第15話 事件の後

今日の夜、光ちゃんが入院中の病室に集まる予定だ、てか、あの人体模型はなに、それにあの刀ヤバイんじゃ、いや、それより問題はこれだよな~


「各町に現れた男達は次々と人を襲い腹を裂いていたと思われ、被害者は170以上、生きたまま腹を裂かれ殺された要で、佐々木さんこの男性の目的は何が有ると思います」


「私も目を疑いたい気分ですが、犯人は妖怪の類いではないですか」


「妖怪ですか、あり得ますか妖怪などが」


「そうですね、妖怪等存在しないでしょう」


「そうですか、今回の犯人は被害者の目の前で氷漬けに去れた後炎に焼かれて死んだそうだな、それに目撃情報で小学生位の女の子がこの事件の犯人を切り殺してたらしいが、佐々木さんアンタ何か知ってるんじゃあないか」


「視聴者には信じがたい事実が有ります、衛星で記録去れた物で一部写真を持ってきました、皆様これを見てください」


ぼやけた数枚の写真に写された光の姿があった、口裂け女、伸び上がり、ヒルデ神、との戦いの写真がニュースに映し出された


「な、なんだこれ、光ヤバイんじゃ」


一夜がテレビを見ながら驚き目を見開いていた、一夜は携帯を取り出し星夜に電話を繋いだ


「もしもし、どうした集まるの今夜のはずじゃ」


「そんなことより、星夜テレビを付けろニュースに光ちゃんが」


「えっ」


星夜は慌ててテレビのチャンネルをニュースに変えた


「確かにこれはヤバイな」


星夜もニュースを観て内心焦りを感じていた


ニュースでは写真がぼやけているが、がっつり光が映し出されていた、妖怪と戦う姿が、そして問題がヒルデ神との戦いに着ていたのが学校の制服だ


「取り合えず光ちゃんがバレないようにしたいけど無理だな」


「やっぱり無理か」


「まあ幸い画像が荒いからバレないかも知れないけど、暫くは警戒した方がいいな」


「やっぱりそうだよな、それに俺達も映ってるしな」


一夜が遠い目をしながら言葉を述べた


「そうだね、でも人体模型さんが映ってるし、大分ヤバイ集団に見えるけどね」


星夜がニュースに出てる光、一夜、人体模型、高校生のお姉さん、と自分がテレビに出ているのを見ながら言葉を述べていた


「確かに、何の集まり?みたいだ」


「確かに」


二人はお互いに空を眺めながら遠い目をしていた


二人が話をしているなか、高校生のお姉さんはテレビを観て頭を抱えていた


「アァーーーーーー!」

高校生のお姉さんは顔を上げてもう一度テレビを観て空を眺めながら現実逃避をしていた


「お姉ちゃんなに見てるの」


「ちょっと遠くを」


「ふーーん」


高校生のお姉さんの妹は不思議そうに姉を見ていた、一方人体模型のツクモは黒い色の風呂敷を手に持ち明るい外を人間に見つからない用に歩きどこかに向かった


「ガセか」


ツクモは回りをキョロキョロ見ていた、何かを探すように


それから皆は光が入院中の病院に向かった


「夜9時半そろそろ皆来る頃か」


病室は電気が消えていた、消灯時間が来て一時間の時が来た、光はベッドから起き上がり、窓を見ていた


「ツクモ」


声を窓の下にかけながら光が窓の下を見ると人体模型のツクモがそこに居た


「よっ」


ツクモが窓枠に手を掛け入ってきた


「いらっしゃい」


「他の人は」


「まだ、来てないよ、ツクモが一番最初、多分なかなか入って来れないと思うよ」


「あーーそうか」


光とツクモが話している頃、一夜と星夜は消灯前に病院のトイレに隠れていた


「そろそろか」


一夜は回りの音を聞きながら星夜に述べた


「消灯から一時間、そうだな、行こう」


星夜は一夜に言葉を述べ、トイレの個室の扉をゆっくりと開けた


「行こう、一夜」


「あぁ」


二人はひっそりと歩き、廊下の様子を見ていた


「今だ」


星夜が言葉を述べると一夜も後に続き急いで廊下を移動して光の病室に入った


「ついた」


一夜は小声で言葉を述べた


「成功だな」


星夜は一夜に言葉を返した、二人は笑顔で笑っていたが二人は気づいて居ない自分達が半乾きの雑巾の臭いがしている事に、笑顔の間々二人は光のベッドのカーテンを開けた


「あっ、入って来れた・・・・・・くさっ」


光は鼻を摘まみ二人から後退りをした


「「えっ」」


二人は急いで袖を嗅いでみた


「うわっ、くさっ!」


「なんだこの臭い」


二人は顔が笑顔が一瞬で歪んだ


「いや、こっちが聞きたいけど、取り合えず・・・・・」


光はベッドの横の引き出しから良い香りのするスプレーを出し二人に行きなり掛けた


「ちょ」


「掛けすぎだよ光ちゃん」


それを見ていた人体模型のツクモは関わりになるものかと窓の外を見ていた


「月が綺麗だ・・・・・ん、何だロープか」


ツクモが外を見ているとロープがしたから窓枠に飛んできた、窓の外のロープを見ると例の女子高生がロープを掴み上がって来ていた


「来たか」


ツクモが声を掛けると例の女子高生は顔を上げて嫌そうな顔をした


「うわっ、夜の病院にあんたはホラーだは」


「失礼な女だ、一応私は神だが」


「はいはい」


例の女子高生は登りながら話をしていた


「よっと」


病室の窓に着いた例の女子高生は軽々と窓からスカートをひらひら差せながら入ってきた


「あっ」


一夜は見ていた、例の女子高生が入るとき下着が見えたを


「うわっ」


下着が見えて鼻の下を伸ばした一夜を見て光はドン引きしていた


「「やれやれ」」


星夜は呆れて声を出すとツクモと言葉が被りお互い顔を見てなぜか少し仲良くなった


「苦労してるな」


「いえ、ツクモさんもでしょ」


何故か例の女子高生は皆の話に置いていかれていた


「え~っと」


「来てくれたんですね」


光は笑顔で言葉を述べた


「では、話し合いをしましょうか」


光は皆を順番に見ながら言葉を述べた


「ちょっと待ってくれ」


「なに、ツクモ」


「仲間になるかも知れない人物が要る」


「「えっ」」


一夜と星夜はお互い顔を見た


「仲間ね~」


例の女子高生は何か納得の行かない顔をしていた


「ツクモ、それは、私と同じ」


光は真剣な瞳でツクモを見て言葉を述べた


「あぁ、それが」

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