第12話:新しい人との出会い1
2005年は三嶋大社に初詣でに行き健康祈願をして帰って来た。昨年の
ラスベガスではいろんな意味で勉強になり初心に戻って若隠居を決めた意味
と今後の生き方を再度、考えて地に足のついた生活が一番良いことを再認識
し霊峰富士にそれを誓った。
また今週も釣りに出かけシロギス、メジナ、カサゴ、ボラを捕って美味しく
いただき残った物は冷凍して柿田川の湧水をいただき寒い日にはファン
ヒーターをつけていたが、三島、沼津では大雪が降ることはない。
コミニティーセンターで立山哲男は麻雀の先生を奥さんは初級英語と
実用英会話の先生をしていて2005年2月12日、初級英語に来ていた
斉藤正子さん80歳の女性が授業中に突然倒れた、ちょうど同じ時に立山哲男
が2階で麻雀教室を行っていたので、急いで車で近くの大きな病院へ運んだ
ところ貧血だとわかった。入院するほどでもないので住んでいる近くの病院
か内科を受診するように指示された。一応、気になったので、斉藤正子さん
のお住まいのまでお送りすると伊豆の国市、伊豆長岡駅から3kmの大きな
お屋敷に1人で住んでいた。お子さんはと聞くとアメリカ、長女がハワイで
次男がロサンゼルス郊外とドイツのミュンヘンに長男が済んでいて帰ってくる
ことは、めったにないと寂しそうに言い旦那さんは5年前に亡くして1人で
生活していると話してくれた。
昔は篆刻を作るという珍しい仕事をしていたそうだ。それを聞いていた
立山泉さんが篆刻をカルチャースクールで教えてみませんかと言うと、
習いたい人なんていないじゃないですかと言うと、いや、そんな事はない
、きっと先生がいれば習いたい人はいるはずだと言い、一度、カルチャー
スクールで教えてみませんかというと、習いたい人がいれば教えるのは
できますよと言うので募集かけてみますというと、ではお願いしてみます
かねーと言い美味しいお茶があるからと虎屋の羊羹とお茶を出してくれた。
そのお茶が旨いのでどこのお茶と聞くと、この近所で昔から作っている
仲の良い人から毎年、買ってますと教えてくれた。そうして、奥さんは、
斉藤正子さんと馬が合うようで、うちも、この旦那さんと2人きりで
生活してますのでカルチャースクールの時に、是非、遊びに来て下さい
よと、そう言ってくださるのはありがたいと言い、そのうちに寄らせて
いただきますと言ってくれた。そうして、1時間ほど長話して立山哲男
と奥さんが三島に帰っていった。
翌週、早速、立山哲男がカルチャースクールでの篆刻教室の募集を
インターネットのホームページにのせ、カルチャースクールの掲示板にも
篆刻教室の募集を書くと翌日3人、インターネットで5人の合計8人の
女性が習いたいと応募があった。もちろん、中に立山泉も入っていた。
数日後、立山泉の初級英語の教室に来た斉藤正子さんにその話をすると
、8人の応募があったんですかと言い、それでは、初級英語の日に
来てますので、その後の1時間でも篆刻教室を開きましょうと嬉しそうに
話してくれ、また、お電話いただければ、道具など重たい物は車で
運びますから電話して下さいと言うと、そうですか、すみませんねと
言い、その時は、電話させていただきますと言ってくれた。
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