第7話:結婚式と新婚旅行
結婚式については、木下淑子さんの要望で神前結婚式が良いと話し、
以前、行った調布・深大寺にしたいと言う希望があり、調べて見ると近く
の調布クレストンホテルのフランス料理レストランを披露宴会場にした
プランがあり、そのプランで結婚式を行う事にし、40人で40万円の
コースを考えた。
次に日程について考えると日曜か祭日が良いだろうと考えて5月の
ゴールデンウイークの間として、空いてる日を深大寺とホテルに聞いた所、
結婚式を1975年11月3日に昼からのコースが空いていると言うことで
結婚式、披露宴の場所と日時と人数を決めた。
この日は、晴れ時々曇りの天気で、結婚式に15人が参加して11時
から始まり、深大寺の神前で結婚の儀式を終えて、境内をを歩いて、
クレストンホテルに11時30分に着き、12時から披露宴が開始された。
木下家からは東京で近くに住んでいる人中心に20名を選び、犬山家は
東京にいる兄弟中心と会社の先輩同僚、甲府の両親が参列して、媒酌人
を犬山重臣の元上司の鮫島和夫さんにお願いした。
そうして、司会の人が開始を宣言して、お世話になってる方からの話
や余興、歌やの披露と、祝電の報告などをして、両親への感謝の言葉など
型どおりの結婚式が2時間ほどで終わった。帰り際に、犬山重臣が義理の
父の木下公彦さんに呼ばれて、結婚式の費用は、私が出すから請求書か
明細書を送れと言われた。わかりました、ありがとうございますと、
お礼を言うと、これからの援助は、しないから、後は、宜しく頼むと言われ
、木下淑子さんを大事にして、一生懸命、彼女を幸せにしますと言うと、
握手を求められて、自分の立場で、精一杯頑張れと肩をたたかれ、孫が
できたら、頻繁に顔出せよと笑った。
そうして深大寺での結婚式と披露宴は無事に終えることができた。
そうして結婚式の費用48万円の木下淑子さんの父の明細書と振込先を
書いた紙を送ると、数日後、犬山重臣の口座に入金された。集まった、
ご祝儀50万円も、ありがたくいただいた。
新婚旅行は、媒酌人の鮫島和夫さんの車を借りて11月4日から5日間
、山梨の実家からを回って帰ってくる計画を立てた。結婚式を終えて、
犬山重臣の通帳は160万円となり、奥さんの90万円と合計して、
250万円となった。11月4日の朝、借りた車1974年式のカローラ
を運転して、三鷹から中央高速を飛ばして1時間半で甲府に到着して、
犬山重臣の実家に着いた。
数多くの、お土産の、お菓子を実家の仏壇の前に、お供えした。
ちょうど昼食の時間だったので、実家では精一杯の、ご馳走として、
打ち立てのそばを鶏肉の汁でいただいた。犬山重臣は、うーめー、そばの
香りもたっていて、鳥汁がまた合うと、ベタ誉めしていた。刻んだ長ネギ
を入れて貯めるのも見て、奥さんも真似して、いただいた。
実家の男達は、カローラを見て、スゲー格好いいなと、驚いていた。
食後、以前、話した、鶏小屋と牛小屋を見せて、隣の家の馬小屋も見て
回った。最初、奥さんは、臭いと言って、鼻をつまんでいたが、牛を
なでたり、牛の顔を見ると、可愛い目をしてるのですねと、驚いた様に
言い、続いて、馬を見ると、格好いい、たてがみも素敵といって、
やはり、可愛い目をしていると馬をさわって、光沢があるのねと興味深げ
に見ていた。
そうして、午後2時頃に失礼して、武田神社や、武田信玄の銅像を
見たりして、甲府の町をみてから、湯村温泉の近くの常磐ホテルに到着した。
部屋は、離れに温泉がある素敵な部屋で、格式の高さを感じた。
夕食は、見た目に美しい盛り付けの美味しい料理で感動した程だった。
翌日11月5日は、朝7時に起きて、朝風呂に入り、ゆっくりして、朝食
をとって、9時にホテルを出たが、既に暑くなり始め、韮崎から明野の
ひまわり畑とハイジの村で、散策して回り、その後、お昼近くに清里に
着いて、山梨県立まきば公園に行き、食事をして、牛の放牧している所を
回って、ゆっくりして午後2時頃に出発して、午後3時半頃に諏訪湖に入り
、諏訪神社、前宮、本宮、秋宮、春宮を巡って紅屋にチェックインして
ゆっくり、風呂に入り、夕飯をとったら、歩き疲れて、ぐっすり寝た。
翌朝6時半に起きて朝風呂に入り、風呂上がり涼んで諏訪湖を見ていた。
今日は、名物の千人風呂と、鳥居平やまびこ公園へ行く計画を立てた。
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