第6話:幸子が成績優秀
1980年、秋には三浦半島をドライブし、最初に鎌倉に行き鶴岡八幡宮を
お参りして車で移動して、長谷の大仏を見て回り、逗子、葉山を抜けて横須賀
から三崎へ行きマグロの、お弁当を買い城ヶ島の公園で、お弁当を食べた。
幸子は相変わらず写真を撮っていた。この頃、写生するよりも写真を撮って、
それを思い出すかのようにして家で夜遅くまでスケッチを描いて色づけする
ようになった。しかし、相変わらず絵は上手で感心した。その描いた絵も、
段ボールの箱に上手に入れて保管していた。その後、横須賀の港をみて金沢
シーパラダイスを通り抜け横浜から16号を北上して、自宅へ夜6時過ぎに
戻ってきた。そうして、1980年も終わった。
株は翌年の年初から上がり1981年1月にソニー株を2650円で
1325万円で売却、純利益885万円で残金が983万円になった。
すぐ後に1981年1月に将来性を信じて、セブンイレブン株を108円で
千株108万円で購入して残金が246万円となった。1981年5月に
ソニー株を2650円で1325万円で売却、純利益632万円で残金が
878万円になり資産を増やした。
この年は、4月の下旬に近くの花見の名所へ出かけて満開の桜を何枚も
写真に撮って幸子が桜の絵を数枚書いて、その中の1つがまた八王子市の
絵の展覧会の小学生の部で金賞を取り、小学校でも成績優秀だった。
その頃、中学の参考書と問題集が欲しいと言われ、週末に家族みんなで、
電車で神田の古本屋へ行き、中学の参考書を買ってきた。弟の新一も
小学生用の問題集を買い本も買ってきた。
この年も信州の高原に行き、地元の農協の直売所で新鮮なスイカや葡萄
、トウモロコシを買い込んできた。また夏休みは実家の車を借りて中央高速
で諏訪湖SA一休みしてから、松本から三才山トンネルを抜け上田へ向かい
、そこから菅平高原に上がり宿を取った。翌日は2000mの高原で
ラグビーの練習を見た。その後、昼過ぎに菅平から下りて上田の別所温泉
に入り北向き観音に、お参りした後、三才山から松本経由で八王子IC
から自宅へ帰った。やがて1981年が終わり1982年を迎えた。
その後、小学校5年になりに小学校の父母会に秀夫と章子が行った時
、幸子の担任の先生から幸子さんが東京学芸大学付属小金井中学に入学
できるかと質問を受けて驚いたのですが、本人から聞いてますかと話して
くれた。いや聞いてませんというと、そうですかと言い、彼女の成績なら
入れるかも知れないと思うのですがと言い、しかし彼女は絵が好きで、
絵の道に進みたいが、絵では食べていけないので趣味しておき、学問を
修得して行きたいと、話したと教えてくれた。具体的に、何になりたい
というのではなく優秀な中学、高校、大学に入り、良い給料の取れる
優良企業に入りたいと話すだけで何と答えたら良いか困ったと
話してくれた。
ご両親のお考えは、と聞かれ、秀夫は、困ってしまい、彼女は勉強も良く
して、いろんな物に興味をもっているから、優秀な学校に入って、本当に
自分のやりたい事を決めたいという気持ちは、良くわかるので、じっくりと
話してみますと答えた。その晩、家に帰り、秀夫と章子と幸子が中学進学
についての話を切り出した。まず最初に、幸子の話を聞くと、今、何を
やりたいというのは決まってないが、とにかく一流の仲間と切磋琢磨して勉強
をして、やりたい事を決めて、それに向かって突き進みたいというのが本音
だった。それに対して秀夫が、その考えは悪くないと思うよと言い、折角、
入れるチャンスがあるなら、挑戦したら良いと言った。すると幸子が通学に
電車代が、かかるけどと言うと、それぐらい大丈夫だと言い合格する様に
頑張れよと言うと笑顔を取り戻して、絶対に合格してみたいと力強く
言った。
話を終えて、章子が、これで良いのですかと、秀夫に聞くと、あの子の
気の済む様にやらせた方が良いと言った。その後、秀夫は休みの日に
学芸大学付属中学の受験問題集を買って幸子に渡した。ありがとうと言い
、懸命に勉強している姿を見て章子が、幸子は本当にすごい子だと言い、
逆境ををバネにするというのは、ああいう事を言うんだと秀夫が、
つぶやいた。
2学期になり小学5年生の学年首位の成績になり、1982年が終わり
1983年、6年生になっても学年首位の成績は変わらなかった。
おばあちゃんの店の手伝いを終えて、家に戻ると、一心不乱に
勉強いていた、
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