恋のしかけ⑤
ガっちゃん宅に滞在して、もう幾日もたった。もうそろそろ旅行の期間も終わりだろうという頃、私たちは近所の神社にて行われる縁日に向かう流れとなった。毎度のように訝しんでいたガっちゃんだったが、ありすを使って押し切れば簡単に説得できる。そこは彼の良いところでもあり、気持ち悪いところでもある。
そのような経緯もあり、当日。
私たちはガっちゃん宅から山麓にある神社へと向かう。徒歩にて三十分はかかる距離だが、そこを歩くのも風情だと割り切っていた。
田園を突っ切るように舗装された道路の上。山麓へと直進する一本道であり、夜風が昼間よりは温度の低い風を運んでいるため、誰も苦情をあげるものはいない。それよりも都会では味わえない風景や虫達の合唱、夏の風情を感じて楽しんでいるようであった。
「うぐっ、昔、父さんたちの抗争に巻き込まれたときの古傷がー」
「なに、姐さんそれは大変だ」
「久我、ここは俺たちに任せて先に行けっ」
「いや急に何を馬鹿なことを」
道中、うずくまって胡散臭い喜劇を始めたかおり達にガっちゃんが嘆息をつく。
「じゃあいいさー、私たちが先行くからさ、ゆっくりおいでよー」
ガっちゃんの反応が芳しくないのを見るや、即座に走り去っていく三人組。そうして残されたのはガっちゃんともとみ嬢、そしてありす。いつもの流れだとも言える。そこに対する慣れもあったのか彼らも何事もなく歩き出した。
「けど、ありすちゃん似合っているね」
「ああ、母さんも何を張り切ってと思ったけど、そこは間違いない」
「えへへ」
ありすは青を基調とした浴衣に身を包んでいる。ガっちゃんの母親が用意していたものだ。どうやら滞在中に一度くらいは着る機会があるだろうと調達してくれていたようで、お心遣い痛み入るばかりである。
「もとみちゃんも浴衣着ればいいのに」
「残念、持ってないんだこれが」
「なんで?」
「昔から着る習慣がなかったというか、キャラじゃなかったというか……」
「ふーん?」
ありすともとみが会話しながらぽつぽつと歩いていく。ガっちゃんといえば時折、話が向けられた際に答えるのみである。
「ところでありすちゃんの名前って――」
「うん、童話からきてるんだと思う、たぶん」
青い浴衣を眺めながらありすが答えた。名前の由来のことだろう。そればかりは彼女の母親に確認をとるしかないのだが、それはもうできない相談というものだ。
「それでか、ギミックさんがウサギの格好してるのは」
「最近じゃ、画風が和風だから雰囲気出てないけどな」
話題はそれて、私の風貌に関することになっている。私のそれはありすが気に入った姿をしているだけなので他意はないが、最近の墨汁ウサギ姿は確かに私の趣向である。
「ふむ、それでは期待に沿って、不思議な場所へとご招待しようか」
「あはは、よろしく」
「っても、こんな田舎道からどこへ向かえば着くのかね」
私の言葉を、いつもの軽口だと思ったのか二人が気構えることもなく答えた。ガっちゃんの言う通り、道を外れるとしたら田んぼへ突っ切るしかない。
けれどそんなのは私にとっては関係のないことである。
私の合図により、ありすが二人の前に進み出て振り返る。そして告げた。
「それじゃあ、ガっちゃん、もとみちゃん、行ってらっしゃい、頑張ってね」
その直後、二人の視界は暗転した。
●
二人が暗くなった辺りに動揺したのも束の間、すぐに風景は光を取り戻す。だがその光景は数舜前にいた場所とはてんで違うものだった。
「なんだこりゃ」
一本の道の上に石畳が敷かれている。延々と続く直線の先は見えない、果てしない。そしてその一本道に沿うように連なりを見せる、縁日の屋台があった。耳に聞こえるのは祭囃子、鼻に匂うは香ばしく焦げる食物。そんな屋台たちに群がっている人々。往来は多いものの、現代における有名な夏祭りと比較すれば程よいと言える。月と星灯り、そしてぼんやりと光る露店の提灯たちのみが光源であり、周囲の闇からこの一本道のみが薄ぼんやりと輝き浮いている。
幻想的でありそれ故に非現実感を覚えるだろう。
「なにこれ」
「さあ」
ガっちゃんともとみ嬢は互いに理解が追いつかないようで、呆然とするのみであった。だが、もとみが一つの屋台に近づいて様子を窺って戻ってくる。どうやら、幻の類ではないかと疑ったようだが、その結果は確かな実感だけだったようだ。
「ギミック出てこい」
「ありすちゃん、どこ?」
二人は姿の見えない私とありすを探していた。応答するつもりはないのでこれを無視する。しばらくはワタワタと狼狽えていた二人であったが、互いに状況を確認し始めた。
