はあの、ニュースで報道去れた、ぼやけた画像の光を思い出して、同時に言葉を述べた


「ツクモ」


「なんだ」


「いい案がある、手を貸せ」


「・・・協力しよう」


少年とツクモは悪巧みを考えていると言われるような顔をしていた



その頃光達は学校でまだ体育の授業をしていた


「俺の出番が来たよ」


一夜は憂鬱そうな表情をしていた


「一夜、まあ、上に入れば良いんじゃない」


「星夜、男には負けれ無い戦いがあるんだよ」


星夜の言葉を聞き、一夜は星夜の両肩を掴み言葉に熱が入り述べていた


「まあ、気持ちは分かるけど仕方無いよ」


星夜は一夜の言葉とどこから湧いてでたのか分からない妙な熱意を燃やす一夜に若干表情が引きっていた


「やるぞ!」


一夜はやる気を出していた


「まぁ、行ってきな」


星夜は歩いて行く一夜に声を掛けて光のもとに向かった


「・・・・・・あった、あった」


光は外にビール瓶が入っていたプラスチックのかごが4つ並ぶ中の1つからピンク色の水筒を持ち上げ手に取り、かごの近くに座り、体育座りで水筒を太股で挟み、手でふたを回して開けて、左手にふたを持ち、右手で水筒本体を持ちふたに注ぎ入れ、また太股で水筒を挟み直し、両手でふたを手に持ち、冷えたお茶を飲んでいた


「・・・美味しい」


光は冷たいお茶を美味しそうに飲んでいた、そこに星夜が歩いて近くに来ていた、星夜は光に声を掛けようと近づくと


「・・・いた、ひか・・・」


星夜はお茶を美味しそうに飲む光を目にして、目線を下に向けたとき、太股と短パンの間からチラリと水色の下着が見えているの気づいた、だが、水筒を太股に挟んでいる事でよりえろく見えた、水筒の雫が太股に伝わり少し流れていたからだ


「はぁ、光ちゃん無防備過ぎだ、・・・あいつら見てやがる」


男子が走っている人を見ずにチラチラと後に居る、光を見ていた、女子は男子の視線に気づき、光をいやらしい目で見ていることに、顔が赤くなる女子や、怒って男子を睨み付ける女子、光ちゃんに伝えないと、思うがなんて声を掛けたらと悩む女子がいた


「仕方ない、・・・光ちゃん!」


星夜は心を決意して光に声を掛けた


「星夜くん、どうしたの?あぁ、星夜くんも喉が乾いて来たの」


「あぁそうだね」


星夜は自分の水筒をかごから持ち上げて歩いた光の斜め前に座り、後の男達や自身もギリギリ見えない位置に座り、光の下着が見えないようにした


「あれ、星夜くん見ないの?」


光は不思議そうにして言葉を述べた


「え、見ないよ!」


星夜は顔を赤くして声を出した


「え、なんで見た方が良いよ」


光はなんで見ないの?と不思議そうにしていた


「それは・・・当たり前だろ、見たらダメだろ」


星夜はなんでそんなことを聞くんだと顔を更に顔を赤くして言葉を述べた


「え、見たらダメ?逆に見ないとダメじゃない」


星夜くんは何を言ってるんだろ、一夜が走ってるの見た方が良いよね、2人は友達だし、それになんでさっきから顔が赤いんだろ、もしかして熱中症?体調悪いのかな


「いやいや、見ないから」


光ちゃんは何で見ないとなんて言ってくるんだ、見て欲しいの、いや、でも、もしかして光ちゃんは見られたい人・・・でも、まさか


「ちょっとごめんね」


「え、なに」


光は水筒を太股から横に置き、膝を地面につき、左手を地面につけて、星夜に近づき、右手を星夜の頭に手を伸ばし額に手をあてたが、光は気づいていないが、体操服は前が胸元まで開けれるタイプで光は暑いのでかなり下まで開けていた、さっきまでは胸が見えなかったが四つん這いのような体制になり胸元がチラリと見え、下着のブラと胸が見えていた


「ん~~~、熱は無さそうかな」


無いな、大丈夫そうだね


「・・・・・・凄い」


光ちゃん意外と胸がある!って、見たらダメだろ、見るな!見るな!でも、目が離せない!


「星夜くん体調だいじょ・・うぶ?????はっ!?星夜くんナニ見てるの、ねぇ」


光は星夜の視線を辿り自分の胸を見ていることに気づき右手を胸元を隠すように押さえ、膝で立ち、左手を地面から解放して、左手を握り締めプルプルと震わせていた


「え!いや、その・・・」


星夜は視線を反らし冷や汗を流しながらドキドキとしていた


「星夜くんのえっち!すけべ!」


「・・・うぅ」


光は星夜を左手で平手打ちして星夜は力が強い光の平手打ちで地面に倒れて気を失った、女子のクラスメイトはやり取りを見てヒソヒソと話をしていた


「星夜くんもやっぱり男の子だよね、イケメンだけど」


「本当に残念だよ」


「やっぱり男は年上が良いよ」


「ほんとそれ」


「やっぱり胸か」


「そうだよ!男は所詮おっぱい星人だよ!」


「光ちゃんおっぱいクラスの中で身長が小柄なのにあるからね」


「しょせんおっぱいと顔だよ!男が好きなのは!」


「でも星夜くんは一夜くんより、心のイケメンだと思ってた、しょせんおっぱいか!」


「「「「「「そうだよ、一夜くんより、星夜くんは爽やかなイケメンと思ってたのに!おっぱい星夜が!」」」」」」


クラスメイト女子全員が(光を除くが)叫んだ


「ちょっと!俺のことちょくちょく貶してません!」


一夜はゴールしてすぐに大声で声を出して叫んだ

「「「「「「星夜ずりーーーー!俺達も光ちゃんのパンツとおっぱい近くで見たかった!!」」」」」」


クラスメイトの男子は光ちゃんが意外と胸があると聞き星夜に向かい叫んだ、もちろん女子全員が男子を白い目で見た、光は顔を真っ赤にさせていた


「星夜くんのバカ、心配してあげたのに」


光は誰にも聞こえない大きさで声を出し言葉を述べたていた


「おーい!男ども!女のおっぱい見てる暇があるなら真面目に授業うけろ、はいはい並べ並べ」


体育の先生が生徒に呆れたように声を述べた


「はいはい、今、行きますよ」


「行こ行こ」


「体育だり~」


等々呟きながらも、嫌々先生の指示で移動をするものや怠そうに歩くもの話ながら行くものも居た


「いや、俺のこと無視かよ!・・・はぁ、はあああああああ!」


一夜が叫び終えた直後に学校横の道路を通るトラックがクラクションを鳴らし、どすんと何かに当たった音が聞こえ、一夜が後を振り向くと、麦わら帽子を被り、顔が見えない白いワンピースを着た女の子が左手でトラックを止めてトラックの前が潰れていた


「ど~こ~に~い~る~の~か~な~」


麦わら帽子を被るワンピースの少女は明るい声で喋りながら、トラックを掴んでいた手が段々指をトラックに食い込ませて、トラックを持ち上げ出した、学校のクラスメイトや先生は驚き見な呆然とありえない事態を見て固まっていたが、一部の者が騒ぎ出したことで、教室で授業を受けていた生徒達は窓から下を覗き見て驚き更に他の人間も校庭を見ていた


