第2話いざ転生!貴族の息子?ないない!平民だよ!
何も無い世界で微睡んでいた。
ただ、安らぎの中で意識だけが漂いながら微睡んでいた。
微睡みの中で誰かが自分を読んでいる。
その声に応えればこの心地のよい微睡みから永遠に覚めてしまう。
だが、応えなければならない気がした。
浮上するように声の方へ意識を向ける。
何も無い、暗闇に光が刺した。声は光から聞こえる。
そのまま光の先に進むと、光が溢れ意識が暗転した。
「あら、ようやく起きたのね。ふふ、よく眠れたかしらアルマース?」
光の先に抜けたら巨人が微笑みと共に私を見下ろしていた。
優しい金色の髪の女性、その瞳は青く私を見守っている。
彼女を見て確信した、転生だ。異世界ファンタジーだ、中世ヨーロッパ風な剣と魔法のファンタジーだ。
おお、神よ感謝すべきかこれ?
時間は飛んで6年後…
やあ、こんにちはアルマース(転生)だ。
あれから6年間すくすくと成長した、ちなみに性別は男だ、前世と同じなのは神に感謝。
生まれてから色々と情報を収集していて、やはり剣と魔法のファンタジー世界らしいと言うことがわかった。
周囲の環境は母と父が暮らすこの村は王国の西の都市の田舎に位置していること。
母と父は元冒険者で同じパーティーで結ばれたらしい。
母は魔法使いで父は戦士、父は村の自警団の団長もしているらしい。
子育てを受けながら周囲の話に耳を立て、口が聞ける様になってから色々聞いた結果だ。
剣と魔法のファンタジーに転生して心を踊るが、ハーレムとかヒーロには憧れてはいない。
6歳で何が将来出来るかなんてわからないし、魔法が使えるかとか色々わかったら将来の方針を決めていこう。
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