第107話 こういった楽しみ
食休みも兼ねてダーツゲームに興じてから、武闘会よりもワンチャンスで欲しい物がゲットできるこちらのゲームの方が一喜一憂している者は多いかもしれない。
願いが込められた一投、成功した者には賛辞を送り失敗した者達はお互いに慰め合ったり和気藹々としている。
こんな事ならもう少し色々と用意しておけばよかったかな? とはいっても俺に出来る事は
「ホリ、ホリ」
手に鼻の先を当ててカーリンが声をかけてきた。ついつい撫でてしまっているが、いつも少し文句を言うだけで止めろとは言われていない。セーフ!
「どうしたの?」
「私はアレが欲しい、あの最初に会った時にホリが出したあのゲームの奴だ」
彼女の要求しているボードゲームを鞄から取り出すと、長い緑の尻尾が揺れる。どうやらこれで正解だったようだが、随分と変わった物を欲しがるなぁ。
「これでいいの? あっちの物の方が色々と役立つ物が多いと思うけど……。あといい香りのする物とか」
「いいんだ、これなら遠くが見えなくなった母上にも興じて貰える。これがいいんだ、頼む」
彼女は俺の問いかけに尻尾を更に大きく揺らして頷いた。まぁ欲しがっているのならあげてしまおう。母親想いの彼女は俺が頷くと尻尾を大きく振り回している。
「あ、でもそれだとカーリン達にも楽しめるようにしないといけないか……? 駒が小さいから、口で咥えられるように大きさを調整しようね」
「ああ、そうだな。そうして貰えると助かる。以前の物より板も駒も二回りくらい大きくしてくれればいい」
サイズの変更自体はすぐ終わる、ハンマーで慎重に潰せばいいだけ。
ダーツゲームの仕切りをト・ルースとゼルシュに任せて、ボードゲームの駒や盤をカーリンやリーンメイラの口のサイズに合った物を作っている時に、魔王やツマがこちらへとやってきて俺とカーリンの間にあるオセロを興味津々に眺めている。
「これは……、何かのゲームのようですな? そして見たところホリ殿が作られたようですし、少々好奇心を擽りますぞ……」
「ホリさん、クーシーさん。私達にもそれの楽しみ方をご教授くださらない?」
魔王は駒を一つ手に取り、顎に手をやってどういった物かと考えているようだ。ツマは楽しみに待ち望んでいるカーリンの背を撫でているが、クーシーという種族だったのかという事実はさておいてカーリンもいきなり彼らに話を振られて、少し緊張気味におすわりのポーズに力が入っている。
「ええ、構いません奥方様。私もまだ数回程しか触れてはおりませんが、ルールは簡単でしたから説明できる筈です。ホリ、これまだある?」
「うん、あるよ。あともう一つあるから、カーリン教えてあげてくれるかな?」
力強く了承してくれた彼女に後を託し、俺は鉱石弄りに戻りテーブルゲームやパーティーゲームを思い出しながら手を動かしていると、気付けば隣から唸るような声が。
「うぬぬ……アナタ、もう一度! もう一度やりましょう!」
「お、おう……、ツマよ、少し怖いですぞ?」
視線をやると、ツマが魔王に敗北したような結果が盤上に残っており即座に再戦を申し込んでいる。こういう物はシンプルな程ハマるからなぁ……。
口元に指を置いてムスメやゴブリン達を静かに手招きで呼び、隣で白熱している大人達の近くへと誘っておいた。
彼らやそれ以外にも顔を覗かせてきたギャラリーの視線の先では、またも勝利した魔王がツマに涙目で睨まれ額に汗を掻いている。それでもこういうタイプの人は手を抜いたら却って逆効果になる事もある、これが原因で喧嘩されても困っちゃうなと思ったので要所要所でアドバイスをツマに呟くと、そのゲームはツマが辛勝。
