第12話 エピローグ
相変わらず、俺の見る夢は変わらない。いつだってどこでだって、赤い景色が目に焼き付いてくる。鉄の匂い。肉の腐った匂い。自分自身が生きているのを、獣のような荒い呼吸でようやく実感してしまう。
獣のような叫び声。
こんなの俺じゃない、と否定したかった。けれど、きっとそれは違う。
これこそが俺自身なのだ――
「嫌な目覚めのようだな、少年」
「サーヴァントみたいにこれがお前の記憶とかそういうことはないのか」
「さっぱりだ。オジサンは少年の夢まで背負うわけにはいかないのでね」
「奪う、じゃないのか」
おかげで息子がバベルの塔になったことが一度もない。
「誰かの何かを奪うってのは、それを背負うってことと一緒なんだぜ」
「そんな楽しそうな顔されても信じるかよ」
昨夜は、そんなに大変なこともなかった。
松本さんが大騒ぎするものと思っていたが、何も言わず通常の三倍のレッドフラッシュを渡してくれて、
「あんたの息子、大変なことになったわね」
と腕を悲し気に見つめて言った。
あの野郎、どんな説明しやがったんだ。
「事件は終わった。俺は日常に戻る。もう、アリスたちと関わることもないんだ」
「その方が少年のためだ」
なんか、イライラするな。
なんでどいつもこいつも俺のことなんかを心配するんだ。
「少年を見てると、若い頃をみんな思い出すんだろ。それも、少年はさらにひどい」
もう、片道何時間かかるかわからない通学路を行く。これだけで体力はつく。しかし、血が足りない体でもこれだけはなんとかなるものだ。
「よっ! 志村くん」
「久々にその名で呼ばれたよ」
笹森の顔を見ると、本当に帰ってきたって感じがした。まだ目の淵は黒いけれど、それが何年も前のことのように感じてしまう。
「どうだった? お休みは」
「腕のことは聞かないのかよ」
「聞いたよ。中々のプレイだったって。急上昇ワードになったんだって?」
「だから、どんな説明しやがった!」
なんの急上昇ワードになったんだよ! 嫌だわ! 街中歩けないわ!
「おかえり。志村くん」
「――」
俺は、どう言えばいいのか分からなかった。
『ただいま』って言えばいいんだろう。でも、言ってしまっていいのか?
「どうしたの?」
「おかえり、じゃないだろ。おはよう、だ」
「そうだったね。おはようっ」
流石自称男の娘。笑顔は可愛いが、おっぱいはない。
だが、それがいい。
「俺まで性癖を拗らせちまってるんじゃねーか…」
全て下ネタモンスターどもが悪いっ。
「それより、いつものごとく急ぐぞ! 笹森。お前、成績はいいのに遅刻ばっかだから、風紀委員に睨まれてるんだろ?」
「誰のせいだと思ってるのっ?」
「あっ。空飛ぶ日清ゆーほーだ!」
「え? どれどれっ!?」
今のうちに全速力でダッシュだ。俺まで風紀委員に目をつけられたくはないからな。
「ところでさ、志村くん」
「何故男子の全速力ダッシュに平気な顔でついてこれてなおかつ――はぁはぁ――普通に会話出来るんだよ」
「それは私が堕天使だからなのですっ!」
走りながら手を黒い目の辺りに持ってきてヨハネのポーズ。
堕天使とか言う幻想ワードを聞いただけでゾッとするわ。
「でね、ラブホに一緒に入って汗水たらたら流しながら一緒に出てきた女はだぁれっ?」
「ぶふぉっ!!」
胃の中のレッドフラッシュ、吐き出しそうになったわ。
「私が志村くんの休日を監視してないと思ったの?」
「小さいつが抜けてますよ」
「その日はお屋敷でお泊りしてたよね。今日の朝は汗びっしょりで恍惚な表情で目覚めたし」
「だから! なんで知ってんだよ!」
笹森パンダ。悪魔より恐ろしい子…
「だから、腕を失っちゃうんだよ」
笹森らしくない真剣な声だった。俺は思わず立ち止まってしまう。
「ねえ、志村くん。これ以上過激なこと、私に対して以外しないで…」
こつん、と背中に笹森の頭が突き刺さる。
「もう、こんなのナシな」
こつこつと笹森は頭で俺の背中を叩く。少しも痛くなかったけれど、とっても痛かった。
「お安い御用だぜ!」
「バカ」
今度は背中をグーで殴ってくる。
「志村くんのバカバカバカバカっ!」
俺は、本当にバカだ。
笹森をこんなに心配させるなんて。
友達をこんなにも不安にして。
「そこは恋人でしょっ!? 信じられないよっ!? ラノベの主人公でももっと察するよっ!?」
「お前がそう来ると思ったからだ! バカ!」
まあ、ここで変な雰囲気になってしまっても困る訳だからな。
俺と笹森はこうやってラブコメっぽいバカなやり取りをしているのが一番いいんだ。
キーンコーンカーンコーン。
学園のチャイムが鳴る。
「チャイム、なっちゃったね。二人でラブホまでドライブしよっか」
「心なしか学園ハンサムって聞こえた気がするぞ」
「そうやって誤魔化すんだねっ!」
「いや、本当に聞こえただろっ!」
いや、マジで聞こえたんだって!
「それは竹内緋色が学園ハンサムをやりながらこれを書いてるからだよっ! 学園に入ればバラ色パラダイスっ!」
「嫌だわっ!」
「私が男の娘だったのも、伏線だったんだよっ?」
「絶対に違う!」
いやマジにやめてくれ、竹内緋色よ!
コツンコツン。
真紅のブーツの音が鳴り響く。
「アリス――」
白い日傘の令嬢は今日も優雅に遅刻していた。その姿に体育教師も呆れを通り越して見とれている。
だって、リードには四つん這いの猫耳メイドがつながってるんだもん。
「もう、カオスじゃねーかっ! ダークファンタジー通り越してカオスファンタジーだよ!」
誰が上手いこと言えと言った。
「流石、有栖川アリス様は違うね」
「いや、初めてフルネーム知ったよ。そして、作家のペンネーム、そのままパクってんじゃねーか!」
となると、アリスも偽名か。
ちら、とアリスはこちらに目を向けた。それも一瞬のことで、すぐに視線を前に向けて優雅に学園に入っていく。
口が何かを呟くように動いていた。
その言葉が何であるのか、俺には分からない。
「気に入らない」
「へ?」
そんな言葉を笹森が言った気がして俺は笹森の方を振り返る。
しかしそこには丸太が一本転がっているだけだった。
「志村ぁ。後ろ、後ろぉ」
体育教師の怨念のこもった呪詛が耳元で響く。
みんな、ムーンサルトプレスって知ってるか?
いい子は真似しちゃダメだゾ☆
「さぁて。今日は転組生を紹介する」
やる気のない教師がだらだらと言った。
Fクラスは小学校からの掃きだめのクラスであるからして、教師も張り合いがないのだろう。素行の悪い生徒は簡単に切り捨てられているので、素行の悪い生徒はいないが、このクラスは常に暗いムードが漂っている。
「今日もジャイアンは休みか」
何気にジャイアン、このクラスで一番成績がよかったんだ。ただ、ちょっと素行が悪くて、D組昇進になれなかったとか。
で、転組生ってのは昇進とは逆にランクダウンしてFクラスに落ちてきた堕落のアヴァロンのこと。この時期となると、新学期そうそうヤバいことをやらかしたに違いない。
理事長のトロフィーを悉く壊したとか。
「って、理事長アイツじゃん」
「私ね」
「お前か」
「暇を持て余した」
「神々の」
「「遊び」」
「…」
「…」
「嘘だと言ってよ、バーニィ…」
きっと錯覚だ。いつから教壇の上に有栖川アリスその人が立っていると錯覚していた?
「メイちゃんもいまーす!」
「やめろ! お前らが揃うとデュエマ以上に質が悪い!」
もう、何も語るまい。
「これから一緒のクラスでやっていくことになったアリスよ。理事長かつ、生徒会長を狙っているわ。生徒会長を札束で叩きながら職を明け渡しなさいと脅迫したけれど、『もっとしてぇ』と喜ぶだけだったわ。彼はマ――」
「それ以上はやめんかい!」
俺はガタッと立ち上がる。足はガタガタ震えている。歯もガタガタ。
「ついでに頭がい骨と脳の間に隙間が空いているから、頭もガタガタね」
「余計なお世話じゃい!」
「あら、ごめんなさい。何も入っていないから、音すらならないのね」
なんちゅう、罵詈雑言。使い方あってるかな。
「やっぱり、コイツ、バカですよ! アリス様!」
「お前に言われたくねえ!」
「一足す一は?」
「ザクの目」
「ばーか! 十字はゲルググだ!」
「メイ。やめなさい。バカがうつるわ。それと、十字はドムよ」
「…」
「…」
俺とメイは黙ってしまう。
「それより、メイ。あなたも自己紹介なさい」
「はい!」
メイは元気よく答えるとメイド服のスカートの裾を上げて礼をする。
「真咲メイと言います! アリス様の専属奴隷メイドです!」
「だから! エロマンガでしか出ないワードを公共の場で言うんじゃありません!」
俺は先生か!
というか、先生、何か言えよ!
