第5話 その肆 ハイレゾでハイレベルな文章を
ヘッドホンとくればその次が
スマホで音楽が聴ける時代にあえてプレイヤーを持ち歩く理由はあるだろうか。
答えはイエスだ。
第一にスマホというデバイスはモバイルバッテリーの持ち歩きが必須と言えるほどバッテリーがもたない。買って間もない端末ならともかく、スマホの買い替えスパンが長期化している昨今、別デバイスで音楽を再生するというのは理にかなっている。(最近のスマホの音楽再生アプリはそれほどバッテリー消費が激しいわけではないが…)。
第二に音質が段違いである点だ。iPhoneやandroidスマホの音楽再生機能はあくまでオマケで、その機能は限定的。DAPならば、ノイズ対策のシールドを施した専用高音質基盤など当たり前で、バランス接続(有線)や高音質Bluetoothコーデック(無線)対応など高音質機能搭載も珍しくない。
つまるところ、スマホ=音質普通でお手軽、DAP=専用機なので音がいいと覚えればいい。
外出先でも執筆する筆者のようなノマド小説書きにとって、自分好みの音楽を持ち歩く必須アイテムと言えよう。
でもお高いんでしょう?
…うむ、まあ安くはない。
だが一昔前を思えば、今や音質の良いハイレゾ対応プレーヤーは二万円を切りお手頃感が出てきている。
もちろんハイレゾにこだわらなくても良いのだが、スマホ万能時代にわざわざ専用プレーヤーを買うのなら、ハイレゾ機をおすすめしたい。
筆者おすすめはSONYの「NW―A50シリーズ」である。デザインも良く、値段も手ごろで入門機としてはお勧めだろう。
ちなみに筆者は古めの上位機「ZX100」を愛用してます。
音質の良いプレーヤーと、ノイズキャンセリングヘッドホンが合わされば、自分好みの音楽を聴きながら執筆できる最強の空間が出来上がる。
執筆という孤独な戦場に疲れた小説書きには必須のアイテムと言えよう。
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