④リョナの分類Ⅲ ~行為・対象、そして総合~


 ここまで読んでくださった皆さんは、さぞかしリョナ好き(自分の心に忠実な方)か、さもなくば好奇心の旺盛すぎるお方でしょうか? どちらでもいいんです。楽しんでいただけているならば。



 今回はこれまでに出てきたリョナの分類を、もう一つの要素「対象」と合体させてみようと思います。……と、少々込み入った表現をしてますが、要は「誰がリョナられているか」の情報を付け加えてみようということです。

 付け足しは簡単です。これから言う対象から相応しいものを選べばそれで完了なのですから。


【対象】――他人―┌(性別・年齢):女、男、ショタ、ロリ……

    │     │

    │     └(人外)サイボーグ、ケモノ、モンスター

    │

    └―{自分――自己}



 大きく分けて、リョナの対象は二つ、自己リョナと他傷リョナがあります。この二つのもとに多くの細分化されたリョナがあるのです。ただし、自傷などに代表される自己リョナは、そもそもリョナという行為に分類されるかも怪しいため、{}付きで対処しています。

では早速分類していきましょう。

例1)10歳前後の少年が、大きなモンスターに丸呑みにされた。

 →肉体リョナで、対象はショタ。「肉体型ショタリョナ」


例2)女性が、酸素不足による窒息でもがき苦しみながら死んでいった。

 →精神リョナで、対象が女性。「精神型通常リョナ」


 というような表記になります。ここで注意したいのは、対象は「~リョナ」と続ける形で書くということと、男であれば「逆リョナ」、女であれば「通常リョナ」という表記もあり得るということです。男リョナ、女リョナと書いてももちろん正しいのですが、リョナの発祥が「女性キャラクターの痛がる姿云々」になりますので、例えばpixivのタグなどにはこの表記が使われることがあります。







 さて! 少々唐突ですが、ここで、私のリョナ分類はようやく一段落です! ありがとうございます。ひとまずこれまでの総まとめは、


 ①リョナとは「猟奇的」な要素を含んだ特殊性癖。

 ②リョナの分類として、行為では「肉体・精神・複合・執着」の四つに分けられる。

 ③対象の分類もすれば、さらに細分化がなされることになる。


 という三つが挙げられます。ただし、実はこの分類法にはある欠点が有ります。フォロワー様がツイキャス配信にて語ってくださったものですが、それはずばり「柔軟すぎる」ということだと言います。確かに、ここでは行為の種類を四つに絞って挙げていますが、これ以上に細かい分類を行おうしても不可能ではありません。また対象にいたっては、上にあるように「さらに細分化がなされることになる」のです。これこそが、分類の柔軟性が高いということです。

 こうなってしまうと、リョナを分類するには便利かもしれませんが、新たな属性のリョナが誕生した時には逐一新たな分類を作らなければなりません。私は当初、リョナの「学名」を作成するような心持でこの作品を書いたので目標はひとまず達成したように思えますが、わざわざ新語を作っていくのはあまり効率がいいとは思えませんし、何より混乱を招く結果となる可能性もあります。

 そこで、ひとまずこの「行為対象分類法」は作業を終了して、また新たなリョナ分類法を考えていこうと思います。当然私がこのほかの方法を考え付いたらの話ですが……、道は長そうですが、今後も精進していきます! 


 ということで皆さん、もし良い案が思いついたらぜひコメントか、私のツイッターアカウント(@tkmk_Zatsu)にDMするなどしてご協力お願いいたします。


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