第26話:若手メンバーの料理指導2
この日1日で3人に珈琲の入れ方を理解してもらった。そして後ろで見ていて
早いとか、まだとか注意しながら仕事を覚えさせた。1人珈琲好きな中川裕という
フリーアルバイターがいて、彼が指導してくれると言い、交代して他の料理の
手伝いをするようになった。この日は寒いこともあり肉うどんの注文が多く
絶えず大きなヤカンで湯を沸かしていた。暖かい珈琲、紅茶とトーストセット、
ピザセットの注文が多く、手のかかる料理の注文は少なかった。
そこで、空いた時間に、アールグレー紅茶の入れ方も教えた。
そうして夜5時過ぎにはレストランを終了して早めに閉店してもらった。
売上は昨日の6割10万円弱だった。その後、購入して欲しい食品のメモを
見て4人で食料品を買いに出かけた。米20kg、大根、キャベツ3つ、しめじ
、マイタケ、醤油1.8L2つ、油1L4つ、紅茶1缶、冷凍の鮭30切れ、
豚ローススライス3kg、鶏もも肉2kg、うどん10kg、そば5kg、
バター、イチゴジャム、マーマレード1kg、とろけるチーズ1kg、
冷凍ピザ100枚入りを買って、事務所に帰り、冷蔵庫に入れて、事務所を
閉めて家に帰った。
帰ってから、週休2日にしないかと秀夫が章子に提案した。その方が良い
かも知れないねと言った。日曜日も8時過ぎに事務所に出ると既に料理担当
の柳橋さんと吉川さんが来て、せっせとお湯を沸かしていた。
9時には20人全員がそろった。今日も珈琲、紅茶の入れ方を新しい人に
柳橋が教えようとしたら、昨日、珈琲好きだと言った中川裕君が私が指導します
から休んでいて下さいと言ってくれた。もう一人、紅茶好きの山上仁美さん
が来て、アールグレーとタージリンの2種類、揃えた方が良いかもと言った
ので、柳橋は了解した2つ揃えることにしようと言った。この話を吉川さん
に言うと、吉川さんが、スタッフ全員に声をかけて、料理得意な人と好きな人
来て下さいと言うと、6人が集まった男女3人ずつ、ちなみに得意料理を
切って下さいと言うと、チャーハン、麻婆豆腐、オムレツ、カレー、
焼きそば、中華料理、タイ料理と声があがった。
焼きそばといった人に来てもらい今日は任せますので宜しくと言い
野菜と冷凍焼きそば10kgの調理をお願いした。
その人はの名は安田靖彦さん65歳退職後、バーベキュー得意で特に
焼きそばと言った。彼の元に3人を預けた。そして、吉川さんと柳沢さんは、
生姜焼き定食とトースト、フォーを交代しながらやりましょうと話した。
5人のアシスタントを探した。全員が集まったときに午後6時から30分会議を
しますので残っていて下さいと言った。焼きそば担当の方々は、手分けして、
キャベツ切りを包丁とスライサーで行い、大きなボールに2つ切っておいた。
そして作り始めると焼きそばとソースの良い臭いがしてきた。
吉川さんがホワイトボードに焼きそばを最初に書いて、次にフォー
生姜焼き定食、ベーコンエッグ、トーストセットと書いた。
焼きそばの安田さんが、冷凍焼きそばだけでは、味が濃いから蒸し焼きそば
と半々に入れてキャベツとソースで味付けすると、食べやすくなり、
これで行く事にした。紅ショウガ欲しいと言うの10時にすぐ買ってくる
というので、蒸し焼きそばも一緒に頼んだ。9時過ぎてレストランがオープン
するとトーストセットが出始めて、すこしずつ焼きそば出始めると、
それを見た人が次々に焼きそばの頼み始めた。そこで10人前ほど作り置き
していたので、それを少し温め直して出し2人で盛んに焼きそばを作った。
空いたコンロでトーストも多く焼いて注文にこたえた。トーストは、かなりの
数を焼いておくほうが楽なので10人分を在庫するようにし、注文待ちの
客減らしたので10時過ぎまでは順調だった。
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