第18話 火車 下
氷美は光に会いにあの夜から二日後の夕方に病院に会いに来ていた
「今なんて」
光は氷美に聞き返した
「ん、だからツクモが言ってた例の少年は仲間にするの無理」
氷美がベッドの横に有るイスに座り手を振りながら言葉を述べた、無理だと
「なんで・・・もしかして、あの服が恥ずかしいとか!」
光は声のトーンが段々上がり氷美の方にベッドの端まで手を近付け身を乗りだし言葉を述べた
「イヤイヤ違うでしょ」
「他は・・・妖怪が怖いとか?」
「んー・・・」
氷美は言いにくそうにチラチラと光を見ていた
「ん?」
光は何だかよくわからないけど氷美がこちらを見ている事に気づき首を傾げていた
「多分だけど・・・りちゃん」
「え、いまなんて」
「・・・かりちゃん」
「えっと・・・いまなんて」
「光ちゃん!」
氷美は最初は小さく声を出していたが光は聞き取れず聞き返していたが氷美が最後に大きく声を出したため聞き取れたが、光は答えを聞き放心していた
「おーい、光ちゃん・・・大丈夫」
氷美が光の顔の前で手を振り言葉を述べていた
「はっ・・・・・・てっ、なんで私なの!」
「いやー実話ね」
氷美が妖怪が消えた後の少年との事を語りだした
「嫌だ!」
少年は物凄く嫌そうな顔をしながら言葉を述べた
「なんで、ここ最近妖怪の出てる数が増えてるでしょ、できるだけ仲間を増やさないと危ないでしょ」
「で、お前達と妖怪退治をすると」
「うん、妖怪を始末しないと最近は危ないし」
「そうかそうか、断る!」
「やっぱり妖怪と戦うの怖い、危ないしね」
「違う!受験があるんだ、来年高校受験がな!それなのに妖怪妖怪妖怪・・・ウザいんだよ!なのに、今度は一緒に妖怪退治だ!・・・ごめん被るね、帰れ帰れ!」
少年は不機嫌な顔で声を荒げ最後手でシッシッと手を振っていた
「な!・・・君、年下だよね、口が悪すぎない」
「うるさい・・・年増!」
「な、何ですって!」
氷美がプルプルと震えて居ると少年が言葉を述べてきた
「それに、お節介小学生となんか組めるか!ウザそうだ、じゃあな、2度と会わない事を願うよ」
少年は後ろに振り返り前を歩き出した
「て、話しは終ってないけど!」
氷美は少年を追い掛けようとしたが妖怪にやられたダメージが大きく足がふらつき壁に手を着き持たれ掛かった
「身体がしんどい」
氷美は少年との話を語り光に伝えた
「と、こうゆう事が合って・・・光ちゃん聞いてる?」
氷美は光が考え混んでいるので聞いてなかったか気になり言葉を述べていた
「つまり・・・何故か私が嫌いだと」
「うん、そゆこと」
「なぜ会った事も無い人に嫌われて」
光は顔を手で伏せぶつぶつと言葉を述べていた
「よしよし」
氷美は光の頭を優しく撫でていた、それから数分時が経ち二人は雑談をし始めた
「光ちゃん明日退院だったよね」
「うん、そうだよ・・・明日は私も妖怪退治に出るから、氷美さんが言っていた妖怪殺そう」
「そうだね、何か企んでるみたいだしね」
「そうだね」
「ねえ、ツクモは呼ぶとしてあの二人は」
氷美が疑問に思い光に問い掛けた
「あーー・・・一夜と星夜かー・・・どうしよう、黙ってたら特に一夜がめんどそう」
光がめんどくさそうに考えながら言葉を述べた
「確かに面倒だよね、神原くん」
「ですよね、はぁー」
光は溜め息をしていた
「ハハ・・・・・・神原くんはそれだけじゃなさそうだけどね」
氷美は光に聞こえないように言葉を述べていた、それから少し時は流れ氷美は家に帰っていった、光は布団に潜り眠りに就いた、どう時刻にある部屋で少年が鏡を見ていた
「やはり居た・・・これは何なんだ!捨てても捨てても戻ってくる、これは呪いと一緒だ!」
少年は鏡を見ながら唇を噛み、苦い顔をしていた