彼女の輝く笑顔が見れて魔王もホッと一息。
更に白熱するようになった魔王夫妻。
彼らに挟まれるような形で盤面を見て自分ならどう打つのかを考えているのであろうカーリンはぶつぶつと呟き、強い眼差しで魔王とツマの駒を見て学んでいる。
「よし! でーきた!」
「ん? ホリ、それはまたこれとは違うのか?」
アナスタシアが俺の肩に手を置いて後ろから覗き込んでいるが、ふんわりと香水の香りがナイスです。
オセロのサイズ調整も終えて、カーリン達にもう一つ渡そうと試しに作り上げたゲームが完成したのでお披露目しよう。
「そうそう、これならカーリン達もそっちよりも遊び易いと思うんだ。アナスタシア、ラヴィーニア、はい君達の彫像ね? 試しに遊んでみてよ」
景品の一つだったが何故か俺が貰い受ける形になった二人の鉱石の彫像を手渡し、盤を挟むように座らせる。
「それじゃあルールを説明するから、その彫像を使ってね?」
「うん? わかった」
「わかったわァ。フフ、ちょっとワクワクしちゃうわねェ」
彼女達の前には十枚の小さな板と板をはめ込む窪みがある盤、そして肝心となる駒である彫像を並べてフランスの有名なボードゲームのルールを説明する。
「なるほど、相手の陣へと切り込んで端まで行けばいいのだな」
「それで相手の行動を妨害する為にィ、板をはめ込む訳ねェ」
「そうそう、ただ相手の駒を塞いで身動きを取れなくしたり、板を使って通路全部封鎖とかはダメだからね。後はやってみて追々説明していくよ。カーリン、これも見て覚えておいてね? もう一つ君達用のサイズで作っておくからそうしたらまず俺とやろうか」
「わかった! ん? ホリ、それはまた違う物か? 小さくて四角い……棒?」
カーリンが目にした物、それは棒を引き抜き積み上げて遊ぶ定番のパーティーゲーム、これは白熱するというよりはドキドキする物だろう。作り易さを考慮して作成してみたが、どうしてもカーリン達ではルール上遊ぶ事ができない。なのでこちらはムスメとゴブリン達用として準備してみた。
「これは簡単に作れそうだったから試しに作ってみたんだ。これは手じゃないと難しいと思うから、完成したらムスメさんやゴブリン君達、皆にやってもらおうと思ってね」
鉱石で作り上げたテーブルの上に小さな棒を三本ずつ積み重ね、準備を済ませたところへ話が聞こえたのだろうムスメ達がやってきた。
「オッ? なんだなんだ!」
「ホリ様、僕達ニモデキルノ?」
「うん、勿論。これは一本ずつこの棒を引き抜いてどんどん積み重ねていくゲームだよ。こうして抜けれそうな奴を抜いていって……」
テーブルの上に設置した積み重なった棒の山の中、根元にある物を一本抜き出してみたが、棒の大きさは少し不揃いにしてあるし面取りもしてある。意外と隙間も出来ているから問題はないな。
そして今俺が抜いた棒を一番上に積み重ねると、ルールを把握した四人が頷いて早速と言わんばかりにムスメが手を伸ばしゲームを開始した。
最初はおずおずとした手付きで慎重にやっていたが、慣れてくると大胆な攻め方を見せる姿も。
「オンナはドキョーだってママが言ってた、私はここを攻めるぞ……!」
「王女サマ、ショウブシッ……!」
彼女達は全員が器用な事もあり、長期戦になると思ったのでそちらは放置しておいても問題はないだろう。