「先生! なんで教室でメガストア読んでるんですか!」
「バカか。毎月エロゲが無料でついてくるんだぞ! 廊下に立ってなさい」
「職権乱用だ! それならこいつらを立たせろよ!」
俺はアリスとメイの方を指さす。
すると、クラスメイトのヒソヒソ声が聞こえてきた。
「立たせろだって。ヤバいな」
「あの指付きがいやらしいわ」
「ケダモノ」
「童貞の癖に」
「童貞関係ないだろ!」
なんなの、クラスメイト。俺のこと嫌いなの?
「嫌い」
「死ね」
「童貞」
「包茎」
「やめて! 本当に登校拒否になるから!」
これから積極的にクラスメイトと絡んでいこう…
「絡むですって」
「いやらしい」
「下劣ね」
なんなの、もう!
アリスはジャイアンの席に何食わぬ顔で座っている。俺の真横である。メイは俺の斜め後ろ。アリスの席から後ろに二つ後ろだ。
俺とジャイアン、よく隣でいられたな。
そうか。一日だけだったな。
「俺とジャイアンの出会いは――あれ? 思い出せないぞ?」
ここに来てからずっと同じクラスだったはずだ。でも、あまり印象に残っていない。
いや、ジャイアンは最初はあんなんじゃなかった。どっちかと言うと陰キャで、俺と同じ側の人間だった。
変わったのは、ジャイアンの妹がケガをして入院した時からか。
「おい、アリス。寝るなよ」
アリスは制服ではなく赤いゴシックドレスだし、日傘を差している。教室の中で。
そしてメイは、俺に間断なくちぎった消しゴムを投げつけてきている。アホなのか? アホなんですか?
「先生も注意しろよ…」
教師は授業ごとに変わる。その際、別のクラスの担任が授業をすることもあるが、基本的に俺たちの方を向かない。背を向けて、黒板に文字を書いて、満足したら消す。言葉すら発しない。そして、俺たちも、碌に授業なんて聞いてなかった。初めから諦めているのだ。
「ったく」
黒板にチョークを叩きつける音だけが響く。そんな静かな教室だから、アリスの寝息が微かに聞こえてきた。静かな、生きているのかすら怪しい、寝息だった。
「そうか。吸血鬼だから昼間は眠いのか」
吸血鬼、とは何であろうか。
血を吸っているのは分かる。目の前でアダルティな場面を見せつけられた。
そして、傀儡を作り出す、らしいが、そういうのは絶滅したとか。
「クルスニク――」
それがアリスの種族らしい。吸血鬼殺しの吸血鬼。それだけしか俺は知らない。
「でも、もういいんだ」
何故アリスがFクラスまで来たのか分からない。
多分、俺を監視するためだ。
いつ、暴れ出して血の海を作り出すか分かったもんじゃない。
そして多分、俺はこれ以上アリスと関わればいつかアリスを傷付けてしまう。
だから、もう、忘れてしまうんだ。無かったことにするんだ。
「これでいいのだ」
放課後、アリスはそそくさとメイに首輪をつけて帰っていった。俺もまた、笹森に出くわさないように細心の注意を払いながら学園を後にする。
向かったのは駐在所。
「おい、ヘタレ警官」
「んだ? クソガキ」
今日もまた警官は寝ていた。
「お前、吸血鬼だろ」
「は? 吸血鬼?」
ありゃ。違ったみたいだ。
「どうした、クソガキ。今さら中二病再発か?」
「中二病だったことにするな」
俺は警官から投げつけられた冊子を投げつけ返す。
「返すよ」
「返されました、っと」
ダラダラと警官は冊子を机の上に放りだす。
「なあ、お前、万引きの犯人が連続殺人犯って分かってたんだろ」
警官の冊子は一枚目こそジャンプ万引き事件だったが、それからは詳細な事件記録だった。
そして、一枚目に映っていた写真の男と昨日のラブホ従業員は同じ顔をしていた。
「さあてね。犯人捕まったのか?」
「死んだよ」
「俺にゃあそんな報告来てねえがな」
「だろうな」
この男がどうやって犯人を突き止めたのか俺には分からない。
ジャンプ万引きは最初の事件の直前だった。
「俺も何かあったとは思ってなかったよ。でも、鼻が嫌なくらいひくついた。それだけだ」
「事件は終わったと思うか?」
警官は答えなかった。
「なあ、クソガキ。俺は前にも言ったぞ。これはお前には関係ないって」
「関係なかったさ。ついこの間まではな」
「じゃあ、知らんふりしてろ」
その方が、誰にとっても、幸せなのは分かってるさ。
でも、なにかモヤモヤして、なにか嫌なんだ。
なんという奇遇かそうでもないのか。
マザーファッカーが万引きしたコンビニは俺がレッドフラッシュを買ったコンビニだった。店内に入ってジャンプを万引きすれば何か分かるかと思ったけれどできなくて、仕方なくレジへ通して店の外で読んでいる。
気がつけば小さな星が夜の空に輝いていた。パチンコ屋の光に照らされて、本当に小さくしか星は見えない。
「ジャンプってのはなんなんだろうな」
もし、俺がレッドフラッシュを万引きしていたら俺がマザーファッカーになっていたのだろうか。俺にとってのレッドフラッシュと同じくマザーファッカーにとっては大切なものだったのだろうか。
「それは少年の夢だよ」
コンビニ店員が俺のそばのベンチに腰かけていた。喫煙用のベンチだ。
「煙草なんて吸ってていいのかよ」
「今はオーナーいないし大丈夫」
そういうことじゃないだろ。
「週刊少年ジャンプって言うのはね、そこに人々の願望が全て詰まっているんだ」
「どこがだ」
ただ、暑い言葉を吐いて、荒々しく動き回って。それが人々の願望なのか。
「人気作ってのはやっぱヒーロー像がいいんだと思う。仲間のために戦って、努力友情勝利でね」
「打ち切り作はどうなんだよ」
「打ち切られてしまうようなマイナーな作品はね。世界の革命者なんだ。革命者は常に少数の者の賛同しか得られない。誰だって今の生活が一番いいと誤解しているから。そんな人々の目を覚ます号砲がマイナー作品なんだ」
「論点ずれてないか?」
「ははっ。よく言われるよ」
店員は臭い煙草を吸っていた。
「臭いぞ」
「これはピースって煙草でね。私にとっては少し思い入れのあるものなんだ」
「だからなんだよ」
「なんでもないね」
風向き、変わんねーかな。
「キミはなんにでも興味を持つね。でも、いつも興味を持っているのは他人事ばかりと見た。私とよく似ている」
「一緒にするなよ」
どいつもこいつも、俺のことを知ったように言いやがって。
「ごめんね。でも、人間ってのはそんなものなんだ。誰だって自分自身の中にある物差しで世界を測っている。自己中心的な生き物ばかりさ。そんな生き物が集団で暮らしているのだから、世界は狂っているね」
「何が言いたい」
「別に何も」
何故俺はこうも他人に気安く話しかけられるのだろうか。
「ただ、ね。キミは迷ってなんかいないんじゃないかって。そう感じただけなんだ。世界に溶け込もうとして、日常に還ろうとして。でも、それすらも拒否して、しかし、前にも進もうとしていない。キミの瞳に何が映っているんだい?」
「この死んだ魚のような目に、か」
「私にはそう見えないけれどね。今のキミはずっと前ばかり見ている。走り出す直前の陸上選手みたいな、緊張と野心に満ち満ちた目だ。でも、スターターがないと前に進めない。きっかけがないとスタートできないと、そう思ってはいないかい?」
「知らねーよ」
「スタートは自分自身できるものだよ。キミには一緒に走る選手が他にいないだろう? だから、自分自身のタイミングで前に進めばいいのさ」
何が言いたいのかは分からないけれど、なんだか不思議な感じだけはした。話の中身は何一つありはしないけれど。
「なあ、もし、誰かを守るために誰かを殺さないといけないとしたら、アンタはどうする?」
「そんなの、簡単だよ」
煙草の煙に咽たのか、店員は咳を連発する。
「それが人間の本来あるべき姿だ。人間は他の生物を平気で殺して食物を得るくせに、人間を殺すことにばかり気を使っている。何かを生かすために何かを殺すことは日常茶飯事なのさ」
「でも、重みが違う」
「違わない。まあ、それができてしまえば本当の怪物になってしまうだろうけど」
怪物――
「だから、そのままでいいんじゃないかな。体力が尽きるかどうかなんて気にせずに、一生懸命足掻いてしまえば。未来がどうなるかは誰にだって分かりはしないんだから」
本当に何もない回答だった。
でも、風向きは変わった。
「げほっ。げほげほっ」
「煙草もほどほどにしておけよ」
俺はもう、後ろに戻ることはないのだろう。日常に戻っても、ずっと非日常を追い求めてしまっている。だったらいっそ非日常へと必死で走り出してもいいのかもしれない。非日常のその向こうは誰にだって分からない。もしかしたら、その先には新たな日常が待っているのかもしれない。今の日常より、非日常の先の日常へと向かってみたくなった。
俺は店員に何も言わず、コンビニを後にした。
「面白いねぇ、キミは。ははは。まだマザーファッカーは終わっていない。これからさらに楽しいゲームが始まるよ。ふははははは」
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