真面目で純文学系を主に書く主人公と軽いけど文学には真摯に向き合うチャラ男という2人の組み合わせで作家に縁のある温泉地を散策する。その中で交わされる会話には仲の良い親友ではないけれど丁度良い距離感があってそこの表現が絶妙だと思います。反応もチャラ男だけがということもなくバランスが良く、きれいなバランスになっています。 キャラクターの掛け合いだけではなく背景の設定や文学者の小ネタを知っていると別の視点でも楽しめる作品です。