第18話:斉藤正子さんの遺品整理1
そこで最初に三菱銀行と静岡信金へ行き立山哲男と立山泉の銀行口座に
振り込む手続きを取りに行き、それを終えて立山夫婦と池田政夫さんが
レストランに入り昼食をとって午後、斉藤正子さんの家のタンスや離れ物置を
見に行こうと言い家に入りタンスを手分けして探すと静岡信金と三菱銀行の通帳
とハンコが出てきた。物置を見に行くと金庫があり封筒に入っていた鍵であける
と金庫の中には家、不動産の権利書が入っていた。その他、株券はなかった。
小さな箱が3つあり1つはダイヤモンド、2つ目は金10kgの田中貴金属の
預かり証書、もう一つの大きな箱には真珠のネックレス、大きな黒真珠、
サファイヤ、トパーズの指輪が入っていた。
奥の方に行くと黒い蓋があり空けてみると大きな箱が5個、重ねてあったので
、出してみると絵画が大事そうにくるまれてあった。その他、大きな陶器の置物や
、焼き物が数点見つかった。これらは、そのままにしておき、金庫の中身だけ
取り出してきた。それを見て、池田政夫さんが沼津の骨董品やに電話すれば、
来て見積もってくれると教えてくれた。その他も慎重に探したが何も見つから
なかったので、家、不動産の権利書を今村弁護士事務所に持って行くと、
これがあれば権利書の所有権の移動は、すぐできると言われた。
午後2時になり池田政夫さんが骨董品や電話して見積もりをとって良かったら
処分したらと言うので立山泉に聞くと、それで良いんじゃ無いと言われ電話して
住所を連絡して斉藤正子さんの家に戻ると15分位で骨董品屋の山根商店の
山根正一社長が来て最初に壷や焼き物、陶器、漆器を見て回り全部で10万円
と言った所ですと話し、次に絵画を見てもらうと全部で7枚の絵があり、これらは
、ここでいくらと見積りを出せないので7つの絵画を鑑定させて欲しいと言うので
、お任せした、どの位かかると聞くと3-5日と言うので了解し、焼き物類も
大きいのがないので持ち帰って鑑定してみましょうかと言うので、全てお願い
すると言うと合計17個の品物の預かり証をもらい終了した。
その後、午後5時近くなったので池田政夫さんにお礼を言って手間賃1万円を
渡そうとすると断るので今度もお世話になるので受け取って下さいとお願いすると
、葬儀も含めて、ありがたく頂戴しますと笑いながら言い、帰り際に、是非、
伊豆長岡に引っ越して来て下さいよと言われ、検討してみますと言って別れた。
三島の家に帰って風呂に入り疲れたのですぐ床に入って寝た。翌日、立山夫婦は
今度どうするか話し合うと三島にいる理由がなくなり、新居を売って、伊豆長岡に
引っ越して、また家を建てるか考え出した、まずメリットは1つ、釣り場まで近く
なる事、2つ、広い敷地で、集会場も作れて社会貢献できる。
ディメリット、1つ多少、東京へ行くのに不便になる事、こう考えてみると
メリットの方が多いので、見積もりをとって、考えることにした。
早速、不動産屋に来てもらい今住んでる三島にある家を2500万円で売りたい
と言うと価格的には良いのではないですかと言われ2700万円で売り出して
もらう事にした。
翌日3月26日長岡葬儀場で午前11時から総勢12人で葬儀が始まり読経も、
お願いして午後3時に伊豆長岡の妙天寺に運ばれ埋葬された。今回は事情が
あって、お悔やみの金は無しでお願いし費用は個人が支払う形で執り行った。
釣りに行った時の思い出話や料理が上手だった頃の話をして故人を懐かし
がって終了した。
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