「うーん、こう進めると板で阻まれるからこっち……、いやそれだと壁を置かれてしまうか……?」
カーリンと共に新しく作ったゲームを遊んでいると他の人達も覗き込み始めてきて、中にはフロウ達もいるので丁度良く一勝負ついたところだし彼女達にもやらせてみよう。
「そうそう、カーリン。これ四人でもやれるから、カーリン達姉妹で対戦してみようか? 四人だとまた違う楽しみがあるよ」
「また負けた……。うん? よし、やろうやろう!」
「えっ? ホリ、私達もやるの?」
「難しそう……」
「できるかな?」
ルールは単純だが、奥が深いゲームの数々。
魔王達はまだオセロをやっているし、ムスメ達のジ〇ンガはとんでもない事になっているし、周りで見ている者達にもやってもらいたいな。
「フフフ、それでいいのかしらァ? じゃあこうしておくわねェ」
「うぐ、何のこれしき、まだまだ……!」
彼女達は隣に魔王がいる事を忘れて楽しんでいるようだし、受け入れて貰えているようだ。
気付けば玩具製造機と化していた俺、あれこれと手を動かしテーブルゲームを製作して数を増やすと、あちらこちらで楽しむ者達の声が聞こえ始める。
当初予定していた武闘会個人部門、こちらは参加者がいない事もあり時間があるのでこのまま遊戯大会へと移行していき、スライム君が片手で摘まめるお菓子やツマミを用意するとヒツジィがお酒を取り出す。
そして日が暮れ始めるまで酒を片手にワイワイと賑々しく一通り遊んでもらってから俺は一つ彼らへと宣言をした。
「よし、それじゃあ第一回遊戯大会を開催するぞ! 参加競技はこの三つ! 自信のあるゲームに参加したら他への参加は無し! 勝ち抜き戦で優勝したら何かしらのご褒美という事で! それじゃあ皆、自信のあるゲームの前に並んで並んで!」
自信のあるゲームへと参加する者達、種族としての得手不得手はあると思うが意外な事にジェン〇を得意としているハーピー達。コツコツと鉤爪で目標の棒を押し出し、爪先で押し出して頭が出た棒の先を摘まみスルリと抜き出す動きが洗練されていて無駄がない。
「ルゥシア達、うまいな……! コツとかもう覚えたの?」
「おー? これな、虫取りと一緒だ! 芋虫を取り出す時にこうして……」
楽し気に棒を引き抜くルゥシア。余り聞きたくない説明だったが、合点がいった。
あちこちで競い合っているジェ〇ガ部門、ハーピー達の活躍が目覚ましいが特にイェルムが凄い。置き方までいやらしい置き方でバランスを崩しやすくしている上級者のテクニックを既に見せている。
「ううぅ……、イェルムさんがまた変な置き方してますぅ……」
「フフフ、ごめんなさい? でもこうした方が楽しめるでしょう?」
彼女と対戦しているオーガやリザードマンが頭を悩ませていたり、別の席ではムスメが即座にジェンガの根元を一本だけにする勝負師の攻め方をしていたり。
勝った者が名乗りを上げて別の勝った者とまた勝負を、と繰り返していく内に決勝戦。
だが長い時間楽しんでしまった結果、空も茜色に表情を変え始めている時間帯。もうすぐ晩御飯なので決勝戦は宴会場でやろうという事で大移動を開始した。
因みに決勝戦オセ〇部門は魔王とト・ルース。コ〇ドール部門はラヴィーニアとリーンメイラ、ジ〇ンガ部門はイェルムとムスメ。
「それじゃあ、料理は……ってスライム君、これいつの間に用意したの?」
宴会場には既に席の用意も酒の準備も、勿論料理もたっぷりと用意されている。そういえばゲームに夢中でスライム君の姿を見なかったけど、一人でこれを用意していたのだろうか?