「あいつ妖怪か、まだ月が出るまで時間が掛かる!光ちゃんは!」


「私はいま手元に刀が無い!星夜くんは!」


「僕は月がでないと無理だ!刀はわかった、僕が取ってくる!場所は!」


「5階の開けない扉!」


「あそこか、すぐ戻る!」


光と星夜はお互いに戦えるか確認して、星夜は月がでるまで無理だと伝え光の刀を取りに駆け出した


「で~て~お~い~でぇーーー!!刀の持ち主がががああああああああ!!」


麦わら帽子を被る少女は叫び声を上げながら、トラックを片手で浮かせて、学校の校庭に目掛けて放り投げだ


「なになに!」


「えっ!嘘くるくる!」


「・・・・・・・・・」


「みんなな逃げろーーーーー!!」


校庭に居る人間は皆慌てて逃げていたが、中には思考が追いつけなくて、事態が分からずに佇む者が居た、トラックが校庭のフェンスを破り飛んで来ていた


「一夜くん!ツクモを呼んできて」


光はトラックが飛んでくる方に走り出し、一夜にツクモを呼ぶように頼んだ


「わ、わかった!」


一夜は光に言葉を返すとツクモが居る場所に駆け出した


「刀が無いと能力は使えない、でも、身体能力は妖力で補える」


見られる!でも、仕方ない


「力を貸せええぇぇぇぇぇぇぇ!」


光は妖力で身体の身体能力を高めて、怯えて腰の抜けた者と飛んでくるトラックの間に入り、トラックを受け止めた


「ハァハァハァ・・・」


光は荒い息を吐き呼吸を整えていた


「あ、あの・・・」


「・げて、・・・良いから逃げて!」


「は、はい!」


女の子は光の言葉を聞き慌てて走り逃げて行った


「この匂い、まさか!」


光はガソリンの漏れでていた匂いに気づきトラックを投げてきた方向に突き慌てて後に走り逃げた、トラックは光の逆側に傾き倒れていった、口避け女はトラックが倒れてきているのに気づき横に飛び逃げていた


「酷いな~、私の方に倒すなんて、アハハハハ!」


白いワンピースを着た口避け女は余裕の笑みで横に避けて、麦わら帽子を取りながら笑いを上げていた、その口は耳まで届きそうな程、口が裂けていた、彼女が笑を上げているのはトラックが爆発したからか、光が慌てた顔をしたからか、または両方かは回りの人間にはわからないことだ


「まだ、居たんだ」


光の逃道を塞ぐように回りから2人の女が出てきた、光の左後ろから現れた女の格好は椿の柄の入った赤い和傘を手に持ち真っ白な布に赤い血が染み着いたような鮮やかな色の赤い、全身赤い着物を着ていた、右後ろから現れた彼女の姿は全身黒い色のドレスを着て腰には赤い紐でリボンに結び腰のラインがくっきり分かるようにしていた、赤いレットワイン色のヒールを履いていた


