第29話:NPO寄付方法と募金活動

 作業しながら昼食は勝手に好きな物を食べて良い事にした。その他のスタッフ

は前半組は11時に後半組は1時過ぎに好きな物を注文して食べる事にした。

 独身者や希望する人は、朝、昼、晩と食事して良い様にした。お土産もトースト

または、残り物は全部もっていって良いと伝えた。まず事務所に帰り募金箱を

レストランのテーブルに1つずつ、入り口に2つ合計8つを置くことを考えて

早速、材料を買ってきて募金箱をつくり入り口に乳児院への募金のお願いの

ポスターをプリンターで印刷して4ヶ所に張り出した。まず、このレストラン

での収益金を毎月、寄付金として送ることを決めた。


 今週は2005年3月2日(月)~6日(金)は、神奈川県内の乳児院を訪問して

寄付の具体的な方法について意見を聞こうと考えた。まず、3月2日に、

ここから一番近い近い乳児院に午後2時から面会の約束をとり自分の車で出かけ

ていった。着いてから話を聞いた。全国社会福祉協議会児童福祉部の下部組織

として全国乳児福祉協議会がるあるが昔から乳児院の役割や課題について問題点

を整理し考えているが全国組織として積極的に寄付活動はしていません。

 それというのは乳児院の形態が恩賜財団済生会など病院系、カトリック、

大本願寺系、善光寺系、等宗教系、小規模の社会福祉法人と、それぞれ

異なっているからです。そのため寄付の広告も個々で行っているというのが

現状ですと言った。逆に言うと個々の乳児院でも厳しい経営をしいられていて

他を構っている余裕がない現実もありますと教えてくれた。


 もし現金以外に冷凍食品とか中古衣服とか文房具とか現物寄付について伺うと

現状では難しい、やはり、寄付金が一番ありがたいと言った。

 わかりました、神奈川県内の全乳児園に寄付すると言った。

 その後、残り9ヶ所を3日かけて訪問した。返ってくる反応は、最初の乳児院

とほぼ同じ様な内容で個々の乳児院で厳しい現状一緒と話していた。

 神奈川県内には、恩賜財団済生会など病院系、カトリック、大本願寺系、

善光寺系、等宗教系の乳児院はなく全部が小規模の社会福祉法人だった。


 またNPO「乳児院・助け隊」の営業さんには神奈川県内の企業を回って

神奈川県内の乳児院への募金をお願いする事にして最低、募金箱の設置を

お願いするように考えた。その事は電話で営業さんに連絡した。

 そうして4週間が経った。2月にレストランの売上金額260万円、

材料費60万円を引いて、純利益200万円を10ヶ所の乳児院の人数割り

にして振り分けて寄付することにした。神奈川県内の乳児院に銀行振り込みで

振り込むが可能か確認して、振り込む日に振込先の乳児院に連絡してから

振り込む事にし、必ず領収書を作成してくれるようにお願いした。

 あらかじめ、乳児院名と振込金額を入れた宛の領収書を印刷して、

そのに印鑑を押してもらい返信用封筒で送り返してもらうようにお願いした。

 そうして2月分200万円を神奈川県内の10ヶ所の乳児院

に送金した。その後、全施設から領収書とお礼の便せんと共に届いた。

 お礼の手紙をコピーして、事務所の壁に貼りだした。

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