「ああ、それは僭越ながら私とスライム殿の二人でやらせて頂きました。彼からいつもこうしていると説明を受けてから支度をしましたが、何か至らぬ点や不都合でもございますか?」
スライム君の隣にいるヒツジィ、どうやら二人でこれを用意してくれたようだ。また彼の厚意に助けられてしまい、申し訳ない事をしてしまった。お客さんなのに。
「とんでもない。すみませんヒツジィさん、任せきりにしてしまって。何かお礼でも出来ればいいんですけど、そういった物はないですし……」
「いえいえお気になさらず。……そうですね、もしお礼を、と仰ってくださるのでしたら、厚かましいとは思いますがあちらのゲームを一式頂けませんでしょうか? 城の者とも興じてみたい物でして」
彼の視線の先には練習試合と言って盤面を睨んでいるリーンメイラとラヴィーニアが互いにせめぎ合っている。あのゲームが彼の琴線に触れたようだ。
「ええ、それでは後でヒツジィさんの分を作っておきますね。駒は……、魔王様のと王妃様ので大丈夫でしょうか?」
「ええ、是非そうして頂けると幸いです。遊戯に興じるよりも駒の手入れの方が長くなってしまいそうですが」
朗らかにそう冗談混じりに笑う彼、ダンディだ。
彼にお礼を言って、早く大会の決勝を行いたいとうずうずしている人達のカップに酒を注ぎ終わり、いざ乾杯となった。
決勝戦はどれも三回勝負にして、一つのゲーム中は他のゲームはせずにゆっくりやる方針を決めてからまずはジェ〇ガ勝負が始まる。
イェルムとムスメ、全く勝負の行方が分からない二人を応援する声も、競技の内容からか虫や風の音のように閑静な物。
最初の試合はムスメの自爆、二試合目はムスメの攻めが功を奏してイェルムが崩してしまうという、ムスメの指先で決まっていた勝負も三試合目になると変わる。
イェルムが攻めていく形になり、更に乗せ方も絶妙な配置をしていくのでムスメは苦しい状況に追い込まれてしまっている。
「くぅぅ、ここを取れればゼッタイ追い込める筈……!」
「フフフ、王女様? そこは危ないんじゃないかしら」
二人の一進一退のやりとりに見ているこちらも息が詰まる。どう考えてもアレ倒れるよね!? という状況でも不思議なバランスで崩れない〇ェンガ。接着剤でもつけているのか? という程のバランスで成り立っていることだし、勝負がそろそろついてもいい頃合。
ムスメの手が導き出した結果により、小さな悲鳴混じりのどよめきが起きる。不可能だろう、というところから両者がそれでも積み重ね続けた棒。
そして新たにムスメが抜いた一本の棒を乗せようとしたところで塔がぐらりと揺れた。バランスを崩しかかっている塔はムスメの手によって支えられ、何とか倒れずに済んでいるがムスメはその状況に悲観するように大きく叫んだ。
「ヤバイってマジヤバイって!! コレ離したら絶対崩れるヤツじゃん!!」
「フフ、勝負アリですかね? さあ王女様、手を離しましょう?」
ムスメが何かを悟るように空へ向かって「チクショー!!」と大きく叫んで棒から手を離すと、不思議な形に高く積み上げられた塔がぐらりとそのまま倒れて勝敗が決した。
ムスメと健闘を称え合うイェルム、そしてムスメを励ますツマや、当人より喜んでいるルゥシア。
「ああ、もう、クヤシー!」
「フフ、ムスメちゃん上手だったわよ? 今度ママにも教えてね?」
「フフフ、ムスメの無念は私が晴らしましょう! さぁ、リザードマン君! 次は私達の番ですぞ!」
ムスメの健闘を称えていた魔王が振り返り、意気揚々とト・ルースにそう告げると、彼女も渇いた喉を潤すようにカップを一度傾けて魔王の元へと歩み出した。
「ト・ルース、頑張れ!」
「ええ、ええ。王女様やイェルムがいい勝負をしてましたから、あたしも頑張らせてもらいますよ。魔王様、どうぞよろしくお願い致します」
「うむ、私も魔王としてそう易々と負けてはやれん! かかって来なさい!」
