第2話 幼馴染の事情

私、柳川由紀には悩みがある。

 

それは幼馴染の芹沢幹太について。

 幹ちゃんと私は、いつも一緒に居た。

それは赤ん坊の時、自分の隣にいる子が誰だか、まだ理解できない頃からだ。

 ふと気付いた時には、幹ちゃん、ゆーちゃんと呼び合っていた。

 幼稚園も小学校も中学校も同じ、高校に至っては、三年間クラスも同じだった。

 お互いの家族同士も仲が良く、毎年合同で旅行に行くため、夏休みですら一緒に出掛けていた。

幹ちゃんの家族が大変な時も、 思春期という男子も女子も微妙な時期でさえ、私達は仲が良かった。


変わったことと言えば、ある日幹ちゃんから、


「みんなの前でゆーちゃんって呼ぶの恥ずかしいから、由紀って呼んでいいか?」


と聞かれたぐらいなものだ。

 柳川さんではなく由紀なのだ。

 幹ちゃんは気付いていなかったけど、女子でさえ柳川さんと呼ぶ人はたくさんいた。


『幹ちゃん!それだと私が照れるよぉ!』


 と思ったが、なんだか嬉しい気もしたので、私はそれを了承した。

 しかも彼は、私に幹ちゃんと呼ばれるのは恥ずかしくないみたいだった。


 幹ちゃんのお父さんが病気になって、あんまり良くないって聞いていた頃、必死な幹ちゃんと一緒にいるのが少し辛い時もあったけど、決して嫌いとかそういうことはなかった。

 お見舞いに行くたび、いつも元気だった幹ちゃんのお父さんが、みるみる痩せていくのが悲しくて。

 それでもいつも元気なフリをするおじさんに、何もしてあげられないことが悔しくて。

 せめて、大変なかんちゃんだけには頼るまいと、意地を張った結果だったのだと思う。


 おじさんが亡くなったときは二人で泣いた。

 あれは幹ちゃんちのガレージだった。

 おじさんの屋台の前で、二人してメチャクチャに泣いた。

 抱きしめ合ったりしていたが、そうでもしないと二人とも耐えられなかったからだったと思う。

 あれが愛情からくる行動だとするならば、幹ちゃんではなく、おじさんに向けてのものだ。


 その後、しばらく私は落ち込んでいたけれど、幹ちゃんがこれから生きていく為に、必死になってラーメン屋台の仕事を始めているのを見て、自分も頑張らなくっちゃと思いラクロスの練習に打ち込んだ。

 月並みだけどおじさんは、自分のせいで周りの人が落ち込んでいるなんて嫌だろうし、たぶんそれで良かったんだと思う。


「ん〜、でもちょっと最近はがんばりすぎかな?」


 私は自室の机でトレーニングの内容を書き留めた日記を閉じ、伸びをしながら今日の練習の内容を振り返って言った。

 最近、私のラクロスの練習量はオーバーワーク気味なのだ。


 その理由は、先程言った私の悩みにも繋がっている。


 幹ちゃんは頑張って屋台を再建し、おじさんのラーメン屋での姿を思い出しながら工夫を重ねて、自分の味のラーメンをお客さんに出せるものにまで完成させた。

 食品衛生の資格を取ったり、営業許可証を取ったりと、どれも二十歳そこそこの幹ちゃんには大変な苦労であっただろう。

 しかし彼は一人でそれをやり遂げ、自分のラーメン屋台での商売を生活ができるまでの軌道に乗せた。

 親の力に頼って生活し、学校という場所で何不自由なく生活している私の目には、それがとても眩しく映った。


 そう思ったのは私だけでは無い。

 学生時代、私達の同級生だったみんなは、幹ちゃんのお父さんが亡くなったことを聞いて、少なからず彼のことを心配していた。

 みんななんとなく家の前を通ってみたり、屋台が出ている時に偶然を装って、幹ちゃんのお店でラーメンを食べたりしていた。

 少なくとも幹ちゃんは、同級生の前ではいつもと変わらなかったし、ラーメン屋さんを始めてからは、とても一生懸命で、どちらかと言えば様子を見に行った人の方が、彼の姿に元気づられて帰ってきていた。


 だけどそんな中で、彼に憧れを抱く女子がちらほらと現れたのだ。

 確かに、幹ちゃんは昔からたまにモテていた。

 顔は流行りではないだろうけど、どのパーツもクッキリしてて、男っぽい。

背も高く、それなりに筋肉もついているので、たぶんどの世代の女性にも見た目の印象は悪くないはず。

 性格だって、ちょっと抜けたところがあるけど誠実で優しい。

でもそれだけじゃなくて、理不尽な事にはちゃんと怒るのだ。


「あと…あれが厄介なんだよなぁ」


そして極めつけに、彼はさらっと女子を褒めるのだ。


 あれは中学生の頃、

女子水泳部の部長の子が私達のクラスにいた。

 彼女はショートカットに日焼けした肌、スッとしなやかなスタイルでまさに体育会系といった感じ。

 一見すると、オシャレにあまり気を使ってないみたい子に見えた。

 でも、目ざとい女子は彼女が綺麗だってみんな思ってた。

 だけどバカな男子達は、そんな彼女の魅力に気づかず、ダイナマイトバディのおっとりした子ばかりがチヤホヤされてた。


 そんなある日、


「スゴイな髪の毛、ツヤツヤしてて凄く綺麗だ」


 と、美術のデッサンの授業中、モデルに選ばれイスに座った彼女に、幹ちゃんが言ったのだ。

 授業中だっただけに、下心のない素直な気持ちだと、周りのクラスメイト達も理解したのだけれど。


『普通、それここで言っちゃう?まあ…でも幹太だからな』


 と、そんな風にみんな思っていたらしい。


 言われた当の本人もそう思ったのだろう。

 彼女は幹ちゃんの言葉を聞いて、顔を真っ赤にして俯いてしまったのだ。

 だけど、伏せられた顔はあまり嫌そうではなく、単に照れていただけみたいだった。


 そして、それから彼女は髪を伸ばし始めた。


 三年で部活も引退し、日焼けも抜けたこともあって、彼女は前よりずっと女の子らしくて綺麗なイメージになった。

 これは後で聞いた話だけど、彼女はプールで傷む髪を気にして、すごく手入れを丁寧にしていたらしい。

 だけどロングにするほど自信もなかったし、水泳キャップを被るのにジャマだからしていなかった。

 そんな時、幹ちゃんの言葉を聞いて伸ばして見ようと勇気が湧いたみたいだった。


彼女はその後も、


「髪伸ばしてみたんだけどどうかな?」


 ソワソワしながら幹ちゃんに聞いてみたら、


「よく似合ってると思うよ!」


 って言われてまた赤くなってたっけ。


 今思えば、あれは完全に恋に落ちた顔だった…。


だってその後、やっと彼女の魅力に気づいた男子が告白していたけど、誰とも付き合わずに幹ちゃんのことばかり気にしてたもん。


 たぶん今だに幹ちゃんを狙っている人は多い。

 その証拠に、最近も幹ちゃんのお店で同級生だった子をよく見る。

もちろんその中には、元女子水泳部部長も含まれている。


 そう、それが今の私の悩みだ。

 これが恋愛なのか家族愛なのか微妙だが、あんまり幹ちゃんが他の人とくっつくのは想像したくない…気がする。


 だけに私は、最近グングン成長してる幹ちゃんに置いて行かれないよう頑張っているのだ。

 いつも胸を張って向かい合い、笑顔で隣りにいたいから。


「でも、代表強化選手に選ばれてからゆっくり話せてないんだよなぁ〜、練習キツくて夜もなかなか起きてられないし」


 いつもこの時間は、倒れるようにベッドに横になって、そのまま朝まで寝てしまっている。

 今日はまだ大学のゼミの課題が終わってないので、寝るわけにいかなかった。


「ヨシ!眠気覚ましに幹ちゃん迎えにいこう!たぶんそろそろ片付け終わる時間だもんね♪」


芋ジャー上下だった私は、なぜかわざわざスエットのショートパンツと、ノースリーブのブラトップに着替えて玄関へ向かった。


「ちょっと幹ちゃん迎えに行ってくるねー!」


と、玄関からリビングに向かって叫ぶ。

普段は心配性ぎみの両親も、幹ちゃん絡みだと大体オッケーがでるのだ。


「はーい、気を付けるのよー」


母の声を聞きながら、久しぶりにランニング用じゃないスニーカーを履いて外に出た。


「ジャージ以外で出掛けるのが久しぶりな気がする…。

けどこの格好、ちょっとガードが緩すぎる気が…。

いけないっ!私、女子力がメキメキ下がってきてるっ!」


そうなのだ。女子力が下がると服装がテキトーになるし、逆に加減も分からなくなるみたい。

たまにはちゃんとオンナも磨かないと、このままだと女子として正常な感覚を失ってしまいかねない。


「ま、まだ間に合うはずっ!」


などと思いながら、大きな通りに入る角を曲がったところで、屋台を引く幹ちゃんの姿が目に入った。


由紀が角を曲がるその少し前、

幹太はアンナと二人の帰り道を、意外に楽しみなが帰っていた。


「夜だというのに明るいんですね♪」


「そうだなぁ〜この町だと真っ暗なとこを見つける方が難しいかもな」


屋台を押すのを忘れ、隣りを跳ねる様に歩くアンナに、幹太は苦笑しながら答えた。


とそこで、


「おーい!幹ちゃん!

って、あー!?」


聞きなれた、しかしいつもより大きな声が聞こえた。

幹太がそちらの方を見てみると、凄まじいダッシュで近づいてくる由紀の姿が見えた。


「誰、幹ちゃん?

その見目麗しい外人さんは誰なの?ついにか?ついに新しいファン層を開拓したのか?

これはいよいよ私もいっとかなきゃいけないのかしら!?」


テンパッた由紀がたたみかけるように質問する。


「お、落ち着け由紀!

ちゃんと説明っ!説明するからっ!とりあえず首絞めるのやめろー!」


「ちゃんと説明できるのね?

大丈夫なのね?不埒な理由で家まで連れ行こうとしてたんだったらぁ!」


「違う!違う!

絞まってる!むっちゃ絞まってきてるから!」


「…なら聞きましょう」


由紀はそう言いながら、手の力を少しだけ緩めた。


「え、えっと…この子はアンナ。

えん〜そうだ!留学生みたいなもんで、日本文化を学びにきてるんだと!

なぁ!そうだったよな!?」


あまりの由紀の勢いに、ビキッと身体が硬直していたアンナは、頭だけでコクコク頷いた。


「っと、アンナさんでいいかしら?

ちゃんと本当の事を言っていいのよ。

幹ちゃんが怖くて言わされてるんだったら、あとで家族総出で絞めるから!」


由紀の手に、再びゆっくりと力が入り始める。


「違うって!俺がそんな事できないってのは由紀が一番知ってるだろ!」


「ほ、本当です!私、公園に倒れていたところを助けて頂いたんです!」


「そう…ならいいでしょう」


由紀はやっと、幹太の首から手を離した。


「ま、まぁ、わたしが一番幹ちゃんの事を分かってるみたいだしね♪

私は柳川由紀。

えっと、アンナさん…私もアンナって呼んで大丈夫?」


「は、はい」


先ほどの幹太の言葉に、今さら照れて顔を赤くする由紀であったが、アンナの中では、先ほどまでの鬼のような表情での尋問の方が、トラウマの如く印象に残った。


近所迷惑ということもあり、とりあえず三人は幹太の家までやって来た。

幹太が屋台を車庫にしまい、庭に出た所で二人の話し声が聞こえる。


「そう。じゃあ一人で国を出てきたの…。大変だったんだね。

でも…シェルブルック王国って聞いたこと無い国だけど…?」


「私の国はここからはかなり遠い国ですから…」


「そっか、そんな名前の国だったんだな」


「お疲れ様、幹ちゃん。

それで、アンナは何を学びにきたの?」


「できるだけ多くの事をです。

いろいろな物を目で見て聞いて、学んで帰りたいと思っています」


「そっか〜。

で、今日はこれからどうするの?ホームステイ先か下宿先に連絡しなくて大丈夫?」


「いえ。連絡のほうは大丈夫です。

今日は幹太さんのお家でお世話になることになったので」


「えぇっ!お世話になるって!?幹ちゃんちに泊まるってこと!?」


「はい。先ほど誘って頂いたんです。」


由紀からまた負のオーラが湧き始める。


「…幹ちゃん?」


「ははは、はい」


「…誘ったの?アンナを?」


「ま、待て!落ち着け由紀!

その言い方だと変な感じだけど、行くとこなくて公園で寝るって言ってんだからほっとけないだろ!」


「一人暮らしの家に女の子を?」


「お前の家だと親父さんとお袋さんに迷惑がかかると思ったんだよ!」


「そうね…確かにそれはそうかも…。

わかりました。私も幹ちゃんの家に泊まります」


「いや、でも由紀だって女の子なんだからマズいだろ!

そんな事したら、親父さんに俺もろとも怒られる!」


由紀の父親の潤さんは消防士であり、有り余る正義感と腕っ節を合わせ持つ、幹太にとっては父親と同じく、おっかない存在なのだ。


「ワタシ、トマリマス」


「はい…」


その娘にもその迫力は遺伝しているみたいだと幹太は思った。


『目が、目つきがヤバい…』


「じゃあ私、準備してくるから

幹ちゃんはアンナと先に家に入ってて」


「は、はい」


ダッシュで家に戻る由紀を見送り、アンナと幹太は家に入った。


「由紀さん、迫力ありましたね。

幹太さん、私、お邪魔して大丈夫でしょうか?」


「それは大丈夫。

由紀は困ってる人をほっとけなんて言わないよ。

あれはたぶん、仲間ハズレになったみたいでスネてるだけだって」


「ん〜、そうでしょうか?」


「そうだよ。

まぁとりあえず風呂でも入ってさっぱりするか。

俺、先に入ってくるからとりあえずここで由紀を待っててくれ。

アンナを先に風呂に入れてその間に由紀がきたら、覗きを疑われて殺される…」


「ただいまっ!」


その時、由紀がすごい勢いで帰ってきた。

幹太と由紀は、昔からお互いの家に入るときはただいまが定番である。

この少し前、幹太の家に泊まると言った娘の真剣な表情を見た両親は、


『ついに来る時が来た!黙って送り出そう』


と諸々の覚悟を完了してお泊りを了承していた。


「アンナさん、幹ちゃんにまだ何にもされてない?

してたら正直に言ってね、絞めるから」


「まだってなんだよ!この先も何かする気はありません!

俺は風呂入ってくるから、冷蔵庫から麦茶でも出して二人でゆっくりしててくれ」


そう言って、幹太は一日の汗が染み込んだTシャツをその場で脱いで脱衣所へ向かう。


「幹太さんっ!?」


そんな幹太の何気ない行動を見たアンナが、驚きの声を上げた。


「か、幹太さん!服を脱ぐのであれば女性の見えないところに行ってくださいっ!

由紀さんも!なんで何も言わないんですかっ!」


アンナは赤くなった顔を手で覆いつつ、指の隙間からちょっとだけ幹太の身体を覗いている。


「だって幹ちゃん、いつもこんなんだから見慣れちゃった」


「裸になるのがいつも?見慣れた…?

そ、それは気が付かずにすいません。二人はそういったご関係だったのですね。

私、今からどこか休める所を探してきます」


アンナはそう言って立ち上がり、部屋を出て行こうとする。


「ち、違う!違う!今はもう、幹ちゃんが脱ぐのは上ぐらい!

真っぱなんて小学生以来見れてないっ!」


「うん?見れて…!?

そ、そうだよ!いくら由紀だからって、俺ももう女子の前で真っぱになったりしない!」


幹太と由紀は、アンナの中で壮大な誤解が生まれた事に気づき、必死で弁解を始めた。


「そんなに真っぱ、真っぱって二人して叫ばないでください!

もうっ!聞いてるこっちが恥ずかしくなります!

と、とにかく幹太さんは早くお風呂に入っちゃって下さいっ!」


と、アンナに言われ、幹太そそくさと風呂場に向かった。

しばらく経って、幹太がお風呂から上がると、由紀とアンナは座卓に突っ伏して居眠りをしていた。


「おーい!由紀、起きろ、起きろって。

ほら、アンナも風呂空いたから入ってこい」


と声をかけながら、由紀を揺すって二人を起こす。


「…んあ、…幹ちゃん、もう出たの?

じゃあアンナ、二人でお風呂入っちゃおうか?」


「はい…。えぇ!?二人でですか!?」


アンナは自分が寝ぼけて聞き間違いたのかと思い、聞き返す。


「そうだよ♪この国には裸の付き合いって言って、一緒にお風呂に入って仲良くなるの♪」


「じゃあ幹太さんと由紀さんも…?」


またアンナの勘違いが始まりそうになったが、


「うーん、またそれか〜。

確かに小さい頃、たまに私と幹ちゃんは一緒にお風呂に入ってたよ。

でもおっきくなってきたら男女別がこの国でも普通。

いっつもみんなにその事でからかわれるから、受け答えにも慣れちゃった。

だから今言った裸の付き合いは同性同士の話よ」


「そうですか、安心しました。

それなら私の国にも似たような格言があります。

私、いつか幹太さんとお風呂に入らなければいけないのかと思いました」


「そんなことあるかっ!」


幹太は思わずツッコんだ。


「いいから早く入ってこいっ!」


「「はーい♪」」


二人は少し楽しそうに返事をして立ち上がり、脱衣所へ向かう。


「私、幹ちゃんにアンナの寝巻き用意させちゃうと、ワイシャツ一枚とかエロい格好にされちゃうかもと思って、アンナの寝巻きも持ってきたから安心して」


「わー♪ありがとうございます。わたし楽しみです♪」


「そんな事しないって!」


と言いつつ、すでに幹太はワイシャツ一枚のアンナを想像しており、かなり顔が赤かった。


その後、スタイルだのスベスベだのと風呂場から聞こえてくる声に、リビングに居る幹太は悶々とし、ホカホカの二人が出てきた頃にはすでにグッタリとしていた。


『なんだか疲れた…』


そんな幹太に、風呂上がりのいい感じのアンナと由紀の姿を見る余裕はない。


「よし、これでオッケーだな」


「ありがとう、幹ちゃん♪」


「ありがとうございます、幹太さん♪」


幹太の家が一軒家ということもあり、アンナと由紀は余っている部屋に布団を引いて寝ることになった。


「じゃあまた明日、おやすみ」


「はーい。おやすみ幹ちゃん」


「おやすみなさい、幹太さん」


と二人と挨拶をして、幹太は二階の自室のベッドに倒れ込むように横になる。


「明日半日でアンナの行く所を探すなんてできるのかなぁ〜?

ん〜さすがにちょっと無理かも…」


今日一日の仕事の疲れと、アンナと出会ってからのドタバタもあって、幹太はすぐに眠りに落ちた。

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