雪ネタ小咄(会話文)

悠利「わぁ、一面雪景色……!すごいねぇ」

ヤック「雪だ!」

カミール「おぉ!積もってら!」

ウルグス「王都でこんだけ積もるのは久しぶりだぞ!」

マグ「……雪……。……食料」

四人「待て待て待て!」

マグ「雪、水分」

ウルグス「水分補給に雪を食おうとするな!」

三人「何で解るんだろう……」



ヤック「これだけあったら、雪合戦できそう……!」

ウルグス「雪合戦も雪だるまも余裕だろ」

カミール「ここは店じゃないから雪かき必須じゃないしな!」

マグ「……?」

三人「雪合戦だー!」

マグ「……??」

悠利「意味解ってないマグが三人に引きずられるのって珍しいなぁ……」



ジェイク「寒いと思ったら雪ですか」

悠利「あ、ジェイクさん」

ジェイク「こう寒いと屋外に出たいと思いませんよねぇ」

悠利「あはははは……」

レレイ「……どーかーん」

二人「え?」

レレイ「寒い。もうやだ、寒い」

悠利「れ、レレイ?」

ジェイク「……あぁ、猫入ってますもんね」

悠利「あ」



ヤクモ「見事な雪景色よな。真白な景色を肴に一献というのもまた良かろうが」

フラウ「その風情を楽しむには物音が邪魔じゃないか?」

ヤクモ「なんの。アレもまた、風情の一つであろうよ」

フラウ「……騒々しいだけだと思うんだがなぁ?」

ヤクモ「子供は元気に動き回ってこそ」

フラウ「なるほど」



ヘルミーネ「アロール何してるの?」

アロール「寒いから防寒」

ヘルミーネ「そのために、そのもふもふの従魔連れてきたの!?」

アロール「ちゃんと許可は取ってあるし」

イレイス「毛並みがふさふさでとても気持ち良いですわね」

ヘルミーネ「イレイスも何してるの……」

イレイス「温かいですわよ?」



悠利「リヒトさん達、何してるんですか?」

リヒト「ジェイクに言われてカマクラ?とかいうのを作ってる」

悠利「かまくらを……!?」

ブルック「これだけ雪があれば作れるだろうと、あそこで嬉々として陣頭指揮を執ってるぞ」

悠利「寒いって言って外に出なかったのに……」

リヒト「ジェイクだからな」



レレイ「このかまくらって良いねー!」

クーレ「そんだけ着込んでるのにまだ寒いのか?」

レレイ「動いてたら大丈夫。でも、休憩するときはかまくらの中が良いな。ぬくぬくー」

アロール「うちの子たち、いる?」

レレイ「いるー!」

アロール「ただし、レレイからは触らないこと」

レレイ「何で!?」



アロール「うちの子たちは確かに頑丈だけど、だからってレレイに思いっきり抱きしめさせるのは嫌だなって思うんだ」

悠利「まぁ、否定できないよねぇ。ルーちゃんですらひしゃげちゃうし」

アロール「ルークスはスライムだからまだマシだろ」

悠利「うん。他の子だったら痛いよね」

アロール「それな」

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