第13話:次郎の子供達をどうするか?1
葬式の週の日曜日、長男の義朗と長女の出雲悦子を呼んで、故、金井次郎
の子供達、一郎の孫2人の今後について、相談したいと電話を入れて
、8月19日の日曜に金井一郎に家に来てもらう事にした。9時過ぎに、
そろって、まず、金井一郎が女房と話し合った結果、この家に引き取り、
ここから小学校、中学校に通ってもらおうと思うと言い、もちろん年金だけ
では足らない事はわかってるが今まで貯めた金と曾祖母からの遺産もあり
、何とかやっていけるんじゃないかと思うと言った。これに対して出雲悦子
が足らなくなるのがわかってるのに、やっていけるとはどういうことですか
と聞くので長男の義朗が、実は俺は親父に3千万円ほど借りて投資をして
、資産を1億円近くまで増やしたので悦子に助けてもらわなくてもやって
いけると言うと、どうも釈然としないと言った。そこで一郎のおくさんの
、かねさんが悦子さんの気持ちは良くわかる、だから、ここに大きな土地
を定期借地権という形で、安く、出雲家から安く提供していただいて大変
助かってると、毎年、新米や野菜をもらって感謝しているから、もし
足らなくなりそうになったら、前もって話すから、父の一郎と兄の義朗
に任せてやってはもらえないだろうかと言うと悦子さんが、確かに私だけ
では何もできないから仕方ないけどと言い、絶対に無理しないでねと
言ってくれ、一郎が、本当にありがとうよと言い、わかったと悦子が
了解してくれた。
隣に住んでるんだから、何かあったら、気軽、頼み事をしてねと
涙を浮かべて言うのを聞いて、かなえさんが悦子も優しい子だよと
抱きしめて涙を流した。これで、決まりだねと、長男の義朗が言い、
今後、みんなで、弟、次郎の遺児2人を立派に育て上げるために
全面協力していこうと言い、話合いは終了した。その1ヶ月後、
9月17日に、金井義朗から金井一郎に電話がかかり交通事故の
後の処理の方法が決まったと書類が来たので、後で行くと連絡があり、
8時過ぎに一郎の家に来て、事故の発端となった運送会社の過失で
治療費と死亡者には諸費用、その他、かかった経費、全部含めて
1人当たり1千万円が支払われると知らせがあったと話した。
急いで、その手続きを取ると言い賠償金を全て金井一郎の
口座に入れて孫達の費用に充てて欲しいと言ったので了解した。
数日後、一郎の口座に、2150万円の振り込みがあった。
9月20日に、また金井義朗から一郎に電話があり亡き次郎の
奥さん里村好恵さんの父、里村幹生さんから電話で子供の養育費に
ついて話がしたいというので、ついては、9月23日の夜8時に
横浜市中区本牧の家に来て欲しいと言われた。駐車場があるので
車でお越しいただいても大丈夫ですと言われた。
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