第12話 ヒダル神 上

山道などを歩いている人間に空腹感をもたらす悪霊の類をいう、これに憑かれると歩いている最中に突然に激しい空腹感、飢餓感、疲労を覚える、手足が痺れたり体の自由を奪われたりするため、その場から一歩も進めなくなり、ひどいときにはそのまま死んでしまうこともあると言われている


これに憑かれるとされる場所は大抵決まっており山道、峠、四辻、行き倒れのあった場所などが多い、土地によっては火葬場や磯でも憑かれるという


まだ朝もやの晴れない時刻に、ヒダル神が異様に腹の膨らんだ餓鬼の姿で現れ、旅人の前に腹を突き出して、茶漬けを食べたかと尋ね、旅人が食べたと答えると襲いかかりその腹を裂いてその中のわずかの飯粒を貪り食ったという


ヒダル神に憑かれたときには、すぐに何かを食べ物を食べれば身動きできなくなることはないとされる、ヒダル神を防ぐためには前もって十分な量の食糧を持ち歩くと良いと言われている


あなたはお茶碗に付いたご飯粒残していませんか、もしかしたら街中にも腹を透かしたヒルダ神が現れるかも知れませんね、あぁ後に


光は朝目覚めたなかベッドから起き上がりぼーっと天上を見ていた、光は下着姿で寝ていたので起き上がる時に毛布が肩から下に落ちて光の下着見えていた


「今日も天気良さそう、月が今夜も見えそうだね」


と言いながらあくびをしていた光は起きながらクローゼットを開け引き出しから下着を選んでいた光はピンクの下着を手に取りたたんでいた下着を広げて着ようとしたとき玄関からチャイムの音がした


「ん、誰だろ、朝に珍しいな」


光は玄関のある方に顔を向けて見ていた


「おっと下着着ないと」


光は止まっていた手を動かし下着着ていた、すると足音が光の部屋に迎い歩いて来た、扉からコンコンと音が聞こえた


「光、一夜くんと星夜くんって名前の男の子が来たわよ」


・・・えぇぇ、二人が来たの、なんで・・・・・もしかして星夜くん意識かなり合ったのかな、あんまり二人と要ると・・・女子の目が・・・・・睨まれるだろな~


「ひか・・・光、光」


考え込んでいた光は母親の声で意識を現実に戻した


「ごめんお母さん考え事してて、着替え中だから後で行くね、二人には準備してるから先に行ってってて伝えて」


「わかったは伝えとくわね光」


「うん、お願い」


光の母は戻り二人には伝えていた


「取り合えずようい、ようい」


光は花歌を歌いながら準備をしていた


「あっそうだ」


光は着ていた制服のスカートを脱ぎスカートの裏に付けたポケットの中に何かを入れていた、光は再びスカートを着ると刀を布に包み隠していた、それから鞄に入れていた


「よし、準備完了」


光は部屋を出てすくに学校に行くために母親に声をかけて、玄関の扉を開けて出ていったら家の前で二人がいた


「えぇ、なんでいるの二人とも」


二人はお互いに顔を見て二人は言葉を述べ始めた


「「いや、逃げると思って、ここで待ってた」」


「あぁ、そう」


光は遠い目をしながら空を見ていた


「で、ストーカーのお二人はなんの要で」


光が言葉を述べると一夜が言葉を述べ始めた


「星夜の家での事件で会ったことだよ、こいつ覚えてるんだ」


「ま、そうゆう事だ、光ちゃんは何か知ってるんだろ、教えてくれない」


星夜は真剣な顔をしながら言葉を述べた


「はー、二人とも遅刻するから歩きながらね」


「「わかった」」


学校に歩き出した三人は歩きながら言葉を述べ始めた


「星夜も私の持ってる刀を見てるよね」


光は言葉を述べた


「あぁ、知っている、路上で脅されて・・・」


星夜は言葉を述べた


「えぇぇぇ、脅されたー・・・なにそれ・・・・ちょっとなに二人とも目を反らすの」


一夜は二人を右、左、と左右を確認すると二人は一夜から目を反らした


「いやまあ」


「そ・・それより星夜くんの話だけど、あの刀は普通の刀では無いんです、私も良く知らないけど一つ言える事は妖怪とかを斬り殺せる所かな」


「妖怪をか、それどこで手に要れたの」


「鏡」

「え、鏡」


「鏡」


光が言葉を述べた


「いや、冗談だよね」


星夜は驚いた顔をしていた


「ほんとだよ、ある日ね、鏡に触ったら行きなり鏡が輝き出して、目の前に刀が転がってたよ」


「はぁ、鏡から・・・刀が」


星夜は手を顔に覆い被せぶつぶつ言いながら悩んでいた


「鏡から、なんでだろ」


一夜が言葉を述べた


「妖怪はね、鏡から出てくる見たいだよ、実際に見たし」


光は言葉を述べ二人を見た


「なんで鏡から、光ちゃんは知ってるの妖怪が鏡から出てくる理由を」


星夜は光を見ながら言葉を述べた、光は首を横に振りながら言葉を述べ始めた


「知らない、でも家の鏡から出ない予防策はあるよ」


「え、あるの」


一夜が言葉を述べた


「それはなに、光ちゃん」


星夜が真剣に聞き返して来た


「それは、鏡を夜に月の光に照らされないように鏡に布をかけたら大丈夫だよ、但し布は遮光カーテンとか使った方が良いよ、出ないと布から透けて光が入ると出てくるよ」


「何だよそれ、ヤバイだろ」


一夜は顔を青くしながら言葉を述べた


「鏡と月の光は何か有るのか、光ちゃん知ってる鏡と月の光の現象を」


星夜は冷静に言葉を述べた


「それも知らない、ただ私の刀も一度鏡に戻すと、月の光を鏡に当てないと出てこないんだ、だから刀を持ってないと朝から夕方は戦えない、夜でないと、ちなみに妖怪は夜に鏡から出て戻らないと24時間何処から襲って来るか分からないよ」


光は空を見ながら言葉を述べた


「いつも危ないか、妖怪は普通の人にも殺せるのか」


星夜は言葉を述べた


「多分無理だよ」


光は真剣な顔で言葉を述べた


「そうか、なら鏡にカーテンかける対策するか」


星夜は暗い顔で言葉を返した


「そうだね、そうしないと危ないしそれ」


光が言葉を述べて要ると横から一夜が二人に言葉を述べた


「なあ、なあ、俺達も鏡に触れると刀手に入らないかな」


「「え」」


一夜が笑顔で言葉を述べたが光と星夜は互いに顔を見て苦笑いしていた


「いや、一夜それは無理じゃあ無いかな」


「多分無理だよ一夜くん」


「いや試してみよう、今日の夕方ある程度間で暗く成るの待って鏡を触ろうよ」


「「いやいやいや」」


一夜の問いに光と星夜は言葉を述べた


「なにしてるの三人で」


すると三人の後ろから少女の声が聞こえた


「あ、玲ちゃん」


一夜が言葉を述べた


「おはよう玲ちゃん」


続いて星夜が言葉を述べた


「おはよう玲ちゃんいつもより遅いねどうしたの」


光は玲に笑顔で言葉を述べた


「いや、寝坊してギリギリに」


照れ臭そうに玲は光に言葉を述べた


「そうなんだ」


「そうなんだよ~、所で三人一緒に登校何て珍しいね」


玲はなんとなく疑問に思い言葉を述べた


「え・・・・・・・えーと・・・」


光が何て答えるか考えていると、一夜が言葉を述べ始めた


「あぁ、光ちゃんにようがあって、それ・・・」


光が一夜に怖い顔で睨んでいた


「あ、あーそれでさ行こうとしたら光ちゃんが前に居て一緒に登校してたんだ、なあ星夜」


「あ、あぁそうだな」


一夜は焦りながら言葉を考えながら声に出した、巻き込まれた星夜も焦りながら頷いて、言葉を述べた


「そうなんだ」


玲は素直に言葉を受けとり言葉を述べた


「あ、そうだ玲ちゃんも一緒に学校に行こう」


光が笑顔で言葉を述べた

「え、良いの」


「うん、一緒に行こ、良いよね二人とも」


「「う、うん」」


一夜と星夜は振り返りこちらを見た光の顔が言葉を述べた時の顔が鬼の要に怖かったため、二人は呆然と返事をした

「ありがとう」


「行こ」


光は笑顔で玲に言葉を述べた


「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

「なあ、光ちゃんて怖いよな時々」


一夜は星夜に言葉を述べた、星夜の一夜に言葉を述べ始めた


「あぁ、そうだな、光ちゃんと結婚したら、確実に尻に敷かれるな」


二人は前を歩く光を見ながら言葉を述べていた


四人は学校に付くと下駄箱に行き靴を上靴に履き替えて要るといつものイケメン先生が校内で女子に囲まれていた


「みんな毎日朝見るとどんどん可愛くなるね」


「えっ、そうですか」


「あぁ」


「ほんとーうれしー」


と一人の女子が先生に抱きつくと他の女の子も抱きつき出した


「あたしもー」


「あ、ずるい」


「先生好きー」


「私の方が先生好きだよ」


「えー、私だよ」


「ハッハッハッ、みんな先生はね皆が好きだよ、きっと皆の先生に成るために生まれてきたんだよ、さぁ、みんなおいで先生の愛の生徒達よ」


「「「「「「「「「「キャーーーカッコいい先生ステキー」」」」」」」」」」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


光はゴミを見ている用な気分だと思っていた


「またか、ニュースだけは流れないで欲しいな、は~」


光が沈んでいると玲が光に声をかけた


「光ちゃんどうしたの」


「あ、ごめん、ごめんなんでもないよ、行こ」


光は笑顔で言葉を述べた


「光ちゃん放課後近くの公園でさっきの続き聞かせて」


星夜が教室に入る前に光にだけ聞こえる要に言葉を述べた


「わかった」


光達が教室に入り数分後教師が教室に入ってきて一時間目の授業が始まった


「いる、ツクモ」


光は休み時間に人体模型のツクモに会いに来ていた


「あれ、珍しいね、白ちゃんどうしたの」


人体模型のツクモは理科室の倉庫から出てきた


「しばらく私に話し掛けない方が良いよ」


「あー、なんかあったの」


「クラスの子が襲われた事件あったでしょ」


「やっぱりあれか、なにバレたの」


人体模型の言葉を聞いて嫌な顔をしながら言葉を返した


「バレたよ、しかも二人に」


「あらら、ご愁傷さま」


「おい、ツクモ貴方もバレない要にね」


「わかってる、わかってる、それに意外と隠れるの得意だから、それより白ちゃん最近可笑しくないか」


「なにが」


「妖怪の数だよ最近弱いのが段々多くないか」


「確かに多いけど、貴方も妖怪見たいな者でしょ」


「ま~、そうだけど、気を着けた方が良いよ」


「わかった気を着けるよ、ツクモもね」


「あぁ、時間だね」


「本当だ」


「それじゃ隠れるよ」


「ツクモまたね」


「あぁ」


光は学校のチャイムが鳴り急いで教室に向かったそれを後ろから見ていた人体模型ツクモは小さく呟いた


「嫌な予感がする」




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