レインについて(第43話まで読破推奨)


 我らが第十三位副団長、レインです。

 飄々ひょうひょうとしており、女遊びをしながらも面倒見も良く、リオーネと同じでセンスも抜群、年下に慕われているのに、そのくせ警戒心が誰よりも強いという武人です。

 何だかこうして見ると、属性盛りだくさんですね。ビックリです(作者です)。


 改めまして、レインです。名前から行きます。


 最初から、名前は「レイン」でした。これは、「ライン」と似せようと思った結果です。

 ちなみに、容姿もラインが大人になったバージョンで考えていました。

 なので、髪と瞳の色は一緒で、顔立ちもよく似ています。カイリが、初対面で「ライン」と間違えたのは、ぱっと見の雰囲気が似ていたからです。

 ラインが大人になったら、恐らくレインとそっくりだったでしょう。並んだら兄弟の様に見えたかもしれません。


 性格に関しては、ラインとは似ても似つかない感じで書こうとして……ところどころ失敗している気がします。

 面倒見が良いのはラインも一緒だよなと思わせつつ、けれど付き合えば付き合うほど、ラインとは違うな、という空気が出せれば良いと考えていました。……初っ端から結構違ったと思うので、目論見は見事に失敗です(笑)。


 カイリが第43話で疑問を抱いた通り、武術に関してはずば抜けて強いです。聖歌に対する耐性も団の中では一番強いです。

 観察力もあり、団の中では一番冷静に、残酷に判断が出来ます。故に、フランツは彼を副団長に指名しました。フランツ自身が甘いので。

 あれ、この人チートか? いやいや、チートなどいない、と言い聞かせながら書いております。

 第十三位に入団する前は、第五位(国防)にいました。という裏話があります。これもその内出てくると思います。


 また、槍をメインで扱いますが、サブに短剣と木刀を使います。

 木刀を使ったことで、見事にカイリに剣道で食いつかれましたが、彼がカイリに剣道を教える日は来るのか。カイリ次第かもしれません。



 彼の目は、カイリが印象を抱いた通り、前世のカイリの目にそっくりです。



 誰も信じない。自分で見たことしか、感じたことしか信じない。

 その理由が前世にあるのか、第十三位にいる理由にあるのかは、追々出てくると思います。

 そんな彼なので、気さくだし、面倒見も良いし、エディ(や一応リオーネにも)慕われているのに、第十三位には大して思い入れが無いという、酷い矛盾が生じております。

 カイリに対しても、今は警戒をしています。カイリがその点にすぐ気付けたのは、やはり前世の自分に似ているからなのでしょう。表面上はぜんっぜん違いますが。



 第十三位の中では最も冷徹ではありますが、情が無いわけではないので。



 カイリがこの先レインの信頼を勝ち取れるかは、カイリ次第なのかもしれません。

 ラインに外見だけは似ているので、是非とも仲良くなって、理由を解き明かして頂きたいものです(?)。


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