朝、光は病院から退院の為に荷物の準備をしていた、光の母親も病院に来て受付で手続きをしていた
「は~終った、退院か・・・夜は狩に行かないと」
光はいつもの用に言葉を述べながら、声が段々と低くなり喋りながら鋭い目に変わっていた
「光~帰りましょ」
光の母親が病室に現れ光に声を掛けた
「うん、いま行くね」
光も笑顔で言葉を返した
時は経ち夜に4人と一体の人体模型が夜の公園に現れた
「皆集まったね」
光が死覇装を着て髪型も赤い紐で結びツインテールにしていた
「光ちゃんツインテールなんだ・・・」
「え、そうだよそれが?」
一夜が照れた様子で光を見て言葉を述べた、一方光は一夜の様子が変だと思っていた
「話を進めようか」
「そうだね」
星夜が言葉を述べ、光が言葉を述べ返した
「例の妖怪だけど探して殺す敷かないと思う、良いかな」
光が全員に問い掛けた
「良いと思う」
「殺せるなら殺すべきだ」
一夜と星夜が順に言葉を述べた
「何かあるかもしれないし早めに対処するべきだろう」
ツクモが言葉を述べ、氷美が言葉を述べ始めた
「相手は火の車輪を使う、だからツクモは戦うのやめた方がいいと思う」
「そうだね、今回はツクモは戦うべきではないと思う、氷美の話を聞くと、接近戦のツクモは不利だよ」
「わかった、だが危なくなれば戦いに参加する」
ツクモは諦めた用な声で言葉を述べた
「じゃあ、一夜と星夜はこの公園で待機とツクモの情報交換の連絡役、ツクモは妖怪の捜索と怪しい人間の情報集め、情報を集めたら一夜と星夜に伝えてまた情報集め、氷美と私はバラバラに妖怪の捜索と例の妖怪の場合は見つけたら空に合図を送り戦いながら到着を待つ、この袋に双眼鏡が入ってるから3人は合図が見えたら一夜と星夜で双眼鏡を使い少年が周辺に居ないか確認して、居たらツクモが少年に接触して合図ん一夜と星夜に送りどちらかが私達に懐中電灯のひかりで合図を私達に合図を送る、皆これでいい、少年を無理矢理戦いに巻き込んで戦わせ、こちらの話を聞かせて強引にこれから先の妖怪との巻き込む・・・フゥフゥフゥー・・・・・・待ってなさい少年」
光の長い説明に皆が驚いた用に見ていた
「光ちゃん良いね、それ」
「光ちゃん考えてたんだ」
「わかった、それで行こう」
「小学生にしては黒い」
一夜に星夜にツクモに氷美が順に言葉を述べた
「じゃあ皆行こ・・・」
光が言葉を述べている途中に街中で激しい音と爆発の震動が辺り一帯に響いた
「居たね・・・計画が・・・ハハ」
光は恥ずかしそうに言葉を述べ皆に照れた笑顔を向けた
「「「「・・・・・・・・・」」」」
皆が困った顔で短い時の沈黙が流れた
「よし行こう、氷美さん」
沈黙を破り光が言葉を述べた
「そ、そうだね」
「が、がんばって」
一夜が2人に言葉を述べた
「行ってくるねツクモ」
「あぁ、死ぬなよ」
「うん」
「無視光ちゃん!」
一夜が無視去れたので光に突っ込みを入れた、氷美が気まずそうに言葉を述べ始めた
「あー・・・行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
「頼みます」
一夜と星夜が順に言葉を述べた
「行こう」
「そうだね」
光と氷美はお互いに顔を見て頷き爆発のした場所に走り向かった、爆発の場所には少年と火車の妖怪が戦っていた
「どうした、それでも選ばれた者か」
「選ばれただと」
「やはり知らないか」
妖怪は馬鹿にした用な声で言葉を述べた
「選ばれ・・・まさか武器が!いや今はこいつを倒さないと」
「貴方は私にとって非常に相性が良い、貴方は御悔やみ申し上げます、なんてな、早く死になさい!」
「くそ、車輪の数が多い!捌き切れない」
少年は身体にどんどん傷が増えて傷付いた
「仕方ない、オリャャャャャ!ぶっ飛べ!」
「ぬるい!弾け!火車!」
