第18話:義朗の投資と旅行計画

 2000年5月8日、金井一郎の所に長男の義朗から電話があり相談に

のって欲しいと言われ、夕方、新横浜で会った。喫茶店で義朗がお陰様で

、資産が3億円を超えて今後、自由に生きたいと言い親父も随分苦労してきて

、一緒に旅行したりして、ゆっくりして欲しいと考えてると言い、義朗が父の

資産1億円以上の資産と自分の資産3億円をできるだけ減らさないように

運用しながら、旅行をしたり、習いごとをしたり、趣味を楽しんだりしたい

と言った。


 それを聞いて一郎が40代半ばで退職って早くないかと言うと年金と

言ったって、それだけで生活できないし身体が動ける40代で自由に生きら

れる何で素晴らしいことだと思うとしみじみ話した。一郎は、義朗がそれが

良いと思うなら、それで良かろうと言った。


次に義朗が俺は父と母が田舎から出て来て貧乏生活から始まって台風で家が

吹き飛んだとき、本当に惨めな感じがして嫌でたまらなかった。その後、

運良く、市営住宅に住んだが狭い家で生活してるときも、いつか金を

稼いで良い生活をするんだと思い会社で働きながら投資もやって金を

稼ぐことができた。そう言う今までの生活を振り返ると特に両親には、

残り少ない人生、上手に、お金を使って楽しんでもらいたいと本気で

思っていると語った。それはありがたいが、旅行するとしても、

どこ行くかも、どうやって行くかも良く知らないと言うと、だから

、一緒に行こうと言い、義朗が、俺は釣りをやってみたいというと、

一郎も面白そうだなと言い、最初は三浦半島で、上達したら、

湘南、房総、伊豆へ行って釣りたい。日本の有名温泉地、夏の

北海道、冬の沖縄、台湾、他にも、ハワイ、ラスベガス、フロリダ、

カナダ、いっぱい行きたいところがあると言った。


一郎が義朗に奥さんにも相談したのかというと、和美も銀座、日本橋に

行って、ウインドウショッピングして気に入ったものがあれば買いたい

と言い、早期退職には賛成してくれたと教えてくれた。一郎が、俺には

計画できないから、義朗が旅行計画を立てて、相談して行くなら、

賛成だと言った。この話、母のかなえさんにも話しておいて欲しいと

言われ了解した。長津田の家に戻って、かなえさんに、この話をすると

、えー、40代半ばで会社退職するの、早くないかと驚いていた。


その後、趣味、旅行のこと、親が苦労していたので、ゆっくりと旅行

したりして人生を楽しんで欲しいと思ってること、計画は相談して

決めていくことなども話すと楽しそうねと言い、特に銀座、日本橋での

買い物の話では行きたいと興味を示した。それなら、了解したと言う事

で良いねと聞くとOKと答えた。まず、銀座、日本橋での買い物や、

元町で買い物、その後、中華街、関内、豪華ホテルでの食事なんか

楽しみだわと目を輝かせていた。


この話を義朗にすると良かったと言い、まず最初、元町で買い物と食事

、これで行こうと言うことになった。早速、2000年5月25日、

石川町駅に11時に金井一郎夫婦と義朗夫婦があつまり「霧笛楼」

でランチコースをいただいて、スタージュエリー、バッグのキタムラ

、キッチン洋品店を見て、最後は、元町商店街を抜けて谷戸坂を

ゆっくり登って、港の見える丘公園について、展望台からの景色を

見てから山下公園に下って散策して近くのバス停から橫浜駅行き

のバスに乗り橫浜駅から帰ってきた。

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