第295話 9+α+1
明けて翌日。
予定通り今日は王城へとやってきていた。確か前回は模擬戦の許可を取りに来た時だったか。
つい先日の話なのになんだか随分と久しぶりな気がする。
さて、現在自分がいるのは城の中のある一室だ。
中世の会議室と言えば良いだろうか。現代日本ならば貴賓館の一室ともとれそうな室内。
豪奢な調度類が並び、中央にはそれらに負けないほどの装飾を施された大きな長机。
その机を挟むような形で
「こうして皆が顔を合わせるのも久しぶりですね」
皆を見渡すようにして口を開いたのはスヴェルクだ。
そう、今日は久しぶりの救世主会議。とは言えそれぞれが国に馴染み要職についてからはその頻度は減ってしまっていたらしい。
ゆえにこうして集まるのも彼が言うように久しぶりとのこと。
ともあれ全員がこうして元気そうな姿を見せてくれたのは純粋に嬉しく思う。基本外にいる自分では中々皆と顔を合わせる機会が無いし……。
「それは良いんだけどよー。そこの美人のねーちゃんは誰なのよ?」
そんなことを考えているとラットが自分の隣に視線を向けながら当然の疑問を投げ掛けた。
うん、現在のとても良い笑顔で隣に座っているのは言うまでも無くウルティナだ。なんと言うかさも当然とばかりの雰囲気で溶け込む胆力は凄いと思う。
「あら、美人なんてほんとの事言ってくれて、お姉さん嬉しいわー」
ニコニコと上機嫌に返すウルティナはとても上機嫌だ。
しかしそれなりに付き合いのある自分には分かる。
彼女が上機嫌なのは美人と言われたことじゃないことを。
(異世界知識いっぱーい!とか考えてるんだろうなぁ……)
ここにいる全員が異なる世界より呼ばれた人物。
似通った世界はあるだろうが、それでもウルティナからすればどれもが未知の世界だ。知識欲の塊である彼女がウキウキしてるのは当然だろう。
「あ、私知ってるよ。ヤマルのお師匠さんだよね!」
「へぇ、ヤマルちゃんのねぇ……。でもこの場を考えればそぐわないんじゃないのかい?」
以前の模擬戦祭りで彼女の事を知っているルーシュが元気良く声をあげ、続くローズマリーが疑問を投げ掛ける。
「ヤマル君」
それに応じるかのようにウルティナはこちらをちらりと見た。
名前を言われただけで彼女が何を望んでいるか分かるあたり、色々と身に染みついてしまったようで少し悲しい。
ともかくこのままでは話が進みそうにないので、ウルティナに代わり自分から説明を行うことにする。
「えーっと、師匠のウルティナ=ラーヴァテインです。この国だと伝説の魔女って呼ばれてる人だから、一応
「そうよー。時代は違うけどあたしも召喚者の一人だからね。なのでこの場に居ても問題無しっ!」
ズビシとサムズアップするウルティナだが、他の面々はそれどころではなさそうだった。
大戦時に呼ばれ人王国を導いた彼女の存在は誰もが知るところ。事実、自分ですらウルティナと出会う前からその存在は知っていた。
そんな人物が目の前にいると言うことは彼らにとって驚きでしかないだろう。事実複数人が《
「ヤマルのお師匠さんってすごい人だったんだね!」
「同姓同名かと思ってましたが……いやはや」
そして先日の模擬戦の祭り関係者であるルーシュとセレブリアは少しだけ違う反応をしていた。
セレブリアはあの時は会わなかったけど、この様子を見る限りはどこかにいたのだろう。
そして皆の様子に満足げにしているウルティナだったが、その様子を何やら神妙な面持ちで見つめる視線が三つ。
それはセーヴァ、サイファス、セレスの三人。
何かあるのだろうかととりあえず隣に座るセレスに声をかける。
「どしたの。何か気になることでも?」
「いえ、その……凄い力を感じてまして」
セレス曰くウルティナの底知れぬ魔力を感じ取ったとのこと。
とすれば他の二人も同じ様に彼女の実力を感じ取ったのかもしれない。
セーヴァやサイファスにすら一目置かれるあたり、さすが伝説の魔女といったところか。
「それでその魔女様はあたしらに何の用なんだい?」
「あれ、召集掛けたの師匠なんですか?」
「そうよー。方々に頼んで集めて貰ったの。まぁヤマル君には言ってるけど、しばらく離れるから今のうちに会っておこうと思って」
するとウルティナはゆっくりと立ち上がり皆の顔を確認するかのようにゆっくりと見回していく。
「もしあたしの力を必要とするなら言ってね。優先的に協力してあげるから」
ニコリと笑顔を浮かべつつとても
彼女は悪い人ではないが、少なくともそんな博愛精神を持ち合わせてる人でもない。
何かまた変な事考えてるのでは……と思っていたら、『た・だ・し……』と意味ありげに言葉を続けはじめた。
「あたしが求めてるのは未知。知識でもいいしあなた達の元の世界の事でも良いわ。それが対価よー」
……まぁ彼女ならこの対価も納得は出来る。
ただ何と言うかとても切り口がイヤらしいと言うからしいと言うか……。自身の価値をちゃんと把握した上で皆が引き出しやすそうな対価の提案。
元の世界がどの様な世界だったかは自分も知らないが、ウルティナにとっては値千金なのは間違いないだろう。日本の知識ですらどん欲に吸収しているし。
それに俺以外のメンバーは帰る気は無いから喋る事のへの抵抗は少なそうだ。
ただ一点不満があるとすれば……。
(自分の時は強制徴収だったんだけどなぁ……)
いやまぁその後の諸々考慮するとおつりが出るレベルなのは分かる。けど何と言うか、もっとこうやり方と言うかせめて同意を……。
……今更考えても無駄か。
そんな風に心の中で肩を落としているのを横目にウルティナの話は続く。
「とは言うもののいきなり言われても困惑するでしょうし、今日は皆に関係ある事を教えてあげるわね」
「「「?」」」
皆に関係ある事の言葉に全員が何のことだろうと疑問の表情を投げかける。
「召喚のことよ。皆が知らない情報、この際だからちゃんと教えてあげるわ」
◇
ウルティナが話を行う前に小休止を取る事になった。
休憩を取った理由は少し談話形式で話をしたかったと言うウルティナの希望もあるが、リディが召喚の事について記録に残したいと筆記具の準備をしたかったからだ。
彼は資料の穴が埋められると言うことでとても嬉しそうにしていた。
そんなリディを眺めているとルーシュとスヴェルクがこちらにやってきて、彼について自分が知らなかった事を教えてくれた。
「ヤマルは知らないだろうけど、リディ君ってすごいんだよー。なんと読んだ本は正確に覚えるしそっくりに再現できるんだって!」
「え、そうなの?」
「えぇ、摂政殿がそうおっしゃってました。お陰で城の書庫の翻訳や、資料内容の引き出しが凄く楽になったと」
スヴェルクが言うには本限定だが、見た内容を瞬時に覚えることが出来るらしい。
またそれを書き起こしをすることもでき、更には文字だけではなく図形に対してもその力を発揮できると言うこと。
その為現在リディはちょっとしたデータベースと化しており、書庫の本の内容から国の運営の記録など幅広く活躍をしているのだそうだ。
特に必要な資料の内容や場所を即座に教えてくれるため、文官からの信頼がとても厚いとのことだ。
「リディってそんなに凄かったんだね……」
救世主組なのだから流石に何かしら一芸はあると思ったけどそこまで凄い子とは思わなかった。彼もやはり救世主と言われるほどの能力を身に着けていた子だったか。
セレブリアもあの模擬戦時にはすでに商業ギルド巻き込んで音頭を取れるぐらいになってるみたいだし……。もしかしてすでに相応の資産家になっているんじゃないだろうか。
(しかしこうするとほんと自分以外の人の能力が目立つなぁ……)
まぁハズレ枠なので当然と言えば当然なんだけど……と思っていると、
「ウルティナさん、しっつもーん! こないだのヤマルすごかったのに、何でヤマルは最初ダメって思われたの?」
「げふっ?!」
ルーシュからの突然の質問に思わずむせてしまった。
マンガなどでは吹き出しから矢印が伸びでキャラクターに刺さる描写があるが、まさに今受けている衝撃はそれだろう。
あの時は分かりやすい誇張表現と思っていたのに、まさか本当にこんなダメージがあるなんて……。
「あの、ヤマルさん。大丈夫ですか……?」
セレスの優しさが心に染みるが、こればかりは彼女の癒しの力でも治せない。
そんな中言った当人は褒めたのに何でそうなってるの?とばかりに首を傾げ、問われたウルティナはお腹を抱え声を押し殺しながら笑っていた。
「……ふー。あー、笑った笑ったー。涙ちょっと出てきたじゃない」
「師匠……」
「あはは、そんな目をしないの。まぁ答えをさっくり言っちゃうと召喚する側、つまり今回の場合王国の希望する人じゃなかったってことじゃないかしらね」
「何かイチマチピンとこねーな。どういうことなんだ?」
首を捻り問い返すラットだが、自分も今一つピンとこない。
いや、能力が無いから弾かれたのは分かるんだけど……。
「うーん、そうね。例えばヤマル君は皆やあたしですら使えない技術があるわね。ぴーしーだったかしら。あとじどうしゃってやつ」
「あ、はい。そうですね」
そりゃ日本では会社でパソコン使ったり車の免許も持ってたからそれぐらいは出来る。
「この世界で唯一無二のモノをヤマル君は持ってるわけだけど、それって役に立つかしら?」
「……まぁ、役に立ちませんね。PCも自動車も無いですし」
「そゆこと。逆にあの時望まれたものを持っていたのが皆ってわけ。ヤマル君が色々出来るようになったのはその後の事だしね。もし料理人とかこの世界でも使える何かがあればまた変わったかもしれないわね」
「えーと、要はどれだけすごい力とか持ってても、召喚する側が望んでないからダメだったってわけなのか?」
「そーゆーことよ」
なるほどなーとラットが頷き、ルーシュもそうだったんだと納得をした様子。
ただ急に召喚についての話題が始まったせいか、リディが急いで今の内容を書き記していた。
でもその顔は一目で分かるぐらい嬉しそうな様子だ。彼もウルティナ同様未知を既知にすることに喜びを感じる人間なのかもしれない。
「まぁせっかくだしこのまま続けちゃいましょうか。何か聞きたい事ある?」
「あっ、あの! 僕達召喚された人に共通点があるみたいなんですが、何かご存知でしょうか!」
ここぞとばかりに手を上げ質問を投げ掛けたのはリディだ。
彼の質問内容は確か前の時にも話題に上がってたやつだ。あれからそれなりに時間は経っているものの、やはり解明には至らなかったらしい。
「あたし達の共通点は二つあるわよ。一つは人間であることね」
これは以前に自分があてずっぽうで言った事ではあったが、どうやら正解だったらしい。
ウルティナが言うには少なくともこの世界に呼ばれた召喚者たちは漏れなく人間だったそうだ。
何故そうなるかはウルティナを以てしても不明で、あくまでこれまで呼ばれた人が全員人間であったこと。そして今回十人も一度に呼ばれたのに人間以外がいないこと。
以上の事から総合的にそう判断しても良いだろうと言うことだった。
「あたしでもこれについては完全に解析出来てないしねー。根幹部分の原理もさっぱりだし」
「師匠でも分からない事あるんですね」
「そりゃそうよー。例えばメムちゃんだっけ? あの子と似たようなのは作れるかもしれないけど、完全に同じのは無理ね」
その内出来るかもだけどねー、と出来ないと言わないあたりは流石ウルティナと言ったところか。
ともあれ彼女は自分たちよりかは召喚についての知見はあると見ていいだろう。実際人命を賭した召喚方法を召喚石と言う媒介方式に変えたのは他ならぬウルティナである。
「それでもう一つは?」
「んー、何と言えばいいかしらね。『世界への執着が無くなった人』かしら?」
「「「?」」」
自分を含め、全員が良く分からないと疑問の表情を浮かべる。
ウルティナも今の説明が悪かったのは分かっていたようで、付け足すように詳しい内容を述べ始めた。
「居場所が無くなった、この世界はもうダメだ、世界が憎い……ってのは一例だけど、ここに来る前に皆大なり小なり世界に対しそう思ったり疑問を持ったんじゃないかしら」
言われ、この世界に来る直前の事を思い出す。
冤罪で痴漢に仕立て上げられ、その後の絶望的な未来に世界から消えてなくなりたいと一瞬でも思った事。
自分が呼ばれたトリガーがそれだとするなら、他の皆も似たようなものを感じていたのだろうか。
(……何かあまり想像できないな)
セーヴァについては以前聞いたので分かる。彼は勇者としての在り様と世界に対し疑問を持っていた。
しかし他のメンバーは……特にセレスがその様な感情を持つに至った経緯が全然想像つかない。普通以上に良い子なのに……。
……いや、これについては詮索はしない方が良いだろう。自分だって聞かれても良い顔は出来ないし、他の皆だってきっと同じはずだ。
「ちなみにあたしの場合は研究意欲的な物かしらね。前のとこじゃもうこれ以上は進める物が無いって感じてた時に呼ばれたし」
しかしウルティナは自身の事はあっさりと吐露した。確かに彼女の性格からすればらしい理由ではあると思う。
「まぁそんな感じで呼ばれるから、ヤマル君みたいに戻ろうって考える子は稀なのよね」
「ふぅむ、しかし何故その様な人間を呼ぶのでしょうな」
「解析結果と私見になるけど、多分前の世界との関係が希薄になれば呼びやすいんでしょうね。後はこっちに来ても定着させやすいんじゃないかしら。呼んでも皆帰っては本末転倒でしょう?」
なるほど、確かにその基準であれば悪い言い方をすれば強制誘拐の形の召喚でも、殆どの召喚者たちはそれを甘受するだろう。
元の世界に然したる未練が無いのであれば、こちらで第二の人生を歩んでいこうと思うのは無理もない。
実際自分たちが呼ばれる以前の殆どの召喚者達はこの地でその生涯を終えている。中には戻った召喚者もいるそうだが、それも極僅かであると聞いているし多分間違っていなさそうだ。
「と、ざっと召喚についてはこんなところかしらね。まだ聞きたい事があれば質問していいわよ。今日はその為に時間を取ってあるしねー」
「あ、なら是非聞きたい事が……!」
そうウルティナが言った直後、手を上げ彼女に詰め寄ったのは予想通りリディであった。
以前挙がった疑問点については解消されたものの、他にも何かしら分からない部分が出てきたのかもしれない。
彼女に熱心な視線を送りあれこれと問う彼の姿は端から見れば教師と生徒の様な感じで見ていて微笑ましいものであった。
そんな二人の姿を見ていたら、残ったメンバーが何故かこちらへと集まってくる。
「あの調子じゃリディ君のお話に付きっきりになりそうだね」
「あの子も知識欲の点じゃ魔女様と同じなんだろうねぇ」
「あー、確かに師匠も色々と知る事が好きですからそうかもしれませんね」
そんな取り留めのない会話をしていたら、不意にラットがにーちゃんにーちゃんと言いながら目をキラキラさせて近寄ってきた。
「なぁなぁ、魔国に行ってきたんだろ? 俺らにその話聞かせてくれよー」
「あ、私も聞きたい! この中だと魔国行った事あるの多分ヤマルだけだよね。セレブリアさんは……」
「私は国内はある程度回っていますが、まだ国外には出ていませんな。是非とも色々と教えて欲しいところです。リディ殿と魔女殿も時間かかるでしょうし」
「いいですよ。それでは……」
リディとウルティナの方もしばらく時間が掛かるだろうし、皆のリクエストに応え魔国の話をすることにした。
国境で初めて魔族を見た時から始め、その後の思い出を振り返る様にポツポツと自身が見聞きしたことを皆に話していく。
そうしているうちにふと気付く。こうして自分が中心になって話す機会は一体何時振りだろうかと。
(コロ達は中心と言うより同じ目線だしなぁ。日本の時は集まっても大体端っこにいたし……)
しかし現に自分よりも凄い人たちに対し話をしている。もちろん専門的な話では無く旅行記の様なものなのだが、それでもこうして話を聞いてくれるとこちらまで嬉しくなってしまう。
その事に心が温かくなるものを感じつつ、時間いっぱいになるまで皆と久しぶりの歓談を十分に楽しむことにした。
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~おまけ・ブレイヴの強さ~
ヤマル「セーヴァ、その……ちょっと個人的なお願いがあるんだけど……」
セーヴァ「いいですよ。僕に出来る事でしたら遠慮なくどうぞ」
ヤマル「……何も聞かずに即答するあたりやっぱ勇者って感じだよね。んんっ、えーと、俺が魔国から帰ってくるときに師匠と一緒にもう一人魔族の人もこっちに来てるんだけど……」
セーヴァ「あ、はい。最近街中で良く高所で高笑いしている人ですよね。ブレイヴさんでしたっけ、そう名乗ってるのを同僚の騎士やメイドの方からも聞いています」
ヤマル「…………あー、まぁその人なんだけど。何と言うか勇者に憧れていると言うか自称勇者と言うか……もしかしたらセーヴァのとこに突撃するかもしれないのよね。ほら、セーヴァって元勇者だし。だからいきなり来られる前に前もって会う約束していた方がまだ被害押さえれるかなぁ……と思って」
セーヴァ「中々破天荒な方みたいですね……。具体的にどのような方なんですか?」
ウルティナ「あたしと戦ってた元魔王よー」
ヤマル「うわっ?! びっくりした……」
ウルティナ「そんなに驚かなくてもいいでしょー。まぁ良く分かんないけど勇者ってのに憧れてるから、本物の勇者として接してあげてくれれば良いわよ」
セーヴァ「魔王……ですか」
ヤマル「あー、魔王と言っても魔国での役職みたいなものだから、セーヴァのとこの魔王とは多分全然違うし……」
ウルティナ「あたしと戦ってたのも戦時だったもんね。今王都に居て何もしてないのが君の考える魔王とは違うって証明になるんじゃないかしらね。あいつが本気で暴れたら被害ヤバいでしょうしねー」
ヤマル「師匠だって人の事言えないような……」
セーヴァ「……そのブレイヴさんってそんなに強いんですか?」
ウルティナ「そうねー。正面から戦ったらあたしも勝てないわね。もし仮にあいつとまともにやり合う場合はあたしと君、後はそこの彼」
サイファス「ん?」
ウルティナ「それとあの子ね」
セレス「?」
ウルティナ「この四人、特にあの子を鍛えた上でかなりの練度で連携取れるようになれば何とか戦えるようになるってぐらいかしらね」
セーヴァ「そこまでですか……」
ヤマル(
ヤマル「あれ、でも師匠って一人でブレイヴさんと戦えてましたよね?」
ウルティナ「あたしは戦闘は基本単独向きだからね、連携とか苦手なのよー。むしろまともに組めるのって逆にマー君ぐらいじゃないかしら?」
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