好きに喋るタグ3


41

ティファーナ「あぁ、ブルック丁度良いところに」

ブルック「どうした?」

ティファーナ「実は依頼者から果実酒を大量に頂いたので、消費を手伝って欲しいのです」

ブルック「了解した」

ティファーナ「どうせなら、味わってくれる人が良いですし」

レレイ「なんであたしを見るんですか?!」





42

悠利「アレ?アロール珍しくスカートどうしたの?」

アロール「……煩いのに捕まった」

悠利「……ヘルミーネかな?」

アロール「何でスイーツ食べに行くのに連行されたあげく、こんな服着せられないとダメなんだ……」

悠利「えーっと、似合ってるよ?」

アロール「嬉しくない!」

悠利「あはは」





43

悠利「ヘルミーネってさ」

ヘルミーネ「なぁに?」

悠利「そうしてるとすっごい美少女だよね」

ヘルミーネ「失礼ね!私はいつだって美少女よ!」

悠利「うん、そうなんだけどね」

ヘルミーネ「何よ」

悠利「中身はヘルミーネだなーって思って」

ヘルミーネ「ど・う・い・う意味よ」

悠利「え?」





44

ブルック「レレイ」

レレイ「はい」

ブルック「俺が何を言いたいのか解るか?」

レレイ「……生け捕り目的の魔物に傷を付けたからでしょうか……」

ブルック「そうだ。何故、一番重要な牙をへし折った?」

レレイ「いえ、狙ったわけじゃなくて、勢い余っ」

ブルック「…」

レレイ「ごめんなさい!」





45

レレイ「どいてどいてー」

悠利「レレイ、どうし、……」

レレイ「ジェイクさん落ちてたー」(お姫様抱っこ)

悠利「それは落ちてたじゃなくて倒れてただよ」

レレイ「部屋に運んでくるねー」

悠利「はーい」

クーレ「……あいつ、あの運び方デフォなのかな」

悠利「みたいだね」

クーレ「…はぁ」





46

ブルック「そんななまくらに体重を乗せたところで薄皮一枚斬れんぞ」(掌で剣を受け止めつつ)

アリー「いや、普通は斬られるわ」

ブルック「そうか?」

アリー「お前や獣人ぐらいだろうが」

レオーネ「そうよぉ。竜鱗持ちの貴方と一緒にしないでちょうだい」

アリー「あと、擬態してんなら隠せ」





47

レオーネ「ちょっと貴方、あたくしに付き合わな」

カミール「遠慮します」

レオーネ「何も全部言う前に拒絶しなくても良いじゃないのぉ」

カミール「ははは、普段だったら考えてから返答するんですけどね」

レオーネ「なぁに?」

カミール「その大量の髪飾り見たら、逃げますよね、普通!」





48

クーレ「口開くなよ?」

レレイ「うん?」

クーレ「今のお前の役は、裕福な商人のお嬢さんなんだからな?」

レレイ「解ってるよ?」

クーレ「色彩と年頃が似てるってだけで、口開いたら一発でバレるからな?」

レレイ「クーレさっきからしつこくない?」

クーレ「囮失敗したら困るんだよ!」





49

悠利「アロールってさ」

ヤック「うん」

悠利「5年後ぐらいになったら、恰好良いお姉さんって感じで女子に人気出そう」

ヤック「フラウさんみたいに?」

悠利「そっちじゃなくて性別不明な感じの」

ヤック「男装の騎士さんみたいな?」

悠利「そう」

ヤック「なるほど」

アロール「何言ってんだ」





50

ヤクモ「……」

イレイス「あの、ヤクモさん?」

ヤクモ「む?おぉ、どうした、イレイス」

イレイス「いえあの、今…」

ヤクモ「あぁ、心配せずとも、人を呼んでおるとも」

イレイス「え?」

ヤクモ「では、我はこれにて」


イレイス「…怖いお顔でしたわ…」

リヒト「ジェイク相手ならいつもだろ」





51

マグ「……」

レオーネ「人の顔見た瞬間に回れ右しないの」

マグ「……用事?」

レオーネ「えぇ、アリーにね。……って、何で逃げるの」

マグ「本能?」

レオーネ「どんな本能なの。その伸びた前髪を整え」

マグ「否」

レオーネ「即答しないでちょうだい」

マグ「……」

レオーネ「相変わらずねぇ」





52

アルシェット「クーレ、アンタ大丈夫なんか?」

クーレ「何がです?」

アルシェット「いや、このまま行ったらアンタら、ほぼ同時に卒業違うかなと思て」

クーレ「…………」

アルシェット「顔逸らしな」

クーレ「いやうん、別行動したいっす」

アルシェット「通じるとえぇな」

クーレ「……ですね」





53

ウルグス「お前はもうちょいマトモに会話出来るようになれよ」

マグ「……?」

ウルグス「いや、何が?じゃねぇよ。お前の考えてること、ほぼ通じてないだろ。ギルドで毎回俺が通訳じゃねぇか」

マグ「便利」

ウルグス「そこはありがとうにしとけよ!」

マグ「否」

ウルグス「めんどい言うな」





54

カミール「なぁ、ヤック」

ヤック「何?」

カミール「マグがマトモに喋らないってのもアレだけど、ウルグスが完璧に通訳しちまうからってのもあると思わないか?」

ヤック「あー……」

カミール「努力しなくても完璧な通訳がそこにいるんだぞ……」

ヤック「頑張らないな……」

カミール「だよな」





55

ジェイク「うーん、別の人に頼んだ方が良かったですかねぇ」

ティファーナ「あまり変わらないと思いますよ」

ジェイク「でも、少なくとも僕以外の男性陣なら、良い虫除けになったと思うんですよねぇ」

ティファーナ「それ以前に、私が前衛に出なくてすみますね」

ジェイク「あはは、すみません」





56

フラウ「…つまり、難癖をつけてきたバカの迎撃をティファーナがした、と」

ティファーナ「えぇ」

フラウ「ジェイク?」

ジェイク「一応、荷物の確保と援護ぐらいはしましたよー?」

ティファーナ「下手に戦闘に参加して、帰宅する分の体力を消費されても困るでしょう?」

フラウ「それもそうだな」





57

バルロイ「手合わせお願いします!」

ブルック「何故」

バルロイ「たまにはこう、全力でやりたいと」

ブルック「……レレイ、相手をして貰え」

レレイ「はーい!」

バルロイ「いや、俺が挑む方で!」

レレイ「あー、バルロイさんひっどーい!あたし、そんな弱くないのにー!」

ブルック「じゃあな」





58

アリー「お前、体よく逃げただろ」

ブルック「あのバカの底なしの体力に付き合うのは面倒だ」

アリー「それに平然と勝つお前が言うな」

ブルック「逆に聞くが、生身で俺に勝てる種族がそうそういるか?」

アリー「……いねぇな」

レオーネ「剣持たせたら更に居ないわよねぇ」

アリー「……湧くな」





59

ブライト「ほら、出来たぞ、ルークス」

ルークス「キュピ!」

ブライト「ちょっと端が曲がってただけだ。心配しなくても壊れてないぞ」

ルークス「キュイ、キュイ」

ブライト「…ユーリ、通訳」

悠利「えーっと、僕もちゃんとは解ってないですけど、多分ありがとうってことかと」

ルークス「キュ」





60

悠利「クーレ、割とレオーネさん平気だよね?」

クーレ「あの人、見た目と言葉遣いが奇抜なだけで、中身割と普通だし」

悠利「男性陣は苦手っぽい人多いけど」

クーレ「そっちの気持ちもわかる」

悠利「なるほど」

クーレ「お前は全然気にしてないよな」

悠利「うん」

クーレ「強いよな、お前……」

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