「この子」


赤い着物を着た女は上品なしゃべり方で光を見ながら、前の白いワンピースを着た女に言葉を投げ掛けた


「まだ見てないから分からないは、でも、刀がどうとか聞こえたから間違いないと思うは、それに、ほら」


白いワンピースを着た女が言葉の最後に手を出して見えるように掲げた、手には光の姿が写る写真を手にしていた


「それは、私」


光は写真を見て驚いていた


「な、なんで半分下着姿なの!」


写真には鏡の中から撮影した用なアングルから、撮影された変身している瞬間だった、それは上半身の服が白い羽に変わり落ちている姿だった


「え、下着・・・間違えたは、これよ」


白いワンピースを着た女は写真を確認して別の写真に変えた、その写真は光が死覇装を着て、刀を手に持ち妖怪と戦っている姿だった


「なんで下着姿写真を持っていたかはこの際どうでも良い、大体検討はついてる、でも、なんで私を狙ってるの」


光は冷静に回りの様子を伺いながら言葉を述べた


「分からない、分からないの貴女は」


白いワンピースを着た女は光を目を見ながら言葉を述べた


「さあ、分からないかな?」


光はわざとらしく言葉を述べていた、それを聞いて3人は苛立ちを覚えた


「さあ、分からないかな、ですって」


赤い着物を着女がわざとらしく言葉を述べた


「そうね、本当にそうね」


白いワンピースを着た女がわざとらしく更に言葉を述べた


「腹が立つはお姉さま、どうしてかしら?」


「さあ、ただ言えることは、殺せばすっきりするんじゃない、ねぇ」


黒い色のドレスを着た女は光に言葉の最後に目線を向けだ、その言葉に白いワンピースを着た女が口を開いた


「そうね、それもそうだは」


「確かに」


赤い着物を着た女は言葉を述べた、もう話は終わりにしましょうと態度を表に出して


「間に合わないか」


光は誰にも気づかれないように言葉を述べた


光が彼女らに囲まれているとき一夜は校舎の中を走っていた


「まだか、彼奴居ない」


一夜はツクモを探し校舎の中を走っていたが途中途中いろんな邪魔な出来事がある、だから一夜はイラついていた


「あ、一夜!」


「げ、先生」


一夜はめんどくさそうな顔で男性の先生見ていた


「一夜!早く避難をしろ!なぜ逆に行っているこっちに来い!」


「いや先生、・・・俺ようがあるんでっ!」


「おい、一夜戻って来い!」


一夜は急いで方向転換して走り出した、先生は怒りが声に現れて後ろから叫び右手を前に出して一夜に呼び掛けた


「・・ハ~、うるせえよ先生、三十後半から禿げろ!ツルッぱげろ!光れしゃれこうべ」


「しゃれこうべは骨だろがっ!」


一夜は走りながら言葉を述べ走り去った、先生は更に視界に居ない一夜に向かって声を出した


「彼奴~、私はズラでは無いぞ!」


先生の叫ぶ後ろ姿がたまたま後ろに現れた生徒に疑惑が生まれる事に生っていた、小さな声で一人呟いた


「えっ・・・怪しい」


後ろに隠れた少女は先生の頭を見て言葉を溢していた、一夜は走りツクモをあの後も探していた


「星夜!」


「一夜!」


2人はお互いに誰か認識すると声を出していた


「刀は!」


「ツクモは!」


互いに声が重なり述べた


「いない!」


「あった!」


一夜と星夜は廊下で互いの現状を確認して、互いが過ぎ去ろうとしたときに、声を背中越しに聞こえた


「「後でな!」」


2人は言葉を述べ、自分のしなければいけない目的に足を向け走り去った


「刀を早く届けないと」


星夜は更に走る速度を上げて下に下りていた、一夜は余り使われていない部屋などの扉を開けていた


「ツクモ!っいない」


光は拳の中に汗をかいていた


「まだ」


「おやおや、変身しないの?あぁ、月がまだだからできないか、ふふふ」


赤い色の着物を来た女が愉快そうに笑みを見せて笑っていた


「・・・・・・」


「あら、黙り」


「良いから殺ろうぜ、どうせ殺すつもりだしね~」


黒い色のドレスを着た女がイラつきながら言葉を述べた、それを見ていた一番背の低い白いワンピースを着た女が口を開いた


「ねえ様がた、こいつは刀です、刀も破壊しなければなりません、わかっていますね」


「わかってますわ」


「わかってる、わかってる」


着物を着た女とドレスを着た女は言葉を述べた、わかっていると言っているように話していたが、光を3人は話が終わり顔を向けて見てきた不適な笑みで


「まずい」


星夜くん!刀、刀はまだ!さすがに刀が無いと!どうする、考えろ!彼奴らを殺る方法を!


「また敵が!」


「「「誰だ!」」」


それは光と口裂け女が予期しない出来事が起きた、大きな音が聞こえ学校の人達が避難して逃げた方向から音と共に青い色のひかりが建物を包み込むような大きさのひかりが見えた


「銃声・・・まだ、居たのか!」


「お前の仲間じゃあないの!」


「「違う!」」


「「じゃあだれだ!」」


光と白いワンピースを着た女が互いに述べると同時に顔を互いに見て質問を返し、互いに顔色を見て違うと分かりまた、ひかりが見えた方を見た、その時星夜がチャンスと思い、光に駆け出し近くまで来て刀を投げた


「光ちゃん!」


光は星夜の声に気づき刀を右手で受け止めた


「星夜くんありがとう!」


光が言葉を述べる前に星夜は駆け出し逃げていた、光の言葉で星夜は左手だけを振っていた


「刀!」


「あらあら、悪い子ね」


「やっぱり鏡から出していたのね」


白いワンピース、赤い着物、黒いドレスを着ている女3人が順番に言葉を口にしていた


「ごめんね死んでね、あの子の所に送ってあげる」


光は刀を鞘から抜きながら言葉を述べていた、その時、金属の擦れ当たる音が聞こえた


「えっ」


「なっ!」


「ねえ様!」


「・・・・・・」


光が見た光景は、黒いドレスを着た女に鎖が絡み付き爆発していた


「・・・鎖」


光がは驚いた表情で鎖と小さく声が漏れていた

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