「おそらくはギミックの仕業だとは思う、けど」
「これって現実、だよね、触れたし」
しかし、いつまでも慎重に先に進まないのも困りものなので、一つ助け舟を出す。往来の一人が二人のもとへと歩み寄る。ウサギの面で顔を覆い隠した子供だ。
「それでは説明いたします、ここはお二人の心の中です――」
唐突に現れた子供に二人は面食らったようだが、とうとうとこの場所の説明を行う彼の言葉を大人しく聞いていた。子供曰く、ここは二人の心の中の世界であるということ。露店には二人の記憶や感情が並ぶということ。このまま真っすぐ進んでいたらいつかは元の世界に戻れるということ。子供は全て伝え終わるとその場を去っていく。
「まだ半信半疑だけれど」
「えっと、とりあえず進んでみる?」
納得できるかは置いておいて、とにかくの状況説明がなされたことにより、二人はようやく落ち着きを取り戻し始めた。戸惑いつつではあるが足を動かし始める。しばらくは幻想的な光景をしげしげと眺めているのみであった。
往来は老若男女、実に様々な人で溢れかえっていた。しかし全員に共通点がある。全員がウサギの面を目深にかぶり誰一人として素顔が見えない。この往来において顔が認識できるのはガっちゃんともとみのみである。
「あ」
ふと、もとみが声をあげる。彼女はそのまま一つの屋台へと近づき、露天商から一つの物品を手渡された。
「箸?」
「これ、昔、私のお気に入りだったの……そうそう、先が折れたからって勝手に捨てられて、一週間はふくれていたんだっけ、手にとったら思い出してきた」
「ん、そういう僕にも何だか見覚えのある物が」
「胡桃?」
「そうそう親父がいつもチャリチャリと音だして煩かったやつ」
二人は露天商から物品を受け取ると、それにまつわる思い出話で盛り上がっていく。やがて物品が並ぶのは一つの屋台だけではないことに気づいて、興味深げに露店をめぐっていく。
大事だった失せ物が並ぶ射的屋。どうしても手に入らなかった物が景品のカタヌキ屋。なぜか思い出の近所の犬が交じっているヒヨコ売り。露店ばかりではない、ときおり庇が設けられた座敷もある。この世で一番美味いと思った食べ物が売られていたり、逆にこの世で一番不味いと思ったものもある。
それらは、意識無意識かかわらずに、彼らの心にしっかりと残るモノばかりである。それ故に思い起こされる記憶は彼らを大いにふるわせた。
「なんだろう、楽しくなってきた」
というのはもとみの言葉だ。二人は徐々に興奮を増しながら先へと進んでいく。
遊戯屋にて技量を競い合い、手にもった互いの思い出の味をついばみ、感想を述べる。あれはこうだこれはそうだと言葉を交わしながら笑いあい、ついには小走りしで駆け巡る。その姿は夏の夜の縁日に、夜更しをして、はしゃぎまわる子供たちのようであった。
そうして楽しんでいた二人であったが、もとみが一つの樹木の前にてその足を止めた。露店と露店の間にひっそりと立ちそびえる、背の高い柿の木である。
「これは、懐かしい、覚えているかな?」
「ああ、覚えているけど」
何故か苦笑して問いかけてきたもとみに怪訝そうにしながらガっちゃんが答えた。
「我ながら馬鹿なことをしたもんだと、反省しているよ」
「そうなのか、確かに、バレたときは大目玉くらったけれど」
「えっ」
仰天するもとみにガっちゃんが説明をする。もとみが引っ越して彼の前から去ったあと、二人の悪行の幾つかが明るみになった。この柿の木もその一つであった、と。
「母親にバレてさ、これでもかって程に叱られた後に、連れられて持ち主の爺さんに謝りに行ったよ」
「そっか――ごめんね」
ションボリと肩を落としたもとみが心底に申し訳なさそうに謝罪を口にする。
「いやいや、そんな謝られるほどでも」
「それでもさ、私が主導したようなものなのにさ……」
少々、異様に気を落としているもとみに、ガっちゃんは気にしつつも「そうか」と一言、告げるのみであった。
これは非常にいただけない。
この男の悪いところだ。気にしているくせに踏み込まない。私がいくら心内で「いまだやれ」と叫び倒しても、置き達磨のごとく動かない。だから一つ、手助けをする。私は用意していた仕掛けを解放した。
二人の背後、後方から二つの幻影が駆け抜けていく。
在りし日のガっちゃんともとみ嬢の幻影だ。二人してありすが纏っていたような子供浴衣に身を包んではしゃいでいる。二人は驚いたようだが、何故にそんな幻がでてきたのかは今更な疑問であると気にはしなかったようだ。幻影の二人は笑っていた。やりたいことをやり、遠慮することもなく、ただただ可笑しいからこそ笑っていた。
「あれが若さか……」
「何をしみじみと」
「それじゃあ若さってなんだ?」
「そりゃ振りむかないことさ」
なるほど確かに、過去を懐かしんでいる二人は、歳をかさねたということなのだろう。そんな他愛無いかけあいをすませると、もとみ嬢が短く息をつく。そうしてぽつぽつと話し始めた。
「あんな風になにも気にせずに笑ってられるときが私にもあったんだなぁ、って思う」
「そりゃあるさ、誰にだってある」
「そうだね、それで私はそんな時分が羨ましいと感じてる。私はさほら、凄く後ろ向きな性格なんだよ」
「まさか、君が後ろ向きだというなら、俺は前向きだということになる」
「あはは、それはそうかもね、ちょっと納得した。まあそれでも、なんといいますか、うーん、懐古主義というのも少し違うけれど、あのときこうしてたらなあ、とよく考えてしまうのですよ」
「――例えばどんな?」
意味深長なもとみ嬢の告白に、束の間、言葉をえらぶようにしてガっちゃんが尋ねた。
それはいつもの彼なら決して踏みこむことはない言葉だった。その質問を引きだすために私はあれこれと苦心をしていたわけである。だが、いざその台詞が出てきたとしても、私の心は喜びよりも「やっとか」と呟いてしまいたくなるほどに疲労感が勝っていた。
だがこうして彼は、ようやっと他人に近寄る第一歩を踏み出した。
「あまり楽しい話ではないけれど――」
そんな彼らしからぬ質問に、もとみ嬢は驚きに目を見張りながらも、語りだす。
彼女の話は、幼き頃からのまとまらない経験談。私は事前に彼女の夢に入りこんで、何があったのか知っているが、よくある話だと言えば、よくある話であった。
彼女は彼と違って、他人に踏み入ることをいとわない子供であった。困った人間がいるのならば助けの手をのばし、間違いを犯す人間がいるのならば、それを正そうとする。性根が真っすぐで実に感心な行為だと言えるが、そう上手くいかないのが人の世だ。
出る杭は打たれるし、真正面を歩くものというのは風当たりが強いものだ。
助けの手を伸ばしたつもりであった者から憐れむなと拒絶されることもあった。間違いを正したつもりが、より大きな害を周囲に与えたこともあった。自分が正しいと信じていたことが盛大に間違っていたことなどざらだ。親しい友人だと思っていた者たちから偽善者や八方美人など揶揄されていたと知ったときなどは、しばらく立ち直れなかったほどだ。
そんな経験を、細かくも積もらせていった彼女は、徐々にその真っすぐな性根を隠すようになっていった。それは一つには大人になり落ち着いたと表現できるのかもしれない。けれど彼女はそんな自分を残念に思わずにはいられなかったのである。
「『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい』――私のためにある一文だと思うときがあるよ」
最後に彼女はそう締めくくった。その顔はひどく頼りなげで儚い苦笑であった。
「夏目漱石か」
「お、よく分かったね?」
「そりゃ身近に格言マニアがいるもんで」
「違いないね。でもそんなマニアもさ、私の自信のなさが原因なんじゃないかって思うよ、不安なんだよきっと、自分の意志で動くのがさ、だからよそ様の言葉を勝手に引用して、それっぽい理由をつけないと動けない、ね、十分に後ろ向きだと思わない?」
「なるほど、これまた、酷くこじらせたもんだね?」
「あ、ひどい、人が弱みを晒しているというのに」
ガっちゃんは、どうしたものかと頭を悩ませているようであった。彼にとって目の前の彼女は幼き頃の恩人で、同時に現在における心のよりどころの一つであった。そんな彼女から今度は自らがよりかかられている事実に、どう対処したものかと思案しているのだ。
本当に世話のかかる男である。答えを私から示すような真似はしないが、そんな自明の理をわざわざ思案する頼りない男を叱咤するために私は最後の仕掛けを解く。
それは在りし日の再現だ。簡単なことだ、彼らの中から印象的に輝いているものを目の前に投影していやるだけでよい。
ほらこのように――
「それじゃあ、あなたは『ガっちゃん』ね」
二人の幻影の片方が元気よく告げた。
「なにそれ?」
「いいから、それじゃあ、ちょっとついてきて」
そうして二人の子供はかけ去っていく。それは短いやり取りで、本当にどこにでもあるような日常の一コマである。だが、それを見ていた彼にとってはそうではないのだ。遠くに薄れていく小さな影を、目を細めながら眺めて、ガっちゃんは口を開いた。
