第15話:子供達ロマンスカーに乗る

 そこで1995年10月12日に電話をして、10-11月の空いてる土日に

箱根に言って、観光して、温泉には行って疲れを癒やしに行かないかというと

、いつでも良いと言い、隣の次女の出雲悦子に聞くと、私だけなら土日OKと

言い、私だけ行くと連絡してきて、今度の土日10月18-19日と決まった。


 この日、長津田に9時に集合して町田に9時25分発の小田急ロマンスカー

を予約して孫の3人が大喜びして、格好いい電車だねとはしゃいでいた。

 町田駅を発車してから少しして予約しておいた、どら焼きとオレンジジュース

、ジェラード、プリンとクッキーを売り子のお姉さんが持って来てくれた。

 これには子供達から歓声があがり、ジュースとクッキーとカットラスクを

食べてジュースを飲んで、大はしゃぎだった。そのうち長女の金井秀子が

箱根へに来たのは始めてと言い、お父さんがいつも忙しくて城ヶ島、油壺、

観音崎とか近い所しか連れて行ってくれなかったと本音をもらした。


 午前11時に箱根湯本に到着して12時に芦ノ湖について食事をして

遊覧船にのり、戻ってきて駒ヶ岳ロープウェイにのって、富士山を眺めて

、こんな景色の良い所があるんだとの秀子がつぶやいた。

 秀二はスゲースゲーの連発で本当に楽しそうだった。3時近くに観光を

終えて、箱根湯本の冨士屋ホテルに、金井一郎とかなえ、義朗と出雲悦子

、孫の2人で男女2部屋に別れて寝た。


 翌朝、早く起きて朝風呂に入り8時半から朝食をとって帰りは11時発

のロマンスカーを予約して、それまでの間、お土産を見に行き長女の秀子

は寄せ木細工のブローチを買って次男の秀二は、かまぼこを買って喜んで

いた。帰りはロマンスカーに慣れたのか、窓側の席を孫達が占領して、

丹沢の景色を始め、外の景色の変わるのを見て楽しんでいた。12時過ぎ

に町田について、中華の銀座アスターに入り中華料理を頼んで丸い

回転テーブルを面白そうにまわして、おかずを取って、食べた。


 長女の秀子が素敵な雰囲気ねと笑いながら言うと、長男の秀二が、

うめーと言うと、もっと上品にしなさいというと、大笑いとなった。

 そうして1時半の頃に金井義朗と別れて家に戻った。帰ると長女の秀子

が、おばあちゃんに今日は本当にありがとうございましたと言い、3人が

、お辞儀をしたので偉いわねーと言いながら、目に涙を浮かべて喜んだ。


 そして、金井一郎が長男の秀二に今度は、中華街でもっとうまい

中華料理をご馳走するから、待ってろと言うと、うんわかったと言った。

 そうして、新しい家に徐々に孫達も慣れて来たようだ。数日後、長女の

秀子は亡き父に買ってもらったカメラでとった、芦ノ湖、遊覧船、

駒ヶ岳から見た富士山の写真を現像してきてアルバムにキチンを

貼っていた。金井一郎は孫達が、こんなに楽しんでくれるなら、

月に1回、程度、日帰りでも出かけたいと思い、かなえさんに

話すと行きましょうと言ってくれた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る