第4話 小さい街みつけた(敵視点)
それは自身の身に何が起きたか理解できていなかった。ただ目指すべき場所がある。そんな強迫観念のような焼け付く衝動だけが確かだった。そのはけ口を求め見回す視線の先には
そして――
ミツケタ。
巨大な石の円柱。中央には天へと伸びた塔があり、無数の命の光がチカチカと
コワシタイ。
それは歩み出す。どういう訳か脚に触れる草木を蹴散らし、転げながらソコを目指す。石の円柱の虫食い部分――壊れた城壁――から覗く街を目指して。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます