第25話:輝一に彼女ができた?2

 そんな話が立山哲男の耳に入り数日後の晩に哲男が輝一に、なんか綺麗な人

と喫茶店で話してたんだってと言うと泉が興味を持ってねー聞かせて聞かせて

と言ったので輝一本人から話せよと哲男が言うと、しぶしぶ先週のスマホの

勉強会で突然、米国で発売されたアイフォンについて意見を聞かせてと言われ

、彼女が昔から父の影響でマッキントッシュを使っていたのでアップルの

作ったスマートフォンに興味を持って質問したことがわかり、うちでも昔から

パソコンをやっていたという話題で意気投合して喫茶店で詳しい話をしたんだ

と打ち明けた。


 彼女は沼津商工会議所の職員で名前は佐藤薫子さんで地域振興課で観光

サービスや地域振興、移住などの仕事をして沼津の観光情報、お祭り、

移住情報などをパソコンで全世界に発信している教えてくれたと話した。

 いい話ね、輝一、うまくやんなよと泉が意味ありげな笑いを浮かべた。

でも、まだ初めて会っただけだから大事に見守ってと笑いながら言った。

 哲男が好きなタイプ何だろというと顔を赤らめて、もちろんタイプ

だから喫茶店にに誘ったんだよと照れながらはなしてくれた。

 その晩、寝る前に泉が哲男にうまくいくと良いねと言って消灯した。


 数日後、佐藤薫子から立山輝一のスマホに電話がかかって来て、次の

スマホの勉強会の日:2008年4月29日、終了後で、ちょっと教えて

欲しい事があるので教えて下さると連絡が入り了解した。スマホ勉強会、

当日は42人の参加と盛況で6人の質問に答えて終了時間になってた。

 佐藤薫子が立山輝一の所に来ると、輝一が実は私の住んでる家は、

すぐ隣なんだと言うと驚いて、まさか、このコミニティセンターを作った

人ってあなたのお父さんなのと聞き返すので、そうなんだと答えるとへー

、すごい金持ちなんだと言うと、そうでもないよと伝えた。


 今、デスクトップのパソコンで自分の書斎に置いてあるから、それで

説明しようかなと思ってると打ち明けると、お邪魔して良いのと言うので

、大丈夫だよと言うと彼女が輝一について玄関に入り、お邪魔しますと

言うと、父の立山哲男と母の泉さんが出て来て、お上がりなさいと言い、

中に招き入れてリビングで珈琲、紅茶、お茶、何になさるとと言うので

紅茶でお願いしますと彼女が言うと泉さんが紅茶を入れ一口カステラを

持って来た。


 彼女が両親に自己紹介すると、ご両親が橫浜の人で彼女も、そちらの方

で育ち翠嵐高校から橫浜国大の情報工学科を卒業した才媛だと言う事が

わかり、年齢も28歳で輝一の2歳下とわかった。自己紹介が終わると、

今日は輝一さんに教えていただきたいことがありお邪魔しましたと、

用件を話すと、輝一が2階へ案内して、書斎に入って、ソーテックの

PC STATION DT7020のパソコンの電源を入れた。

 すると沼津商工会議所のパソコンよりも数段早いと言った。

 そこで質問と言うのを聞くと沼津の名所の写真を取ってマックに入れ様と

したのですが、マックにWindowsマシンの画像ファイルが持ってくると

、読み込んでくれない場合が多くて困っていると話すので、輝一のパソコン

にマックのPICT形式をJPEG方式に変換するソフトを入れてあるから

と言うとCDを持って来たので読み込んで変換ソフトで自動的に50個の

PICTデータをJPEG形式に変換するのに10分かかる様なので、

もう一度、リビングにもどり、お茶すると、あら、いけない、頼み事に

ばかり夢中になってと言い佐藤薫子さんが沼津の名店のお茶菓子をバッグ

から出してきて食べて下さいと母の泉さんに渡した。


 輝一が作業するのに10分程度かかるので戻ってきたと言い話していて

下さいと言い、輝一が変換したデータをハードディスクからCDに焼いて

渡しますのでと言って10分位して書斎に行きCDに焼き付けの作業を

開始した。15分位して輝一が1階に下りてきてCDに焼いてきたのでと

言い、そのCDを渡すと彼女がお礼を言った。輝一が、また何かあったら

連絡して下さいねと言うと、その時には、また、ご相談しますと言い、

帰っていった。


彼女が帰ると泉さんが綺麗で良い娘さんじゃないかと言うと哲男が地元の

出身には見えなかったが橫浜出身で橫浜国立大学かと意味ありげに言い、

美人だけれど、ちょっと気が強そうだなと笑った。

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