「話は戻るけれど、さっきの柿の木の持ち主の爺さん、毎年、柿を分けてくれる」
「へっ」
唐突な話の変遷にもとみは頓狂な声をあげた。
「俺たちの仕業は最初からバレバレだった、それでずっと目こぼしてくれていたんだと、なんでも自分も婆さんと似たようなことしていたから懐かしかったらしい、だからあっさり許してくれたし、今でも食いきれないからと実家に持ってくる」
「そうなんだ」
「戦々恐々としながら頭下げにいったのに、笑いながら言われたよ『お前がもっと上手くやらないから女に逃げられるんだ』ってさ、すっげえ恥ずかしかったのを覚えてる」
「そう、だったんだ。うん、それなら少しは気が軽くなるかな」
「ああ、だから戻ったら一回、会いに行ってみよう、多分すごい喜ぶ」
「うん」
「――違うな」
「なにが?」
「ごめん違った、伝えたかったのはそんなことじゃないんだ、ええと、さ――」
ガっちゃんは言葉を探るようにして視線を中空にさまよわせる。
真面目な顔をして、大事な何かをかかすことのないように、祖語のないように、ありのままに彼女に伝えられる言葉を必死で探していた。
もとみもそんな真剣な彼の様子に黙って待つ。
そこまでの時間はかからなかった。
ガっちゃんは伝えるべき言葉をまとめると彼女へと向き直る。その顔は緊張したように強張っているようにも見え、それとも、決意がすんで穏やかに微笑んでいるようにも見える、不思議な顔だった。
「昔さ、僕に『ガっちゃん』って呼んでくれたのがさ、本当に嬉しかったんだ」
「うん」
「そして今でも、こうして笑いながら話し合う関係でいられる、それもまた嬉しい。君がなんで落ち込んでるかも、なにが不服なのかも完全には分からないけれど、これだけは言っておこうと思う――佐野もとみさん」
「はい」
ガっちゃんは一息つくと、述べた。
「僕は、あなたが好きです」
●
現実へと帰還してきた二人に、私はつめよられるも、知らぬ存ぜぬを突き通した。
二人して急に黙り込んで、こちらから話しかけても呆然と歩き続けるばかりであったから、怪訝に思いながらもありすと一緒に目的地までやってきたのだと、言い張った。
それでも食い下がってくる二人に「それではいったい君たちは、何を見て、何をしたのかね」と問うと急に顔を真っ赤にして口をつぐんだ。
これにて問題はすべて片付いたのであった。
「二人はずっと私には分からないところにいたんだよね?」
「ああ、そうだね」
視線の先に、周囲からからかわれて騒いでいる二人を眺めながら、ありすが尋ねてきた。縁日の夜、楽しそうに笑っている二人は提灯の橙色の灯りに照らされて、揺らめいているように見える。
「私もみたかった」
「もちろんすべて記録してあるよ」
彼らはずっと夢幻の世界にいて、本来ならそんな記録など残るはずもないが、私にとっては造作もないことである。彼らの知覚そのものを記録すればいいのだから。
「人の心の中って、どんなところなの?」
「あまりおススメするものではないね、けれどあの二人は悪くなかった」
「ふーん」
ありすは私と喋りながら、トコトコとゆっくり歩く。普段の彼女であれば、もっと周囲の様子に興味津々と視線をさまよわせそうなものなのに、今日はじっと二人の様子をとらえて離さない。
「暖かいのかな?」
「そうでもないよ」
「明るいのかな?」
「ほの暗い所だって色々あるさ」
「楽しいのかな?」
「ああ、愉快ではあったよ」
ぽつぽつと繰り返される疑問の声に答え続ける。
「私ね、ギミック。あの二人のこと大好きになっちゃった」
「そうだろうね」
「ガっちゃん達だけじゃない、お父さんやお姉ちゃんたち、かおりさん達もみんな」
「だろうね、だってそういう風に仕向けたのだから」
「でもね、やっぱりギミックが一番、大好きなんだ」
「ありがとう」
この子は本当に聡明な子供だった。私が何を狙ってありすを周囲の人間と関わらせていたのかを分かっている。そうして、私の望んでいることも正しく理解しているに違いなかった。だからこそ、正解を導き出せると信じていた。
不思議なことだ。誰が何を感じて考えているかなど、簡単に察知できる私にとって、人の気持ちを推測して信じるなど、脳内端末をもたない彼女しか存在しないのだから。
「だから――」
ありすは、とても辛そうに重たい口を開いた。
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