少年は民家のコンクリートの壁をでかいハンマーで叩き、上に居る火車に壁のコンクリートを砕き火車に向けて飛ばしたが、火車は火の車輪を使いガードしながら別の車輪でコンクリートの塊を砕き破壊し壊した
「駄目か」
「諦めなさい、私のために死・・・うぅ・・・誰だ邪魔をするのは!」
「生意気な君、元気~」
少年に複数の車輪が一気に襲い掛かろうとして、少年はもう駄目だと思い目を瞑り攻撃が来ないので目を開けると、肩に弓が3本刺さっていて血を肩から滲んでいた
火車は後ろを振り返りかなり離れた位置に氷美が居ることに少年を仕留めるのを邪魔されて忌々しいと思い憎悪が生まれ表情にも表れていた
「忌々しい小娘が!邪魔をしやがって、だがお前の対策はしてきた、横に回れ」
車輪が横に高速で回りまるで狙ったように車輪から火の玉を氷美に飛ばしてきた
「ワアッ、危な・・・あー、これやばいは」
車輪が火を飛ばしながら氷美に向かってきた、氷美は隠れながら弓を引いているが本体に車輪が邪魔をして届かないでいた
「車輪が高速回転してて攻撃が効きにくい、仕方ない、水龍玄!」
氷美が弓に力を入れ妖力を弓に流し入れ水の矢に雷がバリバリ走り車輪に向かって放った、矢が徐々に龍の用に形が変わり車輪1つを飲み込み車輪を壊そうと空中を駆け回った、車輪が砕けた音がした瞬間龍が弾け消えた
「よし!」
「嘘だろ!アイツ」
「なに、貴様どこまでも邪魔をしやがって!だがもう引けないだろ今の技は」
少年は驚き天を見上げていた、火車は驚き下に降り怒りそして氷美の様子を見て悟ったもう引けないと
「バレてるか、ハハ」
氷美は冷や汗を流していた
「妖怪の言ってることは本当か、だが、俺が押されている事には変わりないな」
少年は冷静に自分の状況判断をしていた
「鏡月影」
少女の声は誰にも聞こえない用な場所で言葉を述べた
「ハハハ・・・お前達は終わりだ二人とも殺してやる、まずはお・ま・・なに」
「終りは貴方だよ」
火車が言葉を述べていると胸から刀が出てきて、胸から血が滲み出していた、火車が振り返ると小さい子どもの女の子が居た刀を持って
「は、いつの間に、何故だ、あ、アアアアアアアアアアアアアアアア!嫌だ死にたくない!車輪を!」
「させるか!」
逃げようと火車が車輪を一気に自分の所に集めようと凄い行きよいでこちらに向かってきていたが、光は刀を下に力を入れてどんどん下に下に進み火車は断末魔を挙げていた
「アアアアアア!死にたくない!死にたくない!お前を殺す!喰らえー!」
火車は切り裂かれる身体の痛みに堪えながら少しでも生き残る為に車輪を呼び寄せて居た
「もう、遅い!」
「死ね!」
光と火車の声は重なり、光が火車を下まで切り裂き、火車は車輪を呼び寄せ自らも自滅覚悟で光を殺すスピードで全ての車輪が降ってきた、その光景は二人は車輪の下敷きになっていた
「光ちゃん!」
氷美は叫び光の居る場所に向かっていた
「あの小学生死んだか」
少年は怪我が多く道に座り込んだ
「光ちゃん、どこ」
氷美は車輪の山を見ながら光を探していた
「呼んだ」
「え、えぇぇぇぇぇ!何で反対側から」
「いや、こっちに来てるときに何となく聞こえて、この月のひかりで出来た影に触ったら入れた、何となく頭から聞こえて」
「つまり、光ちゃんは影に潜れると」
「うん」
「心配して損した」
「ごめんごめん・・・ん、ねこ」
「どうしたの後ろ何て見て妖怪は倒したんだよね」
後ろを見ていた光に氷美が不思議に思い言葉を述べた
「ううん何でも無い、妖怪は倒したよ、下まで斬ったし身体が消えてたから」
「そっか」
ねこって危ない場所に来るんだ、気を着けないとね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます