幕間 後編
「――というわけさ。だからあたいはアイツを捜してるんだ。アイツに会いたいんだよ」
語り終えたパティが長い溜息をつく。
アイナとステラは顔を見合わせ、頷き合う。
「パ、パティちゃん!」
「……なんだよアイナ?」
「ぜったいに――ぜったいにぜったいにお友だちを見つけようね!」
アイナはぎゅっと握りこぶしを握る。
瞳には薄く涙が浮かんでいた。
「っ……」
思わぬアイナの反応にパティが戸惑う。
けれど――
「あ、あたり前だろっ。見つけてみせるさ! そしてあたいの名前を呼ばせてやるんだ!」
パティはそう言い、決意を新たにするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます