第42話:東京郊外でNPO「乳児院・助け隊」2

 5日後、武田敏次さんから電話があり揃ったので、また来て下さいと言われた。

 日曜日でも良いですかというのでOKと言い3月28日(日)午前10時に

和光市駅に着き車で彼の家に行くと、数人の人達がいた。まず、秀夫が自己紹介

して武田敏次さんが最初に法律事務所の安井広さん、会計事務所の井上順子さん

、営業の渡辺強さん、栄養士の加藤秀美さん、喫茶店手伝いの吉村真理子さんを

紹介してくれた。そして、近くには、立教(新座)、東洋大学(朝霞)

大東文化大学(高島平)武蔵大学(江古田)帝京大と多くの大学が

ありますと言った。そこで、


 NPO「乳児院・助け隊」のパンフレットの様に、このNPOのする事、

ミッション、綱領などを作成し、早急にパンフレット作ること法律の安井さん

にNPOの立ち上げの手続きを取ってもらいます。それを早急に作って下さい

と言い、パンフレットはFAXで送って下さいチェックしますと言いNPOの

立ち上げを役所ですすめて出来たら、また連絡下さいと言い、

NPO「乳児院・助け隊」パンフレットを10部置いてきた。

 その後いくつかの質問を受けて答えて、秀夫は帰っていった。


 その翌日FAXで草案が送られてきたのでチェックして送り返した。

9月10日に武田敏次さんからNPOの申請が認証されたと連絡してきた。

 そこで日曜でも構わないから、仲間5人とこちらへ来て施設を見ていって

下さいと連絡すると9月20日(日)に伺いたいと連絡が入り、小机駅に

ハイエースで迎えに行った。そして、第一レストランを見学してもらい、

続いて第二レストラン3棟の学生寮を見てもらい、本部事務所のリビングに

案内した。感想を聞くとすごい施設ですねの一言だった。

 収益源はレストランと月5万円(食事込みの)の学生寮、廊下の

向こうの宴会場での元・芸能人のチャリティーショーだと言った。


 その他、営業さんが訳あり品を無料もしくは破格値で譲ってくれるように

交渉して回ってレストランの収益率が60%以上だと言った。その他、乗降客

の多い駅での募金活動と、このNPOの宣伝も兼ねてパンフレットを渡している

と言った。武田敏次さんがレストランや学生寮などの建設会社は紹介して

いただけますかというので、もちろん紹介するといった。


 ちなみに費用はと聞くので第一レストランが1千万円、第二レストランが

2千万円、学生寮が5千万円、この本部の建物も値切り2500万円、

離れの宴会場が1千万円、その他、工事費が合計8千万円、冷蔵庫、冷凍庫

、ガス、水道、その他で6千万円、その他、車、印刷、その他で1千万円、

ざっと3億円弱。売上は1.2のレストランで年間1.3億円、寮費で

1728万円、宴会場で2千万円、チャリティーショー収益金が

1千万円、寄付金2千万円、合計年間2億万円程で純利益は1億円程度

だと説明した。

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