第20話:NPO「乳児院・助け隊」事務所とレストラン完成
木下さんが、今、納屋は使ってないから壊してレストランを作れば良いと
言ってくれた。この話を島田淳二さんに電話で話すと無料で作ってくれる
のですか、そりゃ良かったですねと言った。ただ、大型冷蔵庫3台と業務用
冷凍庫2台は必要で、電気工事もお願いしたいと言った。完成したら見に
行きますので、その時にエアコンの数、水回り、トイレ、電気、水道工事、
インターネットも相談しようと言うことになった。
12月14日に県民活動サポートセンターで会議を開いてレストランの話を
すると支払いとどうするのかと言う意見が出たので会長の吉田秀夫が
NPO「乳児院・助け隊」の予算として300万円振り込むから、そこから出す
と言った。しかし吉田秀夫さん1人の支援だけでは、ちょっとまずい
のではないかと言い、どうだろう準備金として出せる人は、いませんかと
加藤宗男さんいった。加藤さんが10万円出すというと安田一雄、土地を
貸してくれた木下さんも、星野、佐藤、清水、桧山、安田、吉田章子さん
が8人が10万円ずつで80万円、残りの220万円を会長の吉田秀夫が出すに
決まった。
来年1月中旬頃に完成予定だと説明した。食料品調達の営業に回っていた
清水さん冷凍工場から、冷凍おにぎり、うどん、餃子、シューマイで不揃い品を
無料で提供すると言う話をまとめてきた。また佐藤さんが大手の製パン工場で
出荷できなくなった食パン、バケット、菓子パンを無償で提供してくれる話と
食料品問屋で使用期限が3ヶ月以内になった商品を格安で譲ってくれる話をつけて
きてくれた。その他、事務所の土地を提供してくれた農家の木下肇さんが農協と
掛け合って不揃いの野菜果物を取りに来れば格安で売ってくれるという話を
まとめてきてくれた。
そして2005年を迎えた。1月14日に平屋の事務所兼倉庫が完成した。
レストランは60坪の平屋だった。工務店の島田さんが、部屋を回ると、
エアコンは2階に3つ1回に6つ必要だと言い、シンク、ガスコンロ、
トイレ1回に2つと大型冷蔵庫3台と業務用冷凍庫2つをあわせての見積もりを
至急出してもらうようにした。翌日、吉田秀夫にメールで、費用の明細が届いた。
合計で80万円となっていて、材料費のみで工事は島田工務店で協賛させて
いただきますと書いてあった。そこで、事務所の目立つところに、協賛企業、
日成ビルト、島田工務店と書くことを約束した。
工事が完成する前に、食料品を運ぶために、車かトラックが必要になるので、
検討した結果、トヨタ・ハイエースDX“GLパッケージ”(最大9人乗り・4ドア)
を中古車センタを回って4年使用して走行距離3.8万Kmの中古車を買った。
120万円の中古車があり購入した。これで200万円を使うことになる。
資金の残金が100万円となった。
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