両者の闘い、盤面の白と黒がしのぎを削るように互いを染め上げていく。どちらもよく考えているなぁ、とついついその盤面を見ながらお酒を頂いている俺。
一戦目はト・ルースが終盤捲り上げて逆転勝利、二戦目は魔王がト・ルースを封じ込めて勝利。そして三戦目となり、両者の駒が次々と置かれていく。
「ホリ、コレどっちが優勢なんだ?」
ぱちり、とまた一つト・ルースが盤を白く染め上げていき、魔王がまた一歩追い詰められている。
「そうですね、見た所ト・ルースがいい場所に駒を置いてますから……。魔王様は少し苦しいかもしれません」
だが、ひそひそと話をしている俺とムスメの会話が終わると同時にト・ルースが呻くような声を出し観客からも小さな声が漏れている。
「こりゃ、うーむ……」
「フフフ……」
今打ち出された一手により魔王が不利な状況を捲り上げた事で一転苦しくなったのはト・ルース。先程始めたばかりとは思えない両者の打ち方が見ていてとても面白い。
ずっと眺めていたいのは山々だが、お昼も程々にしか食べていない胃袋で辛口のワインなどのお酒が少々辛い。なので皆がオセ〇に夢中になっている内に人気のオツマミや料理を自分の皿に盛っておいたが、どうやらその最中に勝負がついた模様。
両者が握手をして互いの健闘を称え合っているその手の下を見れば、魔王の黒が盤面の過半数を優に占めている。
「いい勝負でしたな、リザードマン君。またやりましょう」
「ええ、ええ。久しぶりに心が高揚しました。ヒッヒ、是非また再戦を願いますよ」
「おばあちゃん、残念だったわね。でも凄かったわよ!」
リューシィやゼルシュ、他にもオセ〇出場者達にあれこれと質問をされている魔王とト・ルース。二人の試合が終わると、とうとう最後のゲームの試合出場者が顔を揃えた。
「リーンメイラ、よろしくねェ」
「こちらこそ、お手柔らかにねラヴィの嬢ちゃん」
ラヴィーニアとリーンメイラによるコリ〇ール決勝戦。
これもまた目の離せない展開、第一試合から両者が真っ直ぐ相手の陣へと駒を進めるようにした後、写し鏡のように自身達の駒の背後に壁を立てたところから、リーンメイラがラヴィーニアに絡めとられるように迷路に追い込まれ抜け出そうとしている内に敗北。
二戦目は似たような立ち上がりから今度は逆に自身の駒を守るように壁を配置してリーンメイラが隅へ到着して勝利。
三戦目の開幕にラヴィーニアが相手の駒の眼前に壁を広げるという手を繰り出し、リーンメイラが少し唸った後にその考えを察したように駒を動かし、その後も両者が一手一手に集中しているが傍目から見ると大柄なアラクネに大柄な犬が唸り合うというちょっと不思議な光景だ。
「よしっ」
最後までもつれあう大混戦だったが、リーンメイラが小さく吠えるとそのままゴール。勝負の決着がついてしまった。
「うーん、負けちゃったわァ。悔しいィ!」
「いやあ、正直どちらが勝ってもおかしくなかったね。またやるとしようよラヴィの嬢ちゃん」
そう告げてきたリーンメイラと鼻先を撫でるようにしているラヴィーニアの激闘が終わり、優勝者が揃い踏みしたところで後は好きに勝負をしてくれと言うと優勝者達に挑むものが続々と現れた。
それなら俺も、と勝利の余韻に浸ってワインを傾けている魔王の元へと向かった。
「魔王様、一勝負どうですか?」
「むっ? ホリ殿……。そうですな、まだ貴方が居ました。貴方を倒して私が最強を名乗らせてもらうとしますかな!」
その後、闘技大会優勝者と遊戯大会優勝者達に賞品が贈られるまでの間、たっぷりとボードゲームとお酒を楽しんだ。
大きな娯楽と小さな娯楽、この拠点に一気に楽しみが増えたな。キッカケをくれたトロルに感謝をしておくか……。
因みに魔王との勝負にはギリギリで勝利を収めた。初心者の癖に